カスタマーサクセス――サブスクリプション時代に求められる「顧客の成功」10の原則
ニック・メータ(著)
,ダン・スタインマン(著)
,リンカーン・マーフィー(著)
,バーチャレクス・コンサルティング(訳)
/英治出版
作品情報
「対応」から「伴走」へ。顧客との関係づくりの新常識。
あらゆる分野でサブスクリプションが広がる今日、
企業は「売る」から「長く使ってもらう」への発想を変え、
データを駆使して顧客を支援しなければならない。
シリコンバレーで生まれ、アドビ、シスコ、マイクロソフトなど
有名企業が取り組む世界的潮流のバイブル、待望の邦訳。
「“顧客の成功”が企業の利益になる時代。これからのビジネスの基礎となる考え方と組織のあり方を学べるガイドブック。」
――馬田隆明(東京大学本郷テックガレージディレクター、『逆説のスタートアップ思考』著者)
サブスクリプションが世界を席巻している。ソフトウェアから音楽、食品、IoTビジネスまで、あらゆる分野で定期購入や従量課金のビジネスモデルが急速に拡大しているのだ。
売ることよりも長期的な関係をつくることが、新規顧客の獲得よりも既存顧客の保持が求められるサブスクリプション時代において、カギとなるのが「カスタマーサクセス」だ。
受け身で顧客に対応するのではなく、データを駆使して顧客を積極的に支援する。そのためにマーケティングはもちろん、事業と組織のあり方を最適化する――。シリコンバレーのSaaS企業で生まれたカスタマーサクセスの哲学と方法論は、いまや非IT企業や従来型企業にも広がり、ビジネス界の一大潮流となりつつある。
カスタマーサクセスはなぜ、どれほど重要なのか。どうすれば定期収益を育てられるのか。組織とマネジメントはどう変わるべきなのか。先進的な企業はどんな取り組みをしているのか。カスタマーサクセスの最前線で活躍する著者らが明解かつ実践的に語ったバイブルの邦訳版。
(構成)
第I部 カスタマーサクセスの歴史、組織、必要性
第1章 サブスクリプションの津波
第2章 カスタマーサクセス戦略
第3章 定期収益型でないビジネスにおけるカスタマーサクセス
第II部 カスタマーサクセスの10原則
第4章 カスタマーサクセスの実践
第5章 原則(1) 正しい顧客に販売しよう
第6章 原則(2) 顧客とベンダーは何もしなければ離れる
第7章 原則(3) 顧客が期待しているのは大成功だ
第8章 原則(4) 絶えずカスタマーヘルスを把握・管理する
第9章 原則(5) ロイヤルティの構築に、もう個人間の関係はいらない
第10章 原則(6) 本当に拡張可能な差別化要因は製品だけだ
第11章 原則(7) タイムトゥバリューの向上にとことん取り組もう
第12章 原則(8) 顧客の指標を深く理解する
第13章 原則(9) ハードデータの指標でカスタマーサクセスを進める
第14章 原則(10) トップダウンかつ全社レベルで取り組む
第III部 CCO、テクノロジー、未来
第15章 最高顧客責任者(CCO)の登場
第16章 カスタマーサクセスのテクノロジー
第17章 未来はどうなっていくのか
もっとみる
商品情報
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.8 (40件のレビュー)
-
石原さんの要約を添付しておきます。
これが一番キレい。
---------------------------
本の要約
---------------------------
3行で要約すると…、
・クラウド化によってサブスクリプション(継続定額制)モデルが隆盛
・サブスクの宿命はチャーンレート(解約率)との戦い
・解約を防ぐには顧客の成功(カスタマーサクセス)のために取り組むしかない
という論旨です。
"カスタマーサクセス"はサブスクビジネスの成功のために
必要不可欠だからやらねばならない、という極めて合理的な話でした。
Saas企業の施策実例も多く含まれ、大変参考になりました。
サブスクリプションというビジネスモデルに付随しての流行ですが、
顧客の成功という【真に喜ばれるもの】を提供する姿勢に、
米国のビジネスの潮流が向かっていることはとてもよいことだと思いました。
---------------------------
学び(というか決意)の結論
---------------------------
人材紹介での【入社後活躍】サービスを早く体現し、
"HR業界でのカスタマーサクセス"のスタンダードを取る
---------------------------
結論に至った背景
---------------------------
読了してみて私が一番に感じたことは、、
「エンは先端を行っている」ということです。
【入社後活躍】はカスタマーサクセスそのものであり我々の事業のコアです。
また【3E】は【入社後活躍】を実現するためのサービス概念・群です。
「事業上必要に迫られて行うカスタマーサクセス」と、
「カスタマーサクセスを追求する事業」は似ているようで大きく異なります。
サブスクリプションモデルがメインではないのに、
カスタマーサクセスを志向し、そのためのサービスがある、
という状態は最先端だと思います。
ただ、一方で焦りを感じました。ここが学びになります。
世の潮流はカスタマーサクセスに向かってきています。
HR業界もサブスクリプション&カスタマーサクセス追求を志向すると思います。
(正社員中途採用領域は「欠員補充が9割」「高単価」なので、サブスクと
あまり相性が良くないと思いますが、破壊者が出てくるかもしれません)
エンエージェントは【入社後活躍度世界一】というクライアントの成功を
目指して6期目を迎えていますが、言行一致にはまだまだ程遠い状態です。
大きな問題は、
【入社後活躍】が短期的な事業活動にリンクしていないことだと考えています。
具体的には、
・入社後活躍してくれたときの経済的な喜び
もしくは、
・入社後活躍しなかったときの経済的な痛み
のどちらもなかったということです。続きを読む投稿日:2019.04.11
カスタマーサクセスの考え方が体系的に整理されており勉強になった。
・顧客は3つのカテゴリに分類でき適切な管理方法を探る
・顧客にとっての成功や、実現するためのカスタマーサクセスを定義し、計測する
・チ…ャーンに関しては、計測方法、期間、状態を定義し、防止に努める
【メモ】
2章
・CSは全社巻き込んで進める
プライオリティ高めるために、リテンションと売上に報酬を付けるのも1つ
顧客ごとの責任は1人に持たせる
3章
・顧客は3つのカテゴリに分類できる
ハイタッチ、ロータッチ、テックタッチ
・テックタッチに対して打合せなどせずとも、定期的にメールでアプローチするだけでもリテンションなど大きく変わる
→サービス利用企業へのCSと取り組みをもっと考えるべき
5章
・誰にでも販売すればいいのではなく、正しい顧客に販売すること
解約理由を分析して傾向を出したり
正しい顧客に販売するために報奨出したりの工夫が必要
「チャーンの90%は販売時に起こる」
・特にハイタッチへの販売を誤った場合のインパクトはかなり大きい
7章
・顧客を大成功に導くために必要なこと
①顧客はどうやって成功を測定してるか
②顧客はその価値を達成してるか
③顧客は提供したサービスからどんなCXを得ているか
8章
・カスタマーヘルスにより、顧客の現状を把握し、管理する
・将来の行動やその時期を予測し、うまく管理できるようになる
9章
・顧客のカバレッジモデルに応じて、担当案件数やミーティング頻度など決めるべき(ハイタッチで5〜15件程度→これ以上持つとかなり厳しい)
11章
・タイムトゥーバリューの多くが実装に関するものだが、問題は実装にかかる時間ではなく、価値にかかる時間である
12章
・チャーンを計測するために
①計測方法を決める
②計測期間と頻度を決める
③予測値を決める
④チャーンの疑いある状態と間近な状態の定義方法を決める
⑤報告方法を決める
13章
・Saasモデルが持つ大きな利点の1つは、顧客の利用状況を計測できる点
14章
・顧客にとっての成功やカスタマーサクセスを定義し、計測できる状態か?
・定期的に製品部門と会話しカスタマーサクセスの改善を進める続きを読む投稿日:2023.04.01
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。