【感想】化石の分子生物学 生命進化の謎を解く

更科功 / 講談社現代新書
(46件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
8
21
10
0
0
  • 化石ってロマンがありますよね

    タイトルにそそられて読んでしまいました。
    理系の本好きにはとても好奇心をそそられるテーマではないでしょうか。
    昔、化石を掘りによくいったとか、専門外の分野にどういう地平が広がっているのか覗いてみたいとか、そういうところにピンときたらさらっと読めて、かつ面白い本ではないでしょうか。続きを読む

    投稿日:2013.10.21

  • ヒトは一種類ではなかった。

    この本自体は、遺伝子という一つの情報を軸に、どう科学的に検証し、事実を明らかにしていったかを分かりやすく説明してくれている本です。

    遺伝情報が軸にはなりますが、もう一つの軸として、科学的アプローチの考え方や、その強みと弱みを事例からつまびらかにしている本です。

    個人的には、ヒトは今は一種類だが、昔は複数存在した。例えばネアンデルタール人。
    では、その二つはどのように共生し、交配はあったのか。この問いに遺伝子情報からのアプローチで事実を明らかにしていく内容はすごく面白かったです。詳細は本文で。

    科学の専門用語はよくわかりませんでしたが、知的好奇心をすごくくすぐる本でした。
    続きを読む

    投稿日:2016.08.23

  • ネアンデルタール人も、恐竜も、歴史上の人物も

    ネアンデルタール人やら恐竜やら歴史上の人物やらのDNAをしらべる話。いまホットな分野と思われる。『ネアンデルタール人は私たちと交配した』を読む準備として手にとった。

    分子生物学の技術的なところでの難しさが丁寧に解説されてる。なぜミトコンドリアのDNAをしらべることが多いのか?時の経過や保存状態がDNAにどう影響するのか?などなど

    個人的にあたらしく知ったのは、ミトコンドリアのパラドックス、すなわちミトコンドリア・イブにかならずたどりつく理由である。ある時点では多様なミトコンドリアがいる。でも子供を産まない女性がいたり、産んでも男だったりするとそのミトコンドリアは子孫に受け継がれない。ミトコンドリアはそうして減る一方なのでそのうち生き残りは単一になる。それを遡ればイブになる。それでも現時点でミトコンドリアの多様性があるのは変異のため。むずかしい?

    さらにいえば分子進化の中立説はほんとうにムズカシかった。
    続きを読む

    投稿日:2016.10.09

  • 内容も素晴らしいが

    ネアンデルタール人や恐竜など興味深いテーマを題材にしているので、かなり専門的な内容なのだが投げ出さずに読み進めることができた。他の本でも色々と言及されているネアンデルタール人や恐竜と違い、先カンブリア紀の話は初めて読むので特に興味深かった。このような内容も素晴らしいが、科学というものに対する姿勢 態度の話が良かった。締めくくりの「大切なことは、自分に不利な証拠を探すこと」に感銘を受けた。続きを読む

    投稿日:2022.07.22

ブクログレビュー

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  • takatakanaona

    takatakanaona

    生物が作るアミノ酸はL体 死ぬと徐々にラセミ化しD体が増えていく これを見ると年代推定が狩野 一番早くラセミ化するのがアスパラギン酸、アラニン、ロイシンと遅くなる 同一生物で逆転する事はない

    投稿日:2024.05.16

  • TaHi

    TaHi

    更科功「化石の分子生物学」読了。化石というとまず恐竜を思い浮かべるが、それだけでない化石への理解が深まり大変興味深かった。化石を調べる事の難しさとそれを克服するする為の創意工夫、また、そこから明かされる生物の歴史と進化の衝撃。今ここにいる自分に至るまでの深遠な営みに思いを馳せた。続きを読む

    投稿日:2021.05.05

  • kkc06173

    kkc06173

    現代のすりガラスを通さず、過去を直接的に見ることは、役に立つ立たないだけではなく、それだけ刺激的なのだ、と最後に好きなことを仕事にできるのは幸せですよね。
    化石の分析の仕方を、結果だけではなく手法や測定原理を平易に説明している点が○です。続きを読む

    投稿日:2020.07.18

  • なー

    なー

    素人対象の新書なのに、ダイデオキシ法とかPCR法とかお実験方法を丁寧に図解してある。これは貴重。ふーん、実験室の学生クン達は地味にこんなことしてるのね。何気に木村資生が「中立説」を立てるまでの経緯説明が、結構なページ数を割いているだけあって、リアルかつ分かり易かった。
    それにしても、古代DNAの発見が続いて時期に『ジュラシック・パーク』が作られたって、凄い偶然。
    続きを読む

    投稿日:2020.07.02

  • マルレラ

    マルレラ

    化石や剥製からDNAやタンパク質を抽出して解析し、現生生物のDNAと比較することが歴史を解き明かす手段となり得ることを紹介した本。

    化石からのDNA解析において、外部から混入したDNAとの判別が難しいという事が様々な研究紹介を通じて理解出来ました。また、ジュラシックパークの世界には夢を抱かされますが、残念ながら、現実的では無い事も理解しました。

    本書の最後で語られている、筆者の研究者としての信念や知的好奇心に感心させられました。
    続きを読む

    投稿日:2020.05.21

  • みのる

    みのる

    化石に分子生物学の手法をあてはめて、解き明かすとい科学を紹介。

    これにより、数十万年前までならDNA をとりだせ、
    ネアンデルタール人がホモ・サピエンスと交配しとことを明らかにした。

    でも、それ以上古くなると、できなくなってしまう。
    残念ながら、琥珀の中の昆虫も、そのDNA は保存できない。

    ロマンに挑戦する科学。
    続きを読む

    投稿日:2019.04.12

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