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横山秀夫 / 光文社文庫 (303件のレビュー)
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総合評価:
豚山田
2
トリックではなく動機を追う警察ものならではの重厚なミステリ
あ~面白かった! などと陳腐な話を端から放つ感想文も如何なものなのでしょうが、何せ本作が読者をそうさせるのだから仕方がありません。 長編ミステリである本作は所轄警察署が舞台で、お得意の人間臭い警察官た…ちが時効寸前の難事件に挑みます。 正直小難しい物理的トリックはありませんが、その分十重二十重に覆われた動機のベールは重厚で、それを一枚ずつ剥がしていく様は読者を引き込み、尚且つ最後の逆転も抜け目なく仕掛けてあって読み応え十分。 なので驚いた!より面白かった!な訳です。 自分的には第三の時効を超えたかも。 それ程の一作。続きを読む
投稿日:2014.06.05
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ペンギンず
1
横山秀夫氏の処女作
「三億円事件」が絡んでいる割には、ちょっとスケールが小さかったような…。 核となる内容も悪ガキ三人組の冒険譚で、ミステリーとしてはちょっと肩透かし。 後の横山作品を彷彿とさせる、刑事達の事件との闘いは…なかなか読み応えがあったが、事件にはちょっとスッキリしないものが残る。変に三億円事件を絡ませない方が良かったのではないだろうか。続きを読む
投稿日:2013.11.27
さくらもち
昭和の空気にどっぷりです
処女作らしく、文章の雰囲気がのちの作品とは少し違うのですが、リアルに描写される警察の中のキャラクターは他の作品と通じるものがあります。ただ、ここでの人間関係はかなりさわやかです。 15年前の事件の再…捜査、しかもその15年前が昭和50年なので関係者が語る事件の様子がものすごく昭和で懐かしい。 ただ、事件の真相は、ちょっと無茶だったかなという感じがします。 続きを読む
投稿日:2016.05.22
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2061111番目の読書家
すごく面白かったのですが、感想としてうまく言葉に残せません。 街で見かけるどのおじさんにも、かつてイケイケな頃があったんだよなとノスタルジーを感じました
投稿日:2024.04.10
はむぴよ
このレビューはネタバレを含みます
細かく作りこまれている作品だった。中だるみした部分もあったが、終盤の目まぐるしく変わる展開にはページをめくる手が止まらなかった。 登場人物は端役に至るまで1人1人のキャラが立っていた。高校時代つるんでいても、大人になり各々の環境が変われば関わりがなくなってしまうという無常さがリアルだった。横山秀夫作品の人間描写が好き。
投稿日:2024.02.28
あや
事件が解決したか、と思ったらまだでてくる、まだでてくる、という感じで伏線がはりめぐらされていてびっくり、面白かった。
投稿日:2024.02.17
とみー
最後まで伏線回収がすごい作品でした。もう終わったかと思いきや、忘れていたことを回収する素晴らしい作品。
投稿日:2024.02.10
てつ
面白かった! 現代と15年前の時代の繋がり方や伏線の回収の仕方、オチまでキチンとドキドキさせてくれた。
投稿日:2024.02.07
factory2009
よかった。おもしろかった! たくさんの伏線が後半回収されていくところが気持ちいい。 最後の溝呂木の語り、「アポロが月に着陸した時ほどがっかりした事はなかった」からがこの話の肝かも。
投稿日:2023.12.20
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