先生、どうか皆の前でほめないで下さい―いい子症候群の若者たち
金間大介(著)
/東洋経済新報社
作品情報
ほめられたくない、目立ちたくない、埋もれていたい・・・・・・。今、こんな若者が激増している。
・「成功した人もしない人も平等にしてください」
・選択の決め手はインフルエンサー
・「浮いたらどうしようといつも考えてます」
・LINEグループで育まれた世界観
・もう「意識高い系」とすら言わない
・上司からの質問を同期に相談する
・自分に自信はないけど社会貢献はしたい
令和の時代の重大異変を、イノベーションとモチベーションの研究家が徹底分析!
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この作品のレビュー
平均 4.0 (118件のレビュー)
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「どうか皆の前で罵倒しないでください」はもちろんのこと、最近の若い世代は褒められることすら嫌がる…
自分自身もはや「最近の若者」ではないけど、嫌がる感覚は何となく分かる気がする。クラスメートに妬まれて…イジメに遭うかもしれないから?否、総じて言うと彼らの本音はその先を行っていた。
「目立ちたくない」
「目立ちたくない」にもっと目を凝らすと、「自分に自信がない/自己肯定感が低い」になる。
冒頭でも書いたが、(2000年代後半から2010年初めまで学生だった身からすると)何となく想像できる部分もあってか、実はあまり驚かなかった。
学生時代、自信家や意識高い系もいたっちゃいたけど、本書でピックアップされているような発言したがらない子や無気力な子もよく見かけたから。(自分は勢いに乗って自爆するタイプだった)
ただそうした態度をとる理由が、世代を経て変わってきてる?という気がしたのだ。
「目をつけられる」を「期待の眼差しで注目される」と解釈する。自信がないのに人前で褒められると却って圧になり、周りの自分を見る目まで変わる…という恐怖心に駆られる。彼らにとっての「安定した会社」とは、誰も干渉してこない安定したメンタルで働ける会社のことを指す。
嫌がる感覚は分からんでもない…でも世代を代表して言うと(!?)、そこまで思い込んだことはなかった。
若い世代は競争意識が低いという話もよく聞くが、それもまた「注目されたくない」精神の表れだという。プラス、(徒競走での)手つなぎゴールに代表されるゆとり教育も噛んでいるようだ。
今のZ世代同様、ゆとり世代と一括りにされてムカついていたが、そもそも「1993年-2010年にかけて小学校に入学した人が対象」らしく、自分もガッツリ入っていた…。(だから多少理解できる点もあったのかな?)
「個の体験を重視し、自ら考える力を養う。他者と歩調を合わせ、共に課題を乗り越える」 ことが当初の目標だったにも関わらず、いつの間にか歩調を乱してはいけないというニュアンスに変換されていた。自分も競争は苦手だったけど、ここまで避けてしまうと昭和はおろか、平成の青春ドラマなんて見ていられないのでは…?
本書の対象としては「30歳以上の社会人やマネージャー経験のある層」で、彼ら(って、自分も含まれているか…)向けに若者の生態を詳しく分析している。
正直残念に思う面もあるけど、かといって非難ばかりもしていない。若者向けの章も設けているほど、著者はもっと顔を上げて生きてほしいと、彼らにエールを送っている。
一方で、頑張っても報われない風潮を平気で見せつけてきた大人にも怒りを表している。「『最近の若者は…』って大人は言うけど、彼らを作ったのはアンタらだからね!?」と啖呵を切っていた友人を思い出した。
大人でもおいそれとは景気を変えられないけど、子供たちであれば形作っていける。ただ避けたいのは、大人ヅラしてまで彼らの未来を改悪するようなマネである。続きを読む投稿日:2024.06.02
大学教授である著者が、彼のゼミ生とのやりとりや、大学での日常風景を例に出しながら、令和の20代の若者の行動とその背景にある思考を解説する。
仕事で20代の若者と一緒に働く時、彼らはどのような思考回路で…行動するのか気になって読み始めた。本書の登場人物は主に大学生だが、多数の実例を基に若者の考え方が説明されているため、わかりやすかった。続きを読む投稿日:2024.07.08
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