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有栖川有栖 / 講談社文庫 (114件のレビュー)
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総合評価:
ツクヨミ
心に刻まれるミステリ
「国名シリーズ」第3弾は短編集です。全6編はどれもミステリとして良作ですが、なかでもいくつか印象的な作品がありました。 表題作「ブラジル蝶の謎」は視覚的に鮮やかな印象の作品です。また、「人喰いの滝」は…トリックが秀逸に感じられます。ミステリ的魅力としては「人喰いの滝」に負けるかもしれませんが、本書収録の短編でなにより心に残ったのは「蝶々がはばたく」です。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、読後にいろいろ考えさせられるものがありました。 最後になりますが、もちろん本書でも火村&アリスの名コンビぶりは健在ですよ。続きを読む
投稿日:2013.10.19
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あっくん
作家アリスと火村英生が活躍する国名シリーズ第3弾!
あとがきで作者が述べているとおり、作品の順番は時系列ではなく、蝶にまつわる話で本書全体がサンドイッチされる構成となっている。 有栖川有栖の本格ミステリ好きには肩すかしを食うようなものもあり、個人的には…若干残念なイメージのある本書だが、それぞれにきちんと「そうだったのか!」と思わせる仕掛けは用意されており、一定のレベルは保証されているあたりはさすがである。 個人的に印象に残ったのは「彼女か彼か」と「蝶々がはばたく」の2本。前者は証言の嘘をそんなところで見破ったの?という、明かされてみれば当たり前なのになぜか盲点になってしまっていた点が、後者は地震国・日本を象徴する物語であり、ラストは胸にぐっとくる点が、それぞれ自分としては印象に残った理由かなと思う。続きを読む
投稿日:2013.12.05
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MO-FU
初っ端の表題作が読んでてすこぶるビミョーだったんで、不安だったんですが、後の話は普通に面白かった。 特にラスト一行が印象的な「妄想日記」。 よく考えたら当たり前なんだけど、意外と盲点な所が証拠になる「…彼女か彼か」が特に良かった。続きを読む
投稿日:2024.04.15
よし
ミステリーの書き方を読んだとき知った「蝶々がはばたく」をようやく読むことができた。プロット作りの過程を紹介されていたので、いつもとは違った楽しみ方ができた。その他の作品で面白かったのは「鍵」。まさか違…うだろうと思っていた真相通りだったが、なかなか皮肉めいた感じがして面白かった。続きを読む
投稿日:2024.03.16
nominal
作家アリスの国名シリーズ三作目 短編集。表題作と宿から二人消失した謎を爽やかに解き明かす(蝶々がはばたく)がお気に入り アリスと火村の軽妙なやり取りが、最後まで楽しみつつ読み終えた。
投稿日:2023.12.12
ariete
短編集。 事件の起き方や謎はワクワクするものばかりだった。けど真相がわかると何だそんなことかってのが多かった。 鍵、人喰いの滝、蝶々がはばたくが面白かった。 蝶々の知識には驚いた。種類見つけたり…名前つけた人は凄いなと感心した。 続きを読む
投稿日:2023.08.11
キラ
作家アリスシリーズ6作目で、 国名シリーズ3作目となる本作。 発行は1996年。 「ブラジル蝶の謎」 「妄想日記」 「彼女か彼か」 「鍵」 「人喰いの滝」 「蝶々がはばたく」 の6篇を収録。 短編…が溜まってきたから 国名シリーズを出すことになったものの、 肝心の国名がついたタイトルの作品がないことに気づき 慌てて表題作を書いたという面白いエピソードも。 蝶で始まり蝶で終わるタイトルも素敵です。 個人的には 色とりどりのアグリアスが美しく印象に残った 「ブラジル蝶の謎」が好きでした。 ラストには 本シリーズ中に度々出てきては火村の闇を覗かせる 例のセリフも出てきて、 ゾクっとさせられました。 続きを読む
投稿日:2023.05.19
翼
国名シリーズの第三作目。本格ミステリの緻密な論理と、それから導かれる真相に驚かされる珠玉の短編集。表題作の『ブラジル蝶の謎』の派手な殺人現場と真相に驚いた。
投稿日:2023.04.20
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