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富樫倫太郎 / 中公文庫 (16件のレビュー)
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総合評価:
moga
9
青春大河のラストを飾る
早雲の〜、信玄の〜、ときて、ラストを飾るのは越後の虎こと、謙信の軍配者、宇佐美定行(曽我冬之助)。でも天才!謙信が目立ちすぎて活躍の場がありません。人生のバックボーンも勘助に喰われてちょっとかわいそう…です。 これは『謙信の軍配者』という単独の本ではなく、『軍配者』または『足利学校』の3巻目として読むのがよいのではないでしょうか。 ちゃんと早雲〜から読むのをお勧めします。続きを読む
投稿日:2015.03.29
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睦月
1
幼い約束が果たされたとき・・・
大河ドラマにもなり、「敵に塩を送る」の諺の由来となっている武田信玄と上杉謙信。 ですがこの作中では、そのような温情らしき逸話は出てきません。むしろ憎みあっていたと言って良いほどです。尤も時代背景を考え…れば、物語の流れの方が自然かも知れませんが。 そのような強烈な主を持つ山本勘助と曽我冬之助。特に曽我冬之助は物語では存在が霞みがちです。ですが物語が進むにつれ、過去のシリーズにちりばめられていたキーがストンと昇華されていくような感覚を覚えました。 先にレビューを書かれている方の仰るとおり、「早雲の軍配者」から読むことをお勧めします。続きを読む
投稿日:2015.04.05
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めがねパパ
軍配者シリーズ、ついに読み終わってしまった…しばらく軍配者ロスになるかも。 早雲→信玄→謙信と、3部とも一気読み必至。 登場人物が皆個性的で魅力がある。 最後まで読んで、このシリーズの本当の”主役”…は、四郎左だなぁと。(あくまで個人的にだけど) 怒ったり喜んだり、とりあえずよく泣いてしまう人間臭さと、波乱万丈としかいえない人生の歩みに、一番感情移入できたし、ところどころに出てくる「名言」もよかった。 続きを読む
投稿日:2023.07.09
亮
軍配者シリーズ。 窮地の武田軍を無敵の軍団にした山本勘助。 長尾景虎の軍配者となった曽我冬之助。 川中島での両雄の軍配が鎬を削る。 上巻では第二回の川中島までが綴られる。 尾張の織田がまだ…チラッとしかでてこない戦乱の世。 病床の雪姫が鬼籍に入り、上巻が終わる。 心優しき醜悪な面妖の軍配者の心に芽生えたものは... 今のところ、物語の主軸は謙信の軍配者というよりは信玄の軍配者だが。 下巻に期待。続きを読む
投稿日:2023.01.17
のりのり
とても読みやすかった。時代小説特有の堅苦しさがなく、情景がどんどん浮かんで来る。表題と内容が、若干ずれるかもしれないが、それはそれで楽しめばよいことなので。
投稿日:2022.04.22
三田主水
http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2012/09/post-2d1d.html
投稿日:2021.12.04
豊太郎
上巻ではあまり冬之助の活躍には御目に掛かれなかった。 一方で敵方武田軍からの語りの部分も多く、信玄の軍配者の続きを読んでいる様な感じに囚われた。 まあそれはそれで面白い。
投稿日:2020.05.04
ホースケ
かつて扇谷上杉家の軍配者であった曽我冬之助は、小田井原の戦いで四郎左の助けで越後へ落ち延びた。 越後の長尾家は内乱が治まり、景虎が国を治めていた。 景虎には神がかり的な戦の才覚がある一方、権威に…は弱く金もないのに上洛を夢見て、全く政には関心のない両面があった。 そんな折、関東管領の山内上杉家に上洛の口添えをすると唆され、さらには武田家に敗れて越後に落ち延びた村上氏からは北信濃での助力を頼まれ義憤に燃える。 そしてついに、長尾景虎が動く。 第五回にわたって上杉と武田の間で行われた川中島の戦いの幕開けである。 下巻に続く。続きを読む
投稿日:2018.11.29
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