【感想】警官の貌

今野敏, 誉田哲也, 福田和代, 貫井徳郎 / 双葉文庫
(31件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
1
11
16
1
0
  • よい短編が集まって更に高みに!

     防犯課とプロの窃盗犯、看守の暗黒面、国際犯罪の警察内通訳、殺さない犯罪と死刑。警察内の色々な顔(貌)をみせてくれます。一遍一遍の出来は各作者様の実力通りの出来の良さ。その短編4つの質を更に高めているのは、一冊の本にした、構成、編集の妙と思います。相乗効果ってこういう事だなぁ。 この組み合わせで一冊でないと、私は怖くて読めなかったかもしれません。GOOD MATCH!続きを読む

    投稿日:2015.09.01

  • 4冊分のお得感あり♪…

    ビッグネーム4人の短編集に思わず、
    かぶりつき。いや~面白かったです。
    意図的かどうか?は不明ですが僕が
    思うに、話しの順番が良かった。
    若干、救いのあるいい話しから、
    身の毛もよだつ話しへ。
    最後の貫井氏のは、少し怖かった…
    怖過ぎたので短編で良かったですわ。
    1人の作者さんの短編集ではなく、
    4人の短編集ということで、4冊分の
    本を楽しめた感があります。
    買って損なし!の逸品だと思います。
    続きを読む

    投稿日:2015.02.23

ブクログレビュー

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  • zippin

    zippin

    警察小説、読み切り4編アンソロジー。
    警視庁捜査三課という華のある捜査一課に比べると地味な存在だか、魅力的コンビを登場さて読ませる今野敏。
    浅草署の留置係員の初老巡査部長でラストにはこう来るか!と読ませる誉田哲也。
    警視庁通訳センターの通訳捜査官と保安課の二人は独身寮時代は相部屋、現在は官舎の隣同士の縁。二人が合わさるとキレキレの活躍をするというお話の福田和代。
    残忍でショッキングな傷害事件で始まる、近未来的設定の貫井徳郎。
    何れもちょっと眺めの短編なので読見応えありのアンソロジー。
    続きを読む

    投稿日:2023.06.15

  • ひゃっほう

    ひゃっほう

    図書館で借りて読んでみたものの、 全部読んだことがありました。
    でもレビューが残ってない?ような。

    それぞれ、別のものに収められていたのでしょうか。可もなく、不可もなく。
    つまらなくないけど、「面白い!」というほどでもなく。

    警察小説好きの方の退屈しのぎにはなると思います。
    続きを読む

    投稿日:2022.09.21

  • kiyop92

    kiyop92

    警察官目線の話は、面白いけれど、犯罪者は勿論だが他の人々も見下したような表現がある。そこに違和感を感じるのは、私は警察官とは反りが合わないからかもしれない。

    投稿日:2020.04.08

  • nami

    nami

    警察小説4篇。警察小説といっても色々なんだな。あまりにグロテスクな描写は苦手だ。お仕事小説が好きな自分は組織の内情がわかるような内容がいい。警察といっても仕事は色々なんだな。その内部事情を知るにはもっともっと読まないと。
    4篇の中では今野敏『常習犯』が良かった。
    続きを読む

    投稿日:2020.03.13

  • risatti3

    risatti3

    警察小説の短編集4作。
    はじめて読む方もいたけどどのお話も面白い!
    今野敏、誉田哲也は裏切りませんな。

    投稿日:2019.10.09

  • mendako

    mendako

    四人の語り部による警察小説。
    捜査三課、留置係、保安課と通訳捜査官、強行犯係。
    あまり馴染みのない仕事もあるだろうか。

    捜査三課は窃盗犯を扱う。プロ対プロ。
    職人気質の警察官が多い部署だが、本作では、よれた(イメージで、本人はちゃんとしているつもり、らしい)服を着た警部補と、32歳という中堅どころの女性警察官がコンビを組んでいる。
    女性警察官は武田秋穂、警部補は萩尾秀一。
    長編も出ており、ドラマ化もされているらしい。
    タイトル通り、常習犯と対峙するのだが、果たして「牛丼の松」は人を殺したのか?
    謎解きもしながら、プロ意識、職人という言葉に想いを馳せたい。

    胸糞悪いのは『三十九番』。
    留置係というあまり面白くなさそうな(真摯に仕事をしている警察官には申し訳ないが、あくまで物語として、だ)仕事からどう話が進むのか。
    あえて刑務官にしなかったのは、出たり入ったり、というところに物語を動かす鍵があったようだ。
    とにかく後味が悪い。

    『見ざる、書かざる、言わざる ハーシュソサエティ』は少し変わったタイトルだ。
    冒頭から、おぞましい光景が広がる。
    そのやり口や、犯人、目的はすぐにわかりそうなもの。
    なんだそれだけか、と思ったら、それは違う。
    ひねったタイトルとは言えないが、主題を端的に表している。
    続きを読む

    投稿日:2019.09.25

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