【感想】村上海賊の娘(一)

和田竜 / 新潮文庫
(149件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
33
45
46
6
1
  • 海賊の痛快本

    4冊 一気読みするほど痛快で時を忘れさせられる物語である
    村上海賊のある姫の活躍と他部族(泉州)の海賊の戦さの攻防などは圧巻の表現だ。
    作者の綿密な史実の調査の上の執筆には感服するしかなかった。それほど歴史に
    基づくものでしかも面白く、織田信長の姿の描写も必読に値する。
    続きを読む

    投稿日:2017.05.05

  • この娘、けた外れに強い!

    タイトルのまんま、村上海賊の娘の話なのだが、この娘のキャラがすごい。腕っぷしはめっぽう強く、拷問も人殺しもへっちゃら。気性も荒く乱暴だが、単純で素直な面もある。笑えるのは、瀬戸内ではブスで有名なのに、大坂ではべっぴんともてはやされ、結局どっちなのかわからない。推測するに現代なら美人なのかな?この小説で明らかに和田竜さんの筆力がレベルアップしてるのがわかる。従来のエンタメ重視の軽い書き方ではなく、古文書の記述をよく分析しながら史実の再現に努めていることで、歴史小説としての重厚感が加わっている。続きを読む

    投稿日:2019.01.19

ブクログレビュー

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  • ひろ

    ひろ

    全四巻からなる戦国時代歴史小説。

    大坂本願寺を寄越せと圧をかける織田信長。

    どうしても本願寺だけは譲れない一向宗。

    信長に抵抗すると決めた大坂本願寺(一向宗)が雇った傭兵・雑賀孫市が、戦に必要な兵糧は毛利家に、運搬は海路で村上水軍に頼れと提案する。

    そこから舞台は毛利家と村上水軍へと移っていき、能島村上水軍当主の娘、村上景(気が荒く、醜女と周りから言われている)が主人公として話が進んでゆく。

    この第一巻は前半に地理、地名、家系、人名、時代背景がわんさか登場してややこしい。

    なんとか把握したあとは少し読みやすくなる。

    毛利、その他歴史の人物がどうあったか、海賊がどういうものだったかが史料を挙げて説明されるので『へぇ』と思うこともある一方、どこまでフィクションなのかが歴史に疎いわたしにはわかりにくかった。

    とはいえどちらにしてもエンタメ歴史小説として面白いので全四巻、読破したいと思います。
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    投稿日:2024.02.15

  • はるじん

    はるじん

    図書館にて。
    この本が出たばかりのころに読んでみたが、全く進まなかった。
    しかし今年、小2息子が戦国武将にハマり、それに付き合ううちに「村上水軍」の話になり、この本を思い出して再読。
    いや面白い!
    だ物語は始まったばかりなので評価はつけづらいが、ワクワクしている。
    出会うタイミングは大事だな。
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    投稿日:2024.02.08

  • かえるこ

    かえるこ

    1巻読み終えてもキャラの強さにまだ慣れない…。
    のぼうがすごく面白く感じたし評判もいいし、読み進めるどこかで楽しくなってくることを期待してます。

    投稿日:2024.01.23

  • mminnie62_bookreview

    mminnie62_bookreview

    正直、最初の100ページくらいは、あまりストーリーが入ってこず…
    最後の100ページくらいで、登場人物の相関図が理解できるようになり、楽しくなってきた。
    積極的に続編(二)が読みたいかというと、、申し訳ないが答えは否。
    まあ機会があれば、という感じです。
    新人賞とってたり、有名な歴史長編だったからちょっと期待外れ感が個人的にはある。
    生粋の歴史好きには、たまらん小説なんだろうな。
    たぶん漫画の方が楽しめる、と思う!続編読むなら漫画で読みたい!うん。
    続きを読む

    投稿日:2023.12.03

  • haru

    haru

    村上海賊の話。初めて読みました!景や弟の景親、兄の元吉や父の武吉、来島村上の吉継、因島村上の吉充、眞鍋七五三兵衛やその父、眞鍋道夢斎など個性豊かな人が出てきて面白かったです。石山合戦の本願寺側影役村上海賊がこれからどんな活躍をするのか楽しみです!【小5】続きを読む

    投稿日:2023.12.02

  • サトウ

    サトウ

    とりあえず一巻。いい感じにこれから面白くなっていきそう。ワクワク。
    勝手に景の顔は中村アンさんとか高橋メアリージュン的な人を想像してます。(目鼻立ちとかの描写から)
    時代が違えば美醜の考え方も違うのね...。

    当時の国どうしの地理関係とかちゃんとリアルタイムで追いつくためには集中して読む必要があるが、この感覚を頭に入れたまま日本中(特に近畿、四国、中国)を旅したらとっても楽しそう。
    城址めぐりしたくなる。特に中四国は知らない地名ばかりでぜひともしまなみ海道から探索してみたい。

    眞鍋家の泉州弁がだいぶガラ悪くて、泉佐野出身の友人のことを思い出して愉快だった。
    続きを読む

    投稿日:2023.11.12

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