川あかり

葉室麟 / 双葉文庫
(39件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
8
12
14
0
0
  • 急場を何とかしなければならん、サラリーマン、頑張れ!な、お話し。

    何しろ、現場で緊急事態発生なのです。

    偉い人や経験値のある人ではなく、私が任命されてしまいました。

    会社に期待されているあいつでは無く、汚れ仕事を俺が何で・・・・・

    と言う処ですが、機転とちょっとの意地、そして縁で乗り越え、明日をつないでいくお話し。

    清々しい物語でした。
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    投稿日:2015.04.04

  • 落ちこぼれ侍、奮闘記!

    自他ともに認める藩で一番臆病者の伊東七十郎が藩の派閥争いに巻き込まれ、刺客に仕立てられ・・・
    川止めというシュチエーションを使って、人出会いや人情の機微を上手く描いてますね。
    全てにおいて頼りない主人公七十郎を他の登場人物だけじゃなく、
    読み手もいつのまにかほっとけなくなっているはず^^
    そんな七十郎が何も出来ないなりに頑張る姿に感動して力を貰えますね。
    読後は爽やかな気持ちになれるそよ風の様な小説です。
    全ての人にお勧めです!
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    投稿日:2016.08.16

  • 読後感清々しい

    評判通りに楽しめる。渇れた清々しさ、忘れがちな人々、人生のあや取りの様な面白さが良かった。

    投稿日:2015.06.06

  • 読後感の清々しさは葉室麟作品の中でピカイチかも

     昨年(2017年)末、惜しくも他界された葉室麟。私もこれまで数冊読みました。どれもこれも重厚で後を引く作品でありました。彼の数々の受賞作に輝く小説群の中で、この「川あかり」は無冠です。でも、葉室麟の作品の中で、他の方のレビューのとおり、ごれほど清々しい気持ちになる小説はないと思います。
     物語の中で「川明かり」という語句の説明もありますが、最初は作者の造語かと思いました。でも広辞苑にも載っていますので、一般的な言葉なのでしょう。とは言え、日が暮れても、ほのかに白く輝く川の光は、辛い浮き世の一筋の光明なのかもしれません。
     物語のあらすじは、作品紹介でおおよそわかると思いますが、この市井の人々との交流が、主人公を大きく成長させます。サラリーマンなら、伊東七十郎ほどでないにせよ、多かれ少なかれ宮仕えの悲哀を感じない人はいないでしょう。本当に大切な物は何か、普段は忘れがちな何かを思い出させてくれる一冊だと思います。

     「大切にせねばならぬ者のことを何と呼ぶが存じておるか?」
     「わかりませぬ。お教え下さい。」
     「友だ。」

     思わず落涙いたしましたよ。

     最近少々、お疲れ気味のあなた。是非、ご一読を!
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    投稿日:2018.02.03

ブクログレビュー

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  • masato

    masato

    面白かった!
    正直、マンガライクなエンターテイメントストーリ(笑)

    本作の主人公は、藩で一番の臆病者と言われる伊東七十郎。剣術も苦手な人物。
    その七十郎は、派閥争いの渦中にある家老の暗殺を命じられます。
    家老が江戸から帰るところを討つわけですが、長雨で川止めに。そこで、木賃宿で川明け待つことに..
    しかし、その相部屋では、一癖も二癖もある連中ばかり。とりわけ、あやしい5人組。浪人だったり、お坊様だったり、猿回しをしているものだったり、妖艶な姉さんだったり、ヤクザ者だったり..

    この5人と七十郎の関係が深まっていくところが素晴らしい
    七十郎の臆病さ、だめさ加減が川止めの間に起こるさまざまな出来事で印象付けられます。
    一方で、七十郎の武士としての矜持も描かれます。

    そして、いよいよ川明けとなり、七十郎は家老を斬ることが出来るのか?
    といった展開です。

    本物の勇気
    大切なひとを守ろうとする気持ち

    それが最後、ヒシヒシと伝わってくる物語です
    文左衛門の台詞にあついものが込み上げます。

    「大切にせねばならぬ者のことを何と呼ぶか存じておるか」
    「わかりませぬ。教えてください」
    「友だ」
    しびれる....

    とってもお勧め
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    投稿日:2019.09.15

  • jinma46

    jinma46

    人は窮地に陥った時にこそ、真価が問われるという。ちょっと変わった人物造形と展開でしたが、表層的なことではない、人として大切なものを描いた作品ですね。藩一番の臆病者であるはずの主人公、七十郎。窮地に陥った彼に何が訪れるか…楽しく惹き込まれましたよ。満足です続きを読む

    投稿日:2019.03.30

  • あやごぜ

    あやごぜ

    藩で一番の臆病者といわれているのに、刺客を命ぜられてしまった。伊東七十郎。
    雨の影響で川止めになっている間逗留する事になった木賃宿では、クセが強すぎる面々と相部屋になってしまい、今後が思いやられる・・という、ところから話は始まります。
    話が進むうちに、相部屋になった一見めんどくさそうな面々も、実はとある事情を背負っている事が明らかになり、彼らと七十郎との妙な絆が生まれていく過程が良いですね。
    七十郎も決してただの臆病者ではなく、人として大切なものをしっかり持っている若者なのです。
    読んだ後は、心が温かいものに満たされるような、そんな気持ちになりました。
    続きを読む

    投稿日:2019.02.01

  • mitu310

    mitu310

    藩で一番の臆病者と言われる伊東七十郎。カエルが顔に飛んできただけで腰を抜かし頭を打つ。しかも、そのカエルを可愛そうだと殺すことも出来ない。

    青年武士たちが藩政改革を唱え立ち上がっても、「怖いから」と参加出来ない。

    そんな彼に与えられたのが「刺客」としての密命。

    権力闘争に巻き込まれ、無理難題を押し付けられる。

    青年を利用する指導者は醜い。


    川止めにより、一癖も二癖もある連中と関わりあいを持たざるを得なくなる七十郎。

    トラブルに巻き込まれ、必死にそれに立ち向かっていく中で、彼は自分でも気づかない「宝」を見つけていく。

    それは自分の中にもあり、すぐ目の前にもある。だが、なかなか気づくことは出来ない。


    他人なれども語らひぬれば命にも替わるぞかし。

    人のために火をともせば、我が前明らかなるがごとし。

    同窓の先輩が薦めてくださった力作に偽りなし。
    図書館で借りたが、読了後購入。


    人は誰かのために生きる時、無限の力が発揮出来るの。

    宿命すら乗り越えていけるのだ。
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    投稿日:2018.05.29

  • syup0116

    syup0116

    勧められて読んでみた。勧めてくれた人には悪いけど、前から私とは好みが違うなぁと思ってたから、あまり期待せずに読んでみた。
    藩で一番の臆病者の主人公 七十郎がどういうわけか、刺客に命じられて死を覚悟しながら赴けば、悪天候続きで討つべき相手が川止めでボロボロの木賃宿に投宿することに。
    そこで出会うわけありな人々に最初は反発しながらも、遂には深く信頼しあい、友となる。

    途中まではあんまりページが進まなかったけど、中盤からはすごく良くなった。
    心に沁みるシーンがいくつもあり、特に明日には川明けで、刺客としての使命を果たす=死ぬ事になる夜、寝付けない七十郎とお若のやり取りがいい。
    葉室麟さんは初めて読んだけど、他のも読んでみたくなった。
    続きを読む

    投稿日:2017.06.29

  • ナウサール

    ナウサール

    話の流れや登場人物のキャラクターが単純すぎて童話の如し。それなりに軽く楽しんで最後まで読めたが「銀漢の賦」とは大違いでさほどの感動はなし。

    投稿日:2017.02.26

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