【感想】美貌の果実

川原泉 / 花とゆめ
(29件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
13
9
4
0
1
  • ようやく

    川原教授の本がようやくReaderStoreに来てくれました!
    いくつかの作品が集められていて、表題の美貌の果実以外にも愚
    者の楽園なども収録されています。文庫本と同じです。
    個人的には「森には真理が落ちている」がお気に入り。
    川原教授の作品は、どこか切なかったりしますが、ほんわかとなる
    事が多く、それは時を経た今も変わりません。
    凄く特別な人がいなかったり、いても普通の人と何ら変わりなかっ
    たり、独特の世界です。
    文庫本も全て持っていますが、敢えて買いました。
    持ち歩いて、どこでも読めるのが一番嬉しいです。
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    投稿日:2014.07.01

  • そう!これ!

    先のレビューアーさんの言う通りです。名作揃いのカーラ作品の中でも、凄くお勧め。

    確かにどれも良いのです。が、個人的には特に美貌の果実は泣けるのです。
    友愛というか、自己犠牲というか、愚かな人類への赦しというか・・・恥ずかしいけど、「愛」とかいうものが溢れているのです。

    ネーム(セリフ)が泣かせるんです。良いんです。ネタバレになるといけないので書きませんが、天地に赦しを乞うが如きあのセリフ・・・。
    ”教授”の真骨頂です。
    続きを読む

    投稿日:2015.01.24

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  • _startling

    _startling

    マンガ界の「教授」「仏」
    とも慕われるカーラ先生。

    マンガ好きの友人に「笑うミカエル」を
    教えてもらったことをきっかけに、
    ほぼ全作拝読しています。

    SF大作へのオマージュ、野球、ゲーム、
    庶民派グルメ、
    ときに労働問題をも織り交ぜて。

    ダメ人間へのあたたかな眼差しも
    さることながら、
    動物たちの表情やキャラクターが、
    いじらしくて、かわいくて、
    本ごとぎゅっと抱きしめたくなる。

    「大地の貴族」に登場する
    聖なる牛さま・バースが、
    たまらなく好きです。
    「笑うミカエル」の黒犬・ダミアン、
    「オペラ座の怪人」の怪熊・ルドルフも好きー!

    「アンドロイドはミスティブルーの夢を見るか?」の続編
    「ブレーメンⅡ」では、動物たちがむしろ主役に。

    宇宙サイズでものごとを俯瞰すると、
    ちっぽけな人間の存在そのものも
    見直さなくては…とも思わせてくれる作品。

    哀しいできごとを哀しいままで終わらせない、
    ラストが好きです。
    続きを読む

    投稿日:2021.06.17

  • kingoftheday

    kingoftheday

    Twitterの某クラスタで見かけたので読んでみた。
    昭和の香りを感じる。
    悪くないが残るものもない、という感じ。

    投稿日:2016.12.01

  • acipin

    acipin

    このレビューはネタバレを含みます

    中国の壺より恋愛色が濃く、やっぱり少女マンガだったんだと思った。でもやっぱり川原泉!

    以下印象に残ったところなど。
    ・愚者の楽園…「日本農園」に思わず吹いたww このセンスと作中の淡々としたツッコミがイイww テーブルヤシが妙に地味なのも意外性があるというか作者らしいというか。いや、七色に光るというからカラーだとすごいんだろう…
    ・大地の貴族…展開は王道少女マンガなのだが、擬人化した牛や馬が恋のキューピッド役なのが川原泉流。タキシードきた智彦がかっこいい!これぞ少女マンガ!
    ・架空の森…成長して迎えにきた織人。「苑生さんを断るとは 馬鹿な男ですね」という、普通の少女マンガだだったら胸キュンの展開だけど、肝心のヒロインがぶさいくな怪獣の着ぐるみを着続けているこのセンス、これが好きさっ。ふたりきりのベッドの上だけは素顔と素肌をさらすんだろうと妄想してニヤつく私であるww
    ・森には真理が落ちている…先日読んだ「トカゲ王子」を思い出した。男女逆だけど。

    川原泉の作品に出てくる、女の子の性格や価値観がたまらん!

    レビューの続きを読む

    投稿日:2015.09.24

  • あづまげた

    あづまげた

    川原泉の描く男女は、だいたい女子の方がボケーっとしていて、時に男の方がニブちんだったり、下手すると両方ぼんやりしていたりもしますが、恋愛だかなんだかよくわからない恋愛を経て、最後はおさまるところにおさまるかんじが好きです。読んだあと、満足感に浸れます。
    この本の中では、『架空の森』が大好きです。とぼけた中にある寂しさが良い。
    続きを読む

    投稿日:2014.02.10

  • とめこ

    とめこ

    ありそうでない、まとまりがないようで最後はいい感じに締まる、突拍子ないけど呑気な話は…どうやって考えてるんだ。
    「架空の森」「森には真理が落ちている」が特に好き。タイトルがまたいい〜。

    投稿日:2013.12.23

  • 深川夏眠

    深川夏眠

    農業を題材としたマンガがメインの短編集。
    舞台は北海道から九州まで。
    実は川原教授作品、初めて読んだのですが、
    人間関係といいエピソードといい、
    ギスギスしてなくていいなぁ、これ。
    そして、食べ物が物凄く美味しそう。続きを読む

    投稿日:2013.01.17

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