【感想】二分割幽霊綺譚

新井素子 / 講談社文庫
(15件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
4
8
2
1
0
  • 懐かしい。。。

    新井素子の第13あかねマンションシリーズの第三弾。このシリーズはあちこちの出版社に散逸しているのでなかなか復刻されませんが、同シリーズではこの作品と「・・・絶句」が面白いです。
    栗本薫によると新井素子の作品は「・・・絶句」までが『おはなし』で「あなたにここにいて欲しい」からようやく『小説』になるとされていますが、実際に人気が高いのは『おはなし』であった本作の時代の作品でしょう。まだあまり配信されていませんが全作復刻して欲しいですね(特に「星へ行く船」シリーズ)続きを読む

    投稿日:2013.09.27

  • ヴァンパイア マニア コレクション

    面白いです、コレ。
    あとがきを読むと作者様は濃いぃ吸血鬼モノとして書かれた様ですが、主人公格であってもそれほど吸血鬼している訳では無いです。タイトルの二分割幽霊も重要な要素では有りますが、メインテーマではない。純粋なファンタジーに恋愛や男女の心の機微、さらに哲学的見識まで盛り込んで、フワッとした分かりやすい文章が展開しています。

    ちょっとリサーチしたところ、漫画になったりNHK-FMでラジオドラマになった事があるようです。1983年のことなので流石に詳細は分かりませんが当時としても人気作品だったのでしょう。

    続きを読む

    投稿日:2013.09.28

  • 懐かしい!!

    このころの素子さんの小説は好きで、ほとんどもっていた。
    第13アカネマンションがパラレルワールドになったきっかけは、「・・・絶句」なんですよねぇ~(ネタばれ?)
    ラジオドラマも聞いてたなぁ~
    紙媒体事態はすでに手元になかったので、電子版で読めるのはうれしいです。続きを読む

    投稿日:2016.06.24

ブクログレビュー

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  • りをじ

    りをじ

    NHKか東京FMか忘れますが、ラジオドラマで聴いたのが先だと思います。
    ラジオドラマが面白かったです。
    本が出ていたので買って読みました。
    ラジオドラマの声を思い出しながら読みました。

    投稿日:2023.07.12

  • usamoko

    usamoko

    第13あかねマンションつながりで続けて読む。みみずの大群って描写がうへっで、気持ち悪い。表紙も地味で、あまり思い入れのない話なんだよね。

    投稿日:2020.05.07

  • kuroinohos

    kuroinohos

    作者の ナショナリズムと妖怪に対する考へ方に、金を払ふ価値はあると思ふ。
     読後、「モグラは超音波で鳴く」(ヒミズは知らん)「知的生命体で可能性があるのは肉食獣」「ヒツジの語源説に「牧畜の対象となるもの(養獣と書いてひだしじしが訛ったヒツジ)」」と言ふのを知る。
     NHKで「若者が読む小説」でこれが紹介され、そのモグラ語表記が出て、新井素子先生がなんか言ってた気がする。
     その番組で新井素子と言ふ人を知った私は、ほかの本を買った。ので個人的にはこの本自体が何年か「第13あかねマンションがある東京で売ってる本」であった。
     今にして思へばかう言ふ関係世界は「ドアを開けたら異世界でした」と言ふものだよなぁ。
    続きを読む

    投稿日:2019.04.20

  • tikuo

    tikuo

    ライトノベルというやつだろうか?少女漫画のプロットを雑に書きだしたような、一人称で助詞や語尾が荒っぽく、主語のないような文体によって組み立てられた小説(と言っていいのかどうか?)。とにかく、その一人称語りが非常に不親切で、まずこの手の書き方に拒否反応を示す人は少なく無いだろう(ワタクシもその一人である)。
    内容の方も、お世辞にも人を楽しませるに充分と言えず、たくさんのSFネタ、テレビか本で仕入れただろうファンタジーネタ、科学ネタなどが消化不良でごっちゃと詰め込まれている。
    タイトルに有る「二分割幽霊」に関しても元ネタは小松左京か手塚治虫の、あの作品であろうというのは、それなりに本やマンガを読んできた人ならすぐにピンとくるはずである。そして、その「二分割」が全く活かされること無く終了するのである。
    結局、雑居アパートのラブコメ(少女漫画チック)という読み方をするのが最も正しいのかもしれない。なまじSFなどの知識があると、最低の評価を下さざるをえない出来である。
    続きを読む

    投稿日:2014.06.01

  • なたね

    なたね

    ずいぶん昔に読んだ本の再読。全くストーリーを覚えておらず、楽しく読んだ。
    キャラクターがみんなかわいらしい。

    投稿日:2013.11.13

  • やみ

    やみ

    このレビューはネタバレを含みます

    新井素子さんのSF小説。
    序盤にグロテスクな場面があって、「これはダークなほうか?」と思いましたが
    その後はいたってコミカル。
    最後はなるほどと納得しました。
    山科さんが中々いい味だしてます。
    真弓くんにもうちょっと活躍してほしかった(笑)

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    投稿日:2012.09.23

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