
ビジネスを成功に導く! コンサルタントの「決断力」
野口吉昭
PHPビジネス新書
ビジネス理論から導かれる合理的な決断の仕方
合理的な決断をするためには、どのような思考ステップを踏めばいいか書かれています。ビジネスのならず、生活や大げさに言えば人生において、決断を迫られたとき、どのように考えればいいかという方法論です。 単なる精神論ではなく、合理的な方法論ですので、非常に説得力があり、私は読んで頭の中がすっきりしました。
1投稿日: 2013.11.30
話の流れを一気に変える! コンサルタントの「ひと言」力
野口吉昭
PHPビジネス新書
ビジネス理論から導かれる「ひと言」
コンサルタントが書いた本は、上から目線で書かれた本が多いですが、野口吉昭さんの本は、そんなことはありません。 実際に役に立って使えそうなコツやその背景となる理由が丁寧に述べられています。単なる具体例だけでなく、裏付けとなるビジネス理論もわかります。話の内容が、実際のビジネスで起こりそうなことばかりでした。 ビジネスパーソンが自己啓発に読まれたらいいと思います。
0投稿日: 2013.11.30
生きていくことの意味 トランスパーソナル心理学・9つのヒント
諸富祥彦
PHP新書
読書でできる自己カウンセリング、占いを勉強されている方読んでください
トランスパーソナル心理学という新しい心理学理論の入門書です。 この本によれば、悩みや病気には、人生における意味があって、悩みや病気を味わい、感じることができれば、そこから気づきが得られるということです。確かにいいことだけでなく、悪いことでも、人生をよりよくするために必要かもしれません。いや、いいこと、悪いことという区分そのものが正しくありません。この本を読めば、カウンセリングを受けたのと同じ効果があるかもしれません。 ただ、私には、トンデモ科学か宗教じゃないかと思えることもたくさん書いてありました。 たとえば「人間の生死の意味は宇宙の自己進化の流れの中にある」って、神秘主義だと思います。 それから、私は占いが好きなのですが、占いのバックボーンとなる理論だと思いました。実際、西洋占星術で有名な鏡リュウジさんもトランスパーソナル心理学の支持者だそうです。
0投稿日: 2013.11.21
桐島、部活やめるってよ
朝井リョウ
集英社文庫
中年の私でさえ感情移入できる高校生活の描写
バレー部のキャプテンの桐島が部活をやめたことから広がる高校生たちのさざ波を描いた青春小説です。 私が高校生だったのは、何十年も前ですが、丁寧な文章描写のおかげで、頭の中がすっかり高校時代になりました。この著者はすごい文章力です。 17歳って、ちょっと残酷な年代なんですよね。今の高校生も私の高校時代と同じなんだなと思いました。ちなみに私は学生時代、映画部でした。
30投稿日: 2013.11.09
これからの「正義」の話をしよう ──いまを生き延びるための哲学
マイケル・サンデル,鬼澤忍
早川書房
究極の選択の答えを考える方法が述べられています
政治哲学って、小難しいイメージがありますが、結構読みやすいです。自分で考えながら、古今の哲学者の考えを使って、正義とは何かとか、自由とは何かとか、お金で買えないものは何かとか、考えることができます。 現代の社会で発生し、我々が議論している問題は、アリストテレスの時代から哲学者が議論してきたんですね。 この本を読んで脳みそのコアな部分がすっきりしました。サンデル教授の他の本も読んでみようと思います。
0投稿日: 2013.11.05
視覚マーケティングのススメ
ウジトモコ
クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
デザイン戦略の考え方がわかります
本書のタイトルは視覚マーケティングですが、単なるマーケティング論ではなくて、企業経営におけるデザインについて書かれています。 企業経営とデザインの関係や考え方がしっかりと述べられており、経営者、広報担当者だけでなく、企画セクションの方も一読されることをお勧めします。
2投稿日: 2013.10.30
高島易断を創った男(新潮新書)
持田鋼一郎
新潮新書
明治期に易占を大成した人物の伝記
高島嘉右衛門の伝記です。高島嘉右衛門の人生を淡々と述べています。日本の易占を現在の形にまとめ上げた人物の一生ですので、易に興味のある人が読めば、へえ~と思うことがあります。だたし、易そのものについて書かれているわけではありません。
0投稿日: 2013.10.26
ロスジェネの逆襲
池井戸潤
ダイヤモンド社
半沢直樹シリーズ第3作目 前2冊とちょっと違うな
ご存じ半沢直樹シリーズの第3作目です。会社組織の理不尽、どうしようもない上司・上役と戦って、最後にすっきりするというパターンは同じなのですが、前2冊と比べると、半沢直樹の仕事観とか、バブル世代とロスジェネ世代の世代論とか、ちょっと説教くさくなっています。それが、いいという人と鼻につくという人に分かれるのではないかと思います。 前2作と同様にエンタティメントとしては、傑作で読んで損はありません。私も1日で一気に読みました。
6投稿日: 2013.10.22
熱タイ色恋花火
サクラメイサ
角川文庫
バンコクの夜のお話
バンコクに住んだことのある人、バンコクに出張したことのある人なら、身につまされる話や他人事でない話がいっぱいの短編集です。
0投稿日: 2013.10.17
部下の心を1分で動かすマネジメントレターの秘密
岩田松雄
角川書店単行本
わたしはこんなマネージャーになりたい
私は、リーダーシップ論についての本を時々読みますが、この本の著者の岩田松雄さんの本が一番しっくりきます。 スティーブ・ジョブズのようになれと言われても、なれませんし、なりたくもないですが、岩田さんのようなマネージャーになりたいと思います。岩田さんは、日本人が目指すべきリーダー像を指示していると思います。
1投稿日: 2013.10.17
