【感想】男の作法

池波正太郎 / 新潮社
(184件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
46
58
45
13
2
  • かっこいい生き方

    かっこいい生き方、考え方の参考になります。
    こういう男になりたい・・・、こういう男と付き合いたい、と思わせる本です。
    もしろん、男尊女卑的な古い表現もありますが、それを差し引いても良いと思える本でした続きを読む

    投稿日:2014.01.12

  • 男の作法というタイトルですが。

    女性でも参考になるエッセイです。
    なかなか池波さんのように心遣いはできませんが、読んだ後は背筋がシャキッとしました。
    こういう紳士には、なかなかお目にかかれなくなりましたね。

    投稿日:2013.10.02

  • 面白い!

    正直、少し古臭い内容があったりするのですが、そんなことを通り越してとても面白い。軽妙な語り口で、男はこうあるべきだというのを指し示してくれます。
    しかしその上辺だけを真似しようものなら、恐らくはそれこそダメな作法になるのかと思います。最後まで読んで、池波氏の言わんとする本質のところを理解できれば、男としての作法を身につけられそうです。
    各章、まず飯の食い方から始まってから本題に入るという構成なのですが、その描写にお腹が思わずグゥとなってしまいます。空腹時には注意!!
    続きを読む

    投稿日:2013.11.08

  • ダンディズムのバイブルとして

    この本は男の粋で繊細で、そして格好いい生き方を示した
    ダンディズムのバイブルと言ってもいいような本です。

    格好よくスマートに自分を表現したいと思われている方や
    特にある年齢の男性にとっては「なるほど!」と唸らされたり、
    または「分かる、分かる」と共感できる日常のトピックスが満載です。

    何気ない一言が心に残り、そしてふとした時に「あっ!」と思える
    そんな一冊でした。
    続きを読む

    投稿日:2014.01.09

ブクログレビュー

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  • doof

    doof

    2回目。箸休め的につい読んでしまう。古い本なので、もちろん時代錯誤な所もあるが、今読んでも粋だなぁと思う。また数年後に、きっと読み返すと思う。

    投稿日:2024.02.27

  • 560kinako

    560kinako

    このレビューはネタバレを含みます

    ひとつのことをやりながらつねに他のことにもきをくばる
    神経の回り方、体で覚える
    同じ時間に二つのことをやる、パット感覚で反射的にできるように日常のつまんないことで肉体を訓練する
    仕事のやり方が違ってくる

    理屈だけでは世の中わたっていけない
    人間そのものが理論てきに成立してない

    異論なめんで客観視するくんれん、色の感覚をみがく
    じぶんにあうきちょうのいろというのをいめる
    靴とネクタイは色をあわせないとおかしい
    おしゃれは自分のためにやる、じぶんのきぶんをひきしめる
    自分はどういう形のものを主張するのかを決める
    指の先を引っ掻ける

    ぶんそうおう、そのときの自分にあわせて、そもそもなんのためにそのものをもつのかを基準にする
    20さい、ライターカルティエ
    一転豪華主義はおかしい
    時計がおかしい、
    読み方が会得できる
    新しい時代感覚、
    ななめよみ
    熟読本
    日本人は感覚のこくみん、りくつでない
    わかいじだいにいろんなことをくびをつっこむ
    きぶんてんかんがうまくできないとだめ
    しんけいふといとばか
    すみからすみまでよく回る細かい神経と同時にそれをすぐ転換できてそういうことを忘れる太い神経ももってないと、両方をあわせもってないとにんげんはだめ
    英雄は神経細かい、英雄豪傑。
    自分にあったやり方でかいたくする
    気分転換のケースをたくさんもつために首を突っ込む
    麻雀は時間かかりすぎる
    絵描きになるつもりはないけどたのしみにかく、
    美術の本を見る、そのことだけでもきぶんてんかんできる
    貪欲にいろんなものを吸収しようとする
    いろんなものに応用できる
    どういうえをおあつめか
    銀行かとえ

    男の維持夢ロマン、だれにも真似のできない特技を身に付ける

    休まず遅れずははたらかず

    自分をみがく

    大勢の人を使ってひとつのことをまとめあげていく、そして初日の幕をあける

    一人で旅にいくと自分がわかる
    旅に出ることのひとつ

    演出をやることは自分を知る非常にいい機会

    すべてごぶごぶ、一日だけでも余裕をもって
    あまり期待しないで最悪の場合を想定しながらやる
    人間の予測が全く宛にならない
    落ちることを考える、最悪の場合を想定しながら自分のやるべきことはやる
    いつもごぶごぶ、はいるかもおちるかもごぶごぶ、戦士も五分五分
    その日から仕事ができる、時間のロス

    チップをやる、100えん、タクシー
    サービス料
    自分も世の中から恩恵をうけている、自分の世の中にできる限りは報いなければならないのが男をみがく
    形に出さないとわからないんだよ気持ちというのは
    ありがとうなんて安売りできるんだから
    100円は身銭を切ってだしたもの、気持ちが通じる

    おくりもの
    ネクタイ送るときはスーツしってないと
    ふろおけ
    ステッキ
    手紙を送る
    気持ちを率直にだす
    年賀状、絵を描く
    カレンダー
    時間の活用むずかしい
    3ヶ月単位、3か月先を見越したうえで現在の時間を使っていく、全て前もって前もってことを進めていくのが時間の使い方の根本
    時間の余裕をたえず使っておく
    まとめてたばこを買っておく

    他人に時間のうえにおいて迷惑をかけることは非常に恥ずべきこと

    男にとって結婚とはなにか

    自己本意の考え方が強い女!女の見分け方
    自分の女房にするかまず考えるとき女のなかでは他のことにも割合気が回る女かどうかということ


    はなしがおわるとがちゃんはだめなおんな

    電話のかけ方

    自分本意
    神経の回り方
    神経をはたらかせる訓練
    機会が麻痺させる
    家でごろごろ
    シーズンオフ
    京都は12月
    2.12.6月が旅行の楽しみかた

    たえずきゅうしんりょく、たえずそのことをおもってたら段取り、しぜんにそうなる

    結婚式と新婚がゴール?

    新婚旅行は水入らず観光シーズンはずして、落ち着いて水入らず
    人生の最大のハイライト
    新婚は一ヶ所か二ヶ所か
    これじゃ思い出にならない
    結婚したときに、いわなきゃ、母親をしかる
    ひとつのことをやるとき、どうせやるなら自分だけじゃなくてもっと色々な人に利益になるようなことはないか
    女の力女の責任
    浮気とは、
    おんながいっしょならおならだめ
    恋人ならあばたもえくぼがまんしちゃう
    30前に結婚、40暗いに女ができる
    はりあう、
    この人の女房になれなくていい人はいない
    あえるときにあいたいひとはいない、けんびきょう
    はりあう、男が苦しむ

    浮気のテクニック、あくまで浮気にとどめる
    いつだれにとられるかも

    女の肉体の方が強い、肉体的なもの
    アダムとイブ以来
    女がいかに恐るべき生き物であるか


    男の運を落とすのは女、女の運を落とす男もいる
    男の運を落とすのは女の責任

    男はわかれるつもりはない、女は浮気とは見ないのが女の気持ち、男は悪妻でないかぎりもどらないわかれることはありえない
    夫と年が違う

    夫婦もドラマチッスでない、顔まで画一化されてる

    いきる
    楽しみとしてやらなきゃ続かない
    人のいやがる仕事を進んでやる
    そのときの仕事をたのしむ
    さしおさえたのしむ
    仕事に身銭を切る!お茶くれる人に心付けをする、気分が違う
    若いうちにしかできないことやる
    自分にたいして将来役に立つ投資をする時代
    映画キチガイのほうがいい
    芝居の配役が人事
     おとこのみがきどきというものがある、苦境にたったとき、安穏なときにこそじぶんはなにしなきゃならない、70まで36年
    自分が死ぬということをしっかり考えろ
    自分は死ぬことに向かって生きているんだ

    忘れるように生きている
    いきているうちに

    幼児体験によってきまる、男をみがく
    人間一生は半分は運命的に決まっているかもしれない、だけど残り半分はやっぱりその人自身のもんだい、磨くときに男をみがくかぎ肝心、男はなんで自分をみがくのか、人間は死ぬというかんめいなじじつをできるだけ若い頃から意識する
    自分のまわりのすべてのものが自分をみがくためのみがき砂だということがわかる
    みがき砂としていかそうというきもち
    あさきがついたらいきがとまっていた大往生
    苦しみが少なくて眠ったように大往生

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    投稿日:2024.01.17

  • kiyop92

    kiyop92

    昭和世代、こうありたい、しかし叶わぬ令和時代。学ぶところ多々あり、実行出来ぬ事ほとんど、でも夫婦と親子の関係は同じはず。作法を心得にして暮らしてみよう。

    投稿日:2023.11.06

  • カムラ

    カムラ

    著者が冒頭に注意書きしているようにこれは過去の男の作法であり、池波正太郎の男の作法である。
    参考程度にとどめたい。

    天ぷら屋では出されたらすぐに食べるという点については納得した。
    料理を目の前にして駄弁ってるのは確かに料理人に対して失礼だ。

    クラブやバーでの遊び方とかは江戸っ子ならではで、こういった大人の遊びには憧れがあるけど
    田舎暮らしには真似できないんだよな。

    人生観や仕事観に関してはやっぱり昭和的な内容で、多少頷ける部分もあったけど時代による価値観は全然違うんだなと思った。
    あまり若いうちに読むとまにうけてしまうから、ある程度分別のつく用になってから読むのが良い。
    続きを読む

    投稿日:2023.10.09

  •  ぶどう

     ぶどう

    若い頃に読んで、最近浅草に縁があり再読。以前読んだ時には、池波正太郎、かっこいいな、との印象が強かったのですが、再読してびっくり。以前とは感じ方が全然違っている自分に驚きました。
    当時50代後半、もちろん大作家。若い人に教えている形式ではあるけれど、今読むとだいぶ偉そう。
    そして、女性への表現の仕方も、何となくモヤモヤとして良くも悪くも昭和的であり、時代は変わったんだなぁとしみじみしてしまった。女性蔑視ではない。もちろん。だけど、何かはっきりと男性と女性とでは区切られている感じ。
    若い時に読んだ時にはただカッコよさしかなかったのになぁ。年齢と時代が変わって、読んだ感想がガラッと変わったということか。
    池波正太郎も男の作法を女性が読むとは思っていなかったかもしれないなぁ。
    ただ、お寿司、天ぷら、蕎麦の食べ方をこの本で知り、いつか池波正太郎のように小粋な飲み方をしたいなぁと思う気持ちだけは今も昔も変わらずでした。
    続きを読む

    投稿日:2023.06.25

  • ジャストかもかも

    ジャストかもかも

    このレビューはネタバレを含みます

    ・顔…人間とか人生とかの味わいというものは、理屈では決められない中間色にあるんだ
    男の顔をいい顔に変えて行くということが男をみがくことなんだよ
    ・目…何の利害関係もない第三者の目に映った自分を見て、普段なかなか自分自身ではわからないことを教えられる、それが旅へ出る意味の一つですよ
    ・旅行…やっぱり求心力というのは大事なものだね、何かこうしたいと思ったら絶えずそのことを思っていれば、何かにつけてそのことを目指して、無意識のうちに少しずつ段取りを進めていくからね、だから自然にそうなるということになるんだよ
    ・靴…人間というのはやっぱり、一つまいた種がいろいろに波及して行くわけだよ、外にも波及して行くし、自分にも波及してくる
    ・そば…唐辛子をかけたかったら、そばそのものの上に、食べる前に少しずつ振っておくんだよ、それでなかったらもう、唐辛子の香りなんか消えちゃうじゃないか
    ・ネクタイ…自分のおしゃれをする、身だしなみをととのえるということは、鏡を見て、本当に他人の目でもって自分の顔だの躰だのを観察して、ああ、自分はこういう顔なんだ、こういう躰なんだ、これだったら何がいいんだということを客観的に判断できるようになることが、やはりおしゃれの真髄なんだ
    やっぱり映画を観るとか、小説を読むとか、いろんなものを若いうちに摂取していれば、自然にそういう感覚というのは芽生えてくるわけですよ
    いろんな面で自分というものを自分で見つめて、客観視することができるようにする訓練、これが大切なんだよ
    ・本…本をたくさん読んでいくうちにね、おのずから読みかたというものが会得できるんですよ、ここは大事なところ、ここは斜めに読んでいってもかまわないところと、おのずと勘でわかっちゃう
    ・てんぷら…てんぷら屋に行くときは腹をすかして行って、親の敵にでも会ったように揚げるそばからかぶりつくようにして食べなきゃ、てんぷら屋のおやじは喜ばないんだよ
    ・わさび…刺身の上にわさびをちょっと乗せて、それにお醤油をちょっとつけて食べればいいんだ、そうしないとわさびの香りが抜けちゃう
    ・カレンダー…余裕を持って生きるということは、時間の余裕を絶えずつくっておくということに他ならない
    ・クセ…すべて五分五分という考えかた、これがやっぱり大事なんだとぼくは思うね
    ・約束…自分の人生が一つであると同時に、他人の人生も一つである、だから時間がいかに貴重なものかということを知っていれば、他人に時間の上において迷惑をかけることは非常に恥ずべきことなんだ
    ・週刊誌…将来の自分を高めていくための何かほかのものにふり向けてやっている人と、放縦に躍り狂ってセックスしたりしている人との差は、必ず数年のうちに出てきちゃう

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    投稿日:2023.05.28

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