【感想】妖怪アパートの幽雅な日常1

香月日輪 / 講談社文庫
(395件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
110
145
94
9
6
  • 高校生に戻れたら

    自分の高校生時代と重ねてしまいました。こんな素敵な出会いと仲間がいたら楽しかったでしょうね。子ども扱いでは無く、年相応の人間として扱う大人達の姿勢は見習う所がありますね。暖かく見守って、導いてくれる人間と妖怪達のおかげで少しづつ大人になっていく主人公が素敵です。一気に全巻読破しました。続きを読む

    投稿日:2015.12.05

  • 読みやすい&おもしろい

    他を何冊か読み散らかしている最中でしたが夜中に目が覚め“さわりだけ~”のつもりが一気読みしてしまいました。これはおもしろい!
    テンポがよくて読みやすいので、サラ~っと読めます。
    でも、ぐっとくる言葉もあったりして。。。

    『苦しみも哀しみも、物事のたった一面にしか過ぎない。君さえその気になれば、可能性なんて無限にあるんだ。考え方ひとつで世界は変わるよ。』(P69)

    こどもが読むのは勿論、疲れた大人にもいいのではないかと思います。
    続きを読む

    投稿日:2015.08.08

  • いろんな考え方が自然と心に染み入る

    大人も楽しめるコメディのようで、いろんな学びや気付きがたくさんある。押し付けがましくなく、自然といろんな言葉が心に入ってくるし、何よりも面白い。次の巻が楽しみで、10巻があっという間に読める。

    投稿日:2015.07.19

  • 妖怪っていいな

    あっという間に読み終わってしまうので、1巻を読み終えてすぐに全巻購入しました。
    生まれた時から妖怪、かつては人間で訳あって成仏できない幽霊、新生活をスタートする高校生、あっちの世界の方々もこっちの世界の人々も同じように悩んだり助けられたりする姿にじんわり心が温まります。アパートにある温泉も素敵ですが、るり子さんの手料理は誰もが食べたいと思うはず。全て読み終わったら、るり子さんのお料理日記も買おうかな。続きを読む

    投稿日:2014.08.19

  • 軽く読んでみたいなあと思ったシリーズ

    いろいろな本を読んでいると時々あまり深く考えずにすーっと読んでみたい本ってあるじゃないですか。
    そんな感じかなって思って読み始めた本です。
    両親を亡くしておじさんに引き取られ生活していた主人公が、高校入学とともにひとり生活、そこで不思議な妖怪アパートで、個性的な人間や、妖怪と生活するなかで人間としていろいろな葛藤をしながら成長していくんだろうなあと想像するところです。
    まだ1巻だけしか読んでないんで、今後の展開が楽しみです。
    それにしてもるり子さんのめし食いて~
    続きを読む

    投稿日:2014.06.10

  • 一気読み

    非常に軽くて読みやすい文章。序盤は淡々と読み進めていたのですが、半ばを過ぎる頃からぐいぐい引き込まれラストには目からしょっぱい水が…。両親が死んで以降の夕士の止まっていた時間、感情、それらを徐々に動かし溶かしていった妖怪アパートの住人達との生活。温かい非日常。クリとシロの話は切なく、でも茜さんやシロの母としての優しさに涙。アパートを出てから戻るまでの流れも良かった。長谷の存在も夕士には大きかったと思います。心がほっこりする物語でした。続きを読む

    投稿日:2014.05.03

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ブクログレビュー

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  • kaname15

    kaname15

    このレビューはネタバレを含みます

    漫画化、アニメ化された人気作の第一巻。全10巻プラス外伝1巻だそうなので、導入編と言ったところか?主人公夕士が妖怪アパートに住むようになったきっかけが描かれている。
    個性的な登場人物。淀みなくすすむストーリー。そして妖怪。メディアミックス向けの、卒無くよく出来た原作本だなぁと思いながら読んでたけど、それまで大して目立たなかった佐藤さんをあっちの世界を選ぶキッカケに、そして決め手となる最後の一押しに恵理子を選んだ点は秀逸。
    「そんなの当たり前だよね。あんただって普通の人間だもん。楽しいとか幸せとか思うわよね。あたし、そんなこともわからなかった。」
    理解しあえた事で、敢えてあちらの世界に行く事を決心する。今後の夕士くんの成長が楽しみな青春小説です。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.02.03

  • 栞

    スラスラ読めた。
    妖怪や幽霊みたいな非現実的なものなんて信じなかった主人公が、妖怪アパートに住んで彼らを通じて自分の在り方を見つめ直す感じのストーリー。
    妖怪も良いものも悪いものもいる、らしい。

    投稿日:2023.07.07

  • ゆず

    ゆず

    友達に勧められて読みました。古いほうの表紙時代に勧められて、古典的な難しそうな本なんだろうと思っていましたが、読んだらびっくりでした。
    こんなにテンポよくすらすら読めるとは…すらすら読めるのに、中身はちゃんと深くて、自分だったらどうするんだろうとか、ちゃんと考える必要があった。
    登場人物1人1人も濃くて、すごくおもしろかったです。
    どの人も悪い人ではないんだろうな。。。
    るり子さんの作る料理ぜttttったい美味しい。私も食べたい。心のよりどころがあるってこういうことだろうなぁと思うし、私にも欲しい。
    続きを読む

    投稿日:2023.07.05

  • 司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    「共同浴場は地下洞窟にこんこんと湧く温泉、とてつもなくうまいご飯を作ってくれる「手首だけの」賄いさん-十三歳で両親を失った俺が高校進学と同時に入居したのは人呼んで"妖怪アパート"!次々と目の当たりにする非日常を前に、俺の今までの常識と知識は砕け散る。大人気シリーズ、待望の文庫化。」10巻まである

    「主人公の稲葉夕士は、寿荘というレトロなアパートに住む事になりました。寿荘で食事を作ってくれるルリ子さんんお料理はおいしいけれど、白い手首しか見たことがありません(白手袋をはめて手をふる)。人間ももののけも仲良く暮らす寿荘。こんな友達がいたらおもしろいなと思わせてくれる1冊です。人間の友達同士の熱い友情物語もばっちりかたられてい巻ます。このシリーズは人気で10巻あります。」
    (『学校司書と先生のためのすぐできるブックトーク』ミネルヴァ書房 のブックトーク実例集より p63)
    続きを読む

    投稿日:2023.06.17

  • めぇ

    めぇ

    多分中学生くらいの時に購入してずっと積読になっていました。
    登録してびっくり表紙が全然違う笑

    必要としてるタイミングで本って選ばれる的な話があると思うのですが、そうだったのかなと思いました。
    いろんな人と中身のある会話ができてはじめて価値観がつくられていくことを改めて感じました。

    とても読みやすいので朝読書とかある学生さんにおすすめです。
    続きを読む

    投稿日:2022.12.25

  • リコル

    リコル

    ゆるい温かな物語を想像して読み始めたら、予想を超えるハードな内容。結果、ハードで温かな物語…に自分の中でジャンルを変更。
    久しぶりに先が楽しみなシリーズに出会えました。
    「今が一番幸せ」という るり子さんの手首 が、ずっと幸せでありますように。続きを読む

    投稿日:2022.11.24

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