マグマ

真山仁 / 角川文庫
(127件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
32
58
21
3
0
  • 震災後だからこそ、なるほどと思う

    震災以降にエネルギーや電力問題に興味を持って読んでみた一冊。内容はフィクションだが、中で取り上げられている地熱の技術や利点、日本の風土に適している部分などは綿密な取材をベースしていて勉強にもなる。本書が書かれた時点では東日本大震災は起きておらず、原発と比べて地熱や風力、太陽光などは今ほど注目されてなかったが、今読むと原子力を取り巻く環境との対比など、なるほどと思わせる部分もある。続きを読む

    投稿日:2013.09.26

  • 地熱への愛、想いがあふれた小説でした。

    ハゲタカから入って真山さんのファンになりました。

    善悪両面を持った、魅力的な登場人物たちと、その登場人物たちの知能戦のやりとりにいつも引き込まれます。

    ハゲタカと比べると、マグマは、そこまでディープな小説ではなく、あっさりした印象を持ちました。

    登場人物のエゴやコンプレックス、それぞれの策略の絡み具合や深さも、ハゲタカと比べるとちょっと浅いかな、と。

    すごく地熱発電を知ってもらいたい、地熱の素晴らしさを伝えたい、そんな気持ちが溢れている小説と感じました。

    とはいえそこは真山さん。主人公と、地熱に関わる人たちは十分魅力的。
    一つの物語として十分に楽しめました!
    続きを読む

    投稿日:2015.12.19

  • 日本のエネルギーは・・・

    エネルギー資源のない国が進むべき道が標されています。ただ、そこには政治の力学も・・・。

    投稿日:2013.10.30

  • 胸が熱くなりました。

    地熱発電、テーマが重いからどうかと思いながら読みはじめましたが、結構わかり易い内容でした。エネルギー問題を改めて熱く意識させられます。そして何よりも、それぞれの人間模様が熱い。エピローグでは目頭も熱くなりました。
    マグマなだけに、とにかく熱い作品です。
    続きを読む

    投稿日:2017.02.26

ブクログレビュー

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  • 高岡  亮

    高岡 亮

    「マグマ」真山仁さん

    1.2021年の今
    スターバックス。店舗電力を再生エネルギーへ。

    https://www.starbucks.co.jp/press_release/pr2021-4077.php

    2.マグマ=再生エネルギーの物語
    真山さんの執筆は2005年です。
    東日本大震災よりも前に執筆しています。
    内容は、原子力中心の電力供給と、中々発展しない再生エネルギーの現状と課題です。
    小説は「地熱電力」を中軸に据えて展開します。
    執筆から15年の月日を数えて、1.の流れに行き着いているというのも現実です。

    3.地熱電力の課題とは?
    小説より
    ①電源=マグマに辿りつくまでの時間と投資金額。
    ②売買価格が高い。
    ※①のため、消費側の負担額が原子力と比較して高い。
    ③マグマの在り処=国管轄自然公園下
    ※自然保護を理由に開発が進めづらい。

    4.地熱電力を買い取りした「ハゲタカ」の戦略とは?
    電力業界の規制/ルールを破壊します。
    その戦術として、ハゲタカのグローバルネットワークを駆使します。
    ①先進国のエネルギー談話会議における日本政府への圧力
    ②環境系ファンドの日本企業への電力供給元の見直しの示唆。

    5.真山さんの小説の面白さ
    ハゲタカの視点よりも、昨今の日本の政治、民間、そして学術が課題とするテーマへの切り込みです。
    読者として、巻末の参考文献と取材からの積み上げの物語に、ただ感謝です。


    続きを読む

    投稿日:2021.08.12

  • sekishipumen

    sekishipumen

    展開が楽しくて一気に読めてしまった。
    地熱発電の仕組みや政策、原発との関係や利権など、どこまで現実通りなのかは分からないが、とても楽しめた。実際に国立公園での地熱発電建設に関する規制が緩和されたりしたなど、時代を先取りしていたようだ。続きを読む

    投稿日:2021.08.09

  • hockson

    hockson

    久々にビジネス系の小説で面白いなぁと思った。
    半沢シリーズ以来かも。

    日本は火山大国なのに地熱発電が進んでいない理由が、すでに神の火を手に入れてしまったからとは、、、

    ちなみに私は地熱はつまり火山活動なので山の近くに平べったい広い施設を作れないから進んでないと認識してました。

    この本では政治的理由からなかなか進まないとかなんとかです。

    「僕は技術者なんだと思います。論文を書くより、苦心惨憺して創り上げたものを実用化させたい。個人よりチームで目標を成し遂げたい。それが僕の喜びなんです。」

    この本で地熱開発に取り組んでいる玉田さんの言葉。

    、、、胸に刺さった。
    続きを読む

    投稿日:2021.04.21

  • takeshi3017

    takeshi3017

    この本を読むまで地熱発電については全然知らなかった。地熱発電こそ夢のクリーンエネルギーだと思うが、日本の現状では地熱による発電は実際、全エネルギー供給量の0.2%だけにとどまるらしい。それでも、選択肢として残しておけば将来何らかのブレイクスルーが起き、地熱が再び注目される事もあるかもしれない。大事なのは選択肢を多く持つ事だと作中にも書かれている。その通りだと思う。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file8/naiyou23408.html続きを読む

    投稿日:2020.07.12

  • digestif

    digestif

    地熱発電についての勉強になりました。高温岩体地熱発電が技術的に確立出来たら日本のエネルギー政策に有用な選択肢が増えると思います。ただ実際には商用化するまでのリードタイムが長くリスクが多いのが地熱発電の実際とも分かりました。規制も強く、温泉事業者との対立が起こりやすいのも課題。ならば海外での技術確立を目指すべきくも。続きを読む

    投稿日:2020.01.03

  • habuko

    habuko

    小説ではあるものの、そこに描かれる問題はフィクションとは思えません。
    エネルギー問題が対岸の火事ではなくなった今、当事者としてストーリーの中に入っていけました。

    賛成とか反対とか、立場を決めるためではなく、
    新しい知識と視点を持つための勉強になりました。
    続きを読む

    投稿日:2019.09.26

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