tasogareさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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第三の時効
横山秀夫 / 集英社文庫
警察の特捜班の確執か
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タイトルに魅せられ読んでみたが、項目毎のオムニバスになっており、特捜班の確執が
テーマのようである。タイトルの第三の時効は2項目に書かれており犯人の決めてが
少々甘い設定のようである。特捜班の班長を頭…に捜査のライバル意識、競争などが
面白かった。 続きを読む投稿日:2014.05.15
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強き蟻
松本清張 / 文春文庫
後妻のドロドロした欲望が
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清張の小説としてはサラッと読み流しのできる本です。後妻の夫が亡きあとの計画がドラマ的で、最後は大どんでん返しとなる結末が面白かった。再三テレビ映像化されたのが良く判る。
投稿日:2015.01.04
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翳りゆく夏
赤井三尋 / 講談社文庫
暴かれた真実はまさかの展開
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過去の誘拐犯人の子供が有名新聞社に採用が内定した事から窓際社員が真実を暴く、それも逆転劇で新事実が・・・・ その結果がまさか採用人事部部長の家族に係わる事とは。
内定した女子大学生の特殊能力と新聞社の…社長の特技が相まった描写など面白く、窓際社員、梶の捜査展開がさすが賞を受賞した作品だと納得できる。
最後の真実はまさか、まさかの人物の犯行であり、人情的に攻められない気持ちにさせられたのは私だけでしょうか。 続きを読む投稿日:2015.01.10
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蒼ざめた礼服
松本清張 / 新潮社
好奇心旺盛さが事件へ発展
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清張さんの本としては難解ではなく、素直に流し読みができる。事件に巻き込まれる経緯が余り有りえないと思える節が多くあり余り気持ちの良い作品とは思えなかった。
暇つぶしに読むには良いかも。
投稿日:2015.02.15
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蚤と爆弾
吉村昭 / 文春文庫
旧日本陸軍の人体実験本
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太平洋戦争時の731部隊の人体実験についての詳細な小説である。
首謀者は戦犯とならず、連合軍、ソ連に後の戦争のために利用するためか庇護された。そのあたりの事情は定かではないが
丸太とよばれた被実験者の…赤裸々な描写は読んでいて冷たいものを感じざるを得なかった。 続きを読む投稿日:2016.03.01