【感想】終わらざる夏 上

浅田次郎 / 集英社文庫
(72件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
19
28
14
5
0
  • 深い

    考えさせられる一冊
    いつの時代も人の為にいきる人 自分の職務にまっとうしようとする人 こう言う話は読んでいてひきつけられる 自分はこういう風に生きることが出来るだろうか?

    投稿日:2015.07.09

  • 此れは凄いね❗

    まだ上巻だけど予感がする。戦争、運命、人間性、壮大なストーリーかと。しかも史実を勉強する契機にも。凄い始まりです。

    投稿日:2014.12.24

  • 太平洋戦争の終戦詔勅のその後

    天皇陛下の終戦詔勅を聞いても信じられず、太平洋戦争は続いてと信じ死闘を続けた兵隊さんは随分居たと父に聞いていた。
    そんな思いからこの本を三冊読んでみた。戦中は日本の領土の最北端とされるカムチャッカ半島と近接したシムル島。ここにいた陸軍の
    精鋭の戦車旅団、それも無傷の状態で・・・・ 読んでいるうちにその島に配属された兵隊になったような気になる展開にのめり込んで
    しまった。最後の結末は戦死、捕虜となるのだか、搭乗人物となる三人の個性にも注目される戦争小説でないかと思う。みなさんも是非
    ご一読を。
    続きを読む

    投稿日:2014.05.08

  • 終わってほしい夏

    赤紙一つで日常生活から切り離されてしまう不条理からすべての話が始まります。
    送り出す家族の側から、送り出された兵隊の側から。交わうことがないはずのロシア人と日本人の子供たちとの不思議な交流。
    一つ一つの話ががよく出来た短編小説の様に交わりながら大戦の一面を描いていきます。
    少しづつ読み進めることが出来る連作短編集の様です。
    終戦を祈りながら、登場人物の無事を祈りながら読み進める・・・
    登場人物達と交わった読者は誰に怒りをぶつけたらいいのでしょう。
    続きを読む

    投稿日:2014.04.26

  • 小説として面白いとは思いますが。。。

    戦争により個人の人生が大きく変わってしまう事にフォーカスが当たっており、「何がなんでも戦争はダメ」というトーンには必ずしも賛成し兼ねます。戦争も外交の一手段でありそれそのものを一切否定してしまっては大東亜戦争を戦われた先人に申し訳が立たないと思います。戦争は避けられるなら避けたいですが、もし戦争になってしまったら大事な人を助けるために戦える人間でありたいです。続きを読む

    投稿日:2014.03.15

  • 複数の登場人物

    昼休みに少しずつ読みました。複数の登場人物視点で物語が進行していきます。壬生義士伝を思い出しました。

    投稿日:2013.12.21

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  • ゆうりしぼうさん

    ゆうりしぼうさん

    まず上巻を読みました
    難しい言葉や知らない立場など多く、理解できていないところも多々ありますが、ちょうど終戦直前に赤紙が来たと話していた、いまは亡き祖父を思いながら読みました
    鬼熊軍曹のお母さんへの愛情が涙を誘います
    中巻も楽しみです
    続きを読む

    投稿日:2025.04.26

  • しゅうへい

    しゅうへい

     戦争への激しい怒りが詰まった作品。

     終戦直後の「知られざる戦い」に向けて登場人物たちがその舞台へ集結する。

     理不尽な赤紙。

     見送る者の悲しみ。

     嵐の予感。…

     悲劇が待ち受けていそうな予感をひしひしと漂わせながら、情感溢れる群像劇が繰り広げられ、人間模様の機微に唸った、続きを読む

    投稿日:2024.11.05

  • Minoru Ikuta

    Minoru Ikuta

    終戦の後に、千島の先で、こんな出来事があった事を全く知らなかった。徴兵される誰しもにある人生と家族。敵国にも多様な国籍があり、また家族、人生がある。これらをオーバーラップさせる事により、我々戦争を知らない世代にも情緒的に伝えてくれた。続きを読む

    投稿日:2024.08.20

  • 近藤真弓

    近藤真弓

    大正生まれの人たちが次々と兵隊にとられたんですね。
    たしか、祖父の兄たちが何人もそれで亡くなりました。
    そのとき、曾祖母は何を思ったのか…。

    投稿日:2024.03.24

  • ibarakimaru

    ibarakimaru

    太平洋戦争末期にアリューシャン列島の最先端部である根室から1000キロ、ソ連のカムチャッカ半島先端と目と鼻の先の占守島(シムシュとう)に取り残された戦車部隊の奮闘を描いた作品。ぜひ実写化して欲しい。
    「終わらざる夏」は第11戦車連隊の顛末だけを描いた作品ではない。徴兵された元出版社勤務の45歳の老兵、缶詰工場に送られた女工達、上陸作戦に駆り出されたソ連兵、その後のシベリア強制労働など、さまざまな人の織り成すドラマ。
    第11戦車連隊の兵士の目線と上陸部隊のソ連兵の目線と、両方から語られる。
    心に響いたのはヤクザ者の萬吉が45歳老兵の子供(集団疎開中だが脱走)を助けるシーン。
    浅田次郎は戦争の悲惨さを伝える事に人生を賭けていると感じる。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.08

  • ysano911

    ysano911

    浅田次郎『終わらざる夏』集英社文庫 読了。終戦間際の夏、北千島の占守島で起きた知られざる戦い。盛岡管内における3名の補充要員(英語翻訳者、歴戦の軍曹、帝大医学生)の召集過程が丁寧に描かれる。登場する一人一人にささやかな夢があった。最後に出てきた藁半紙の辿ってきた道程に思い馳せたい。続きを読む

    投稿日:2023.12.09

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