【感想】指し手の顔(上) 脳男2

首藤瓜於 / 講談社文庫
(44件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
3
14
16
4
0
  • 主人公は誰?…

    キリスト教、精神医学に
    興味があって、鈴木一郎の
    出番が気にならない人ならば
    楽しめると思います。
    僕個人は、下巻へつながるまでの
    タラタラと長い伏線?のような
    内容でも、楽しめたと思う。
    でも、興味ない人はどうかなぁ?
    主人公の活躍を抜きに考えれば
    面白いと思いますが。
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    投稿日:2014.03.02

  • あの衝撃の脳男 前作より1年後の追撃

    前作より1年、「脳男」は上巻ではバックグラウンドで動き、精神疾患者による異常犯罪を追って刑事の茶屋のほか精神科医鷲谷がすべての事件を操る黒幕に迫ってゆく過程をみまもる展開。
    前作でベールに隠されていた「脳男」鈴木一郎の少年時代や巻き起こした事件を知る人物により、なぜ鈴木が「脳男」になったかまでが明らかになり、下巻に向けて進んでいきます。
    映画を見られた方、前作を読んで深堀りしてみたくなったらぜひ手に取ってみてください。
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    投稿日:2013.09.28

  • 描写はさらに過酷

    ちょっと刺激が強いです。前作はイントロなので謎が多くても良いのですが、今作は主人公の立ち位置をハッキリさせるための作品?体の構成がよくわからなくなりました。次作に期待、でしょうか?

    投稿日:2013.10.06

  • 映画化もされた首藤瓜於による「脳男」の続編上巻!

    本作は全3章に分かれているが、第1章は前作「脳男」の主役ともいえる鈴木一郎は出てこない。準主役級の土屋もそれほどの活躍もせず、どちらかというと真梨子が主役的な扱いを受けている。一方で、謎の人物によるモノローグが随所に差し込まれ、物語に奥行きを与えつつ、一方で読者を混乱に陥れる。
    精神病院に通院記録のある人物による事件が頻発するようになったことで、そこから事件の裏にある背景を探ろうとする茶屋と真梨子。しかし、あと少しで届きそうなところですべての鍵を握っていそうな人物が殺され、捜査は混迷を極めていく。
    上巻を読み終えた段階ではまだまだ謎は謎のままで、第2章から鈴木一郎も登場するが、その目的もその行動が意味するものも全くの謎のままだ。続きが気になりながらもその重量級のページ数に圧倒されつつ、読むことになる。それもまた楽しみの一つかも。
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    投稿日:2014.02.09

  • 脳男2

    脳男Ⅱはたっぷり上下巻。警察小説っぽくなってる。上巻は、「事件編」といった感じ

    投稿日:2014.04.03

ブクログレビュー

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  • まべ

    まべ

    このレビューはネタバレを含みます

    おー、まだ出ないか鈴木一郎。こんなにちょろっとだけ出されると、否が応でも次回の出番に期待してしまうではないか。それにしても、難しい。精神的な病気の話、それに伴う専門用語、宗教の事などは1度読んだだけじゃとてもじゃないけど理解できません。それに加えて、これでもかっ!ってくらい細かい情景描写…。今回かなり飛ばし読みしてしまってるので、大事な所を見落としてなければいいのだけれど…。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.01.23

  • mira-in

    mira-in

    このレビューはネタバレを含みます

    新刊のために再読。

    のはずだったんだけど、まっさらな気持ちで読了後は感動しました。
    上下巻で、ほぼほぼ出てこない鈴木一郎に、逆の意味でハラハラさせられつつ、それでも鈴木一郎を匂わせる加減とか、強烈な敵に対する期待とか、相変わらずの鷲谷先生の愚鈍プリっていうかね、そういう焦れた感じとか。
    様々な感情の中、信仰とか象徴とか、いろんな難しい背景が絡まって大騒ぎw

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    投稿日:2023.11.13

  • shima

    shima

    脳男の動きがどう繋がるのか気になる。

    結構描写猟奇的だなー

    精神的問題がある場合の犯罪についての話だけど、
    そこに結論というか、何かあるのか。
    精神的な病理が、現代ある程度認知されてる一方で、
    本的な治癒をしない医者がいたり、
    逆にそれを悪用する人間もいるわけで。
    そこについても、先が気になる。
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    投稿日:2022.07.21

  • かとう

    かとう

    下巻が見つからないので上巻だけ読んだという状況をなんとか抜け出したい。が、もう内容を忘れてしまった。
    正直、脳男が面白かったのでちょっと落ちた感じ…

    投稿日:2022.03.23

  • ゴン

    ゴン

    脳男に続きぐあるって知って買った一冊。

    前作の内容の一年後という設定の話。

    前作の内容をあまり覚えてないので、読み始めは登場人物がこの人が医師とかこの人が刑事とか忘れてて、話の内容に興味がもてなかった。

    精神に異常がある人の考えを書いてある文章や精神医学に関する説明とか、頭の悪い自分には理解できず読みにくかった。

    事件を捜査する方の内容はよかった。
    刑事同士でバチバチやりあっている所とかよかった。

    上巻半分くらいからやっと興味が出始めた。
    どうなるか続きが気になる上巻でした。
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    投稿日:2021.08.12

  • nekotaro

    nekotaro

     2000年に刊行された''脳男''の続編で2007年に刊行されました。
    精神科医の鷲谷真梨子は、感情の無い男鈴木一郎の事件から一年が経ち当時と同じ病院愛宕医療センターに勤めて居た。

     レストランに大男が乱入し暴れ怪我人多数が出た、その男はその後もコンベンションホールで1人を刺し殺し逃亡、更には警官2人を刺し殺し逃亡している。
     被疑者は元関取の寒河江で教会で住込みのポランティアで以前には精神科に掛かっていた。

     寒河江は、逃亡中のショッピングモールで警察官に包囲され逃亡を計ったが射殺された。その事件の三年前から精神科医を受診した患者が突然、暴力や殺人を犯す事件が頻発していた。そんな中、事件との関係を疑われている病院と不正な取引をしている医療ブローカー松浦善三が首を切られて殺され、現場に一年前の事件現場から逃亡した鈴木一郎のDNAが採取された。

     今回は、精神病患者が殺人を犯し背景には医療ブローカーが介在した医療保険詐欺が背景なのか? 
    続きを読む

    投稿日:2021.07.31

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