
プロジェクトX 挑戦者たち 壁を崩せ 不屈の闘志 カーナビ 迷宮を走破せよ
NHK「プロジェクトX」制作班
プロジェクトX 挑戦者たち
今や当たり前のカーナビ誕生の歴史
今や当たり前のように車に付いているカーナビゲーション開発の物語。 現在は自動車メーカーが標準装備したり、iPhoneやAndroidのスマートフォンをカーナビ代わりにする人も多く、日本メーカーでもカーナビの開発から撤退するところが増えてる中、当初から独自路線でカーナビを開発し続けたパイオニアの孤軍奮闘ぶりが描かれている。 ただ残念なのは、日本で最初にカーナビを開発したのはパイオニアではなく、三菱だという事(笑) その事は本書内でもチラッと触れられているし、三菱が当時開発したのはアフターマーケット用ではなかったが、その部分はちょっと気になる。
0投稿日: 2014.04.02
NHK連続テレビ小説 ごちそうさん 下
森下佳子,豊田美加
NHK出版
め以子と和枝姉さんの心情が細かく描かれていて、テレビ放送終了後でも思い出しながらまた楽しめる
待望の下巻発売。上巻と違って、放送終了がかなり近い時期に発売でした。 今回は上巻以上に主人公であるめ以子を中心とした人物描写が細かく描かれてる。 特に関東大震災や第二次世界大戦を経ため以子の成長や変化した部分と変わらない部分は、やっぱりめ以子だな~と思わせる(笑) 小説版を読む価値があるなと思わせるのは、め以子以上に和枝姉さんの心情の描写が多いこと。 テレビだと毎日15分という枠もあって、和枝姉さんのいけずな部分の真意はなかなか伝わりにくいところもあるが小説版ではそこもしっかり分かる。 上巻以上に放送では尺の都合でカットされたと思われる部分もあって、テレビの放送終了後でもこれを読むと思い出しながらなるほどな~と思えて二度楽しい。
0投稿日: 2014.04.02
NHK連続テレビ小説 ごちそうさん 上
森下佳子,豊田美加
NHK出版
放送では気付かない部分まで分かり面白い!
上巻の発売日が9月25日と放送開始前なので、小説の内容が放送とどの程度同じなのか気になっていたが、第9週までの放送を見た限りでは、テレビ台本と特に大きな差はない。ただしシナリオ本ではないので、台詞がまったく同じだったり、一言一句漏らさず収録されているという訳でもない。 シナリオをベースにしているが、小説版ではテレビで台詞のないシーンでの情景や心情が文字で細かに描写されてる分だけ、放送では気付かない登場人物の心情まで分かり、読書後に録画した放送をもう一度見直すと「なるほど~」と思う部分が多々ある。、一章が一週分なので、必要以上に先までストーリーを読まず、放送に合わせた読み方もできる。 上巻には第13週までのストーリーが収録されているので、今から買っても予習と復讐ができて十分楽しめるし、放送終了後でも録画を見直す際にも十分楽しめる。 まだ上巻の収録分も放送中なのでストーリーについてはネタばれになるので触れないが、毎週テレビ雑誌を買って来週のあらすじを読むくらいなら、1000円で13週分買って、好きなタイミングで読む方が絶対に楽しい。 読み終えて気になるのは、下巻がいつ発売になるのかということ(笑)待ち遠しい!!
1投稿日: 2013.11.24舐めるだけの約束
八神淳一
舐めるだけの約束
八神淳一
特選小説
ありそうな出来事が……
日常にありそうな出来ごとがワクワクさせながら展開していく。すごくエッチだったり官能的という訳でもないので、ハード内容を期待すると肩透かしをくらう。ちょっとエッチな話を読みたいくらいのときにちょうどいいボリュームと内容。
0投稿日: 2013.11.22
プロジェクトX 挑戦者たち 執念の逆転劇 窓際族が世界規格を作ったVHS・執念の逆転劇
NHK「プロジェクトX」制作班
プロジェクトX 挑戦者たち
VHSビデオの誕生背景がよく分かる
有名なソニーのベータとビクターのVHSのビデオの開発競争をビクター側の視点から書いた本。普通のジャーナリストがなかなか聞けないところも、NHKという取材力をフルに生かして、VHSの開発という面ではよく書かれている。ただ家庭用ビデオデッキの開発は先発者ソニーの視点で見るともう少し違った事情や背景もあって、この本だけだとビクターの英雄伝みたいになってしまうのがちょっと残念。ソニー側の視点で書かれた本や中立で書かれた本と合わせて読むと、日本の家庭用ビデオデッキ開発の全容が知れる。
0投稿日: 2013.11.22
プロジェクトX 挑戦者たち そして街中に音楽が飛び出した
NHK「プロジェクトX」制作班
プロジェクトX 挑戦者たち
部品メーカーがメジャーメーカーに大変身!
30代以上の人が青春時代にお世話になった音楽用のカセットテープの開発物語。カセットテープというと、TDK、ソニー、富士フィルム、太陽誘電(That's)の4社が当時日本でメジャーなメーカーで、その中でもTDKは人気が高かった。実はそのTDKが最初は部品メーカーだったというのも驚きだし、みんなが知らない部品メーカーがいかにして今のようなメジャーなメーカーに変化していたったのかをカセットテープの開発秘話と共に読める。これを読むと、TDKのメディアに対するこだわりを感じられて、DVDやBlu-rayのディスクでもTDK製品を選びたくなってしまう。
3投稿日: 2013.11.22
マグマ
真山仁
角川文庫
震災後だからこそ、なるほどと思う
震災以降にエネルギーや電力問題に興味を持って読んでみた一冊。内容はフィクションだが、中で取り上げられている地熱の技術や利点、日本の風土に適している部分などは綿密な取材をベースしていて勉強にもなる。本書が書かれた時点では東日本大震災は起きておらず、原発と比べて地熱や風力、太陽光などは今ほど注目されてなかったが、今読むと原子力を取り巻く環境との対比など、なるほどと思わせる部分もある。
3投稿日: 2013.09.26
