【感想】バチカン奇跡調査官 サタンの裁き

藤木稟 / 角川ホラー文庫
(120件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
22
50
28
2
0
  • シリーズ第二弾、ロベルトの巻。

    前作では脇役っぽかったロベルトが中心になったストーリー。前作で神学議論的なものが殆どなかったので、今回はファンタジー的イメージで読了。楽しみ方を見出した気がする…。今回の奇跡申告は予言と腐敗しない死体。予言は概ね思っていた通り。腐敗しない死体の方は、ロザリア・ロンバルドやカタコンベの知識はあったものの、結局は作中で否定されている方法しか思いつかなかったので興味深かった。ところでロベルトって信心深いイメージだったけど本人的には違うのか。平賀とロベルト、方向性の違う天才二人。お互いがお互いを認めている良い関係ですね。続きを読む

    投稿日:2014.06.29

  • ロベルト解体新書

    このシリーズ第2巻は、ロベルトファンには絶対に外せない1冊です。ロベルトが表紙を飾る本作では、ロベルトの日常や、器用さと危うさの間で揺れ動くその素顔を垣間見ることができます。1巻からロベルトが気になっていた方は、ますます彼が好きになることでしょう。逆に、普段天然な相棒・平賀は、本作ではちょっと頼もしく見えます。互いの欠点を補い合える、いいコンビですね。
    捕捉ですが、この巻に出てくるある人物は次巻以降にも登場するため、本シリーズは1巻から順に読むことをオススメします。
    続きを読む

    投稿日:2013.12.21

  • シリーズの中でも特に好きな巻!

    シリーズ通して大活躍、そして誰も彼もから賞賛される平賀くんですが、この巻ではとにかくロベルト!
    私は平賀の純真無垢な姿も大好きですが、キリスト教をテーマとしたこのシリーズの中でロベルトの「人間臭さ」が欠かせない要素になっていると思います。
    そんなロベルト神父のルーツ、苦難とそこからの解脱みたいなものが一気に描かれているこの巻が、シリーズの中でも特に大好きです。

    一巻は非常に淡々とストーリーが進められていて、なんとなく読んでるうちに終わっていっちゃったなーという感があったのですが、二巻できっとキャラクターに対する愛着が更に深まり、ここから始まっていく壮大な謎に引き込まれていくはず。
    続きを読む

    投稿日:2014.04.27

  • ロベルト大活躍!というか、ロベルトの巻

    シリーズ第2弾です。1巻の時にまだキャラが定まっていなかった感じのあるロベルト神父の存在感が一気に増した感があります。この二人のコンビでなくては!と思わせられるお話でした。藤木先生ならではの綿密な仕込みと仕掛けにあふれた奇跡の謎も秀逸だと思います。オススメです!続きを読む

    投稿日:2013.10.11

  • ロベルトを知る

    シリーズ1作目は、主人公たちの状況などの説明や
    聖書やバチカンのことなどで、最初よみずらかったのですが
    2作目のこれは、読みやすくてあっという間に読んでしまいました。

    1作目では平賀が主役でロベルトは脇役というか補佐っぽい
    イメージだったのですが、この巻では大活躍。
    シリーズものなので全巻読むのがお勧めですが、途中から
    読んでる方も、ロベルトを知るためにも、この巻はおすすめです!!
    続きを読む

    投稿日:2014.01.09

  • 腐らない死体の奇跡を巡って。

    「バチカン奇跡調査官」シリーズの第2巻。ロベルトの巻です。
    腐らない死体の奇跡を巡って、平賀とロベルトの2人が独自の視点で天才っぷりを発揮してます。
    そして、なんと言っても、この2巻はロベルト!あと、美人司祭さん!!
    ちょっと(?)暗い過去を持つ男の人は格好良いですわ。包み込む平賀の器の大きさも惚れ惚れです!
    私も、ますます好きになりました。
    続きを読む

    投稿日:2014.10.17

ブクログレビュー

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  • hayasick0103

    hayasick0103

    世界中の災害や事件などを予言してきた男の遺体が硬直も腐敗もしないという奇跡の調査にアフリカへ渡った平賀とロベルト。生前の予言通りロベルトに悪魔の影が忍び寄り、村の奇祭の伝承通り神父が殺害された。現地に到着した直後から始まったロベルトの不可解な行動。彼はカソリックの禁忌を犯すのか?教会を取り巻くオカルト現象と殺人を、2人のコンビネーションで解決。ロベルトにはヒヤヒヤさせられたが、お互いが寄せる信頼がとても良かった。続きを読む

    投稿日:2023.08.16

  • やすこちゃん

    やすこちゃん

    ロベルトの辛い生い立ちが明かされる巻。ちょっとヤキモチを焼くところとか、人間らしさが垣間見られて、相変わらずのおどろおどろしさなかで少しホッとできます。

    投稿日:2023.07.01

  • 涼野透

    涼野透

    前作で平野の推理力や洞察力が豊富だった分、今作ではロベルトが物語の軸になっていました。
    終わり方が不穏でこの先どうなるのか気になるので、三巻以降も楽しみです。

    二人の掛け合いが楽しいのと、個人的にFBIの方が好きですね。毎回出てくるわけではないのかな…次巻期待続きを読む

    投稿日:2023.05.21

  • tomojuju

    tomojuju

    一巻があまり面白くなくて、それきりで終わってたのですがたまたま近くの図書館で2巻からずらっと揃っており、テーマなどは好みだしこれだけ続いてるなら人気あるはずだから再チャレンジ、と思って手に取りました。

    2巻は結果楽しめた!
    不穏な展開、怪しいやつわんさか、信頼していい人が信頼できない心細さの中、少しずつ信頼できる兆しが出てきて、そこから風呂敷開けた、と言う物語の展開がよかった

    2023.2.12
    24
    続きを読む

    投稿日:2023.02.12

  • かのん

    かのん

    このレビューはネタバレを含みます

    【2022年38冊目】
    2014/6/21に読んでいたので再読です。その時は評価4でしたが、今回は3で。2冊目にして既に因縁の彼が出てくるのかと最後まで読んでようやく思い至りました。しかし、ロベルトの気がそぞろになった様子が、父親起因にしてはちょっと違和感あったなと…

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.08.19

  • goya626

    goya626

    表紙の奇跡調査官・ロベルトが超イケてる。神父服もいい。第一巻の平賀の美少年ぶりもイケていた。平賀は純真なカトリック信者の天才科学者、ロベルトはちょっと懐疑派だが古文書・暗号解読のエキスパートで、二人の友情溢れるコンビぶりが眩しい。今回は、アフリカの奥地の教会で、死んだ神父の体が腐らないというのを調査しに行く。しかも、この神父は預言者として有名で、ロベルトが死ぬという預言を残していた!土着の宗教の魔術に絡んだ殺人事件が続けて起こるり、ロベルトの身にも魔の手が迫ってくるのだ。まあ、なんか解決はあっけない感じなんだけどね。それにしても、作者のカソリックや古文書などの知識が凄いな。本当にこんな人たちがいるかのように思うよ。いや、バチカンには、実際にこういう奇跡を調査する部門がある?続きを読む

    投稿日:2022.06.29

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