
入社10年目の羅針盤 つまらない仕事が楽しくなる
岩瀬大輔
PHP研究所
あと5年、遅く読みたかった本。
「入社1年目の教科書」で、新人に「当たり前のことを当たり前にやりきる」大切さを説いた著者が、10年目社員に示す羅針盤。10年目社員に対してはさすがに、教科書なんて上から目線しづらいから羅針盤なんだろうか。 上司をマネジメントして、職場のボトルネックを見極めて、メンタルとともに身体を鍛える。そして、Knowing "Just Enough"、足るを知る。これはもちろん、自分の地位に満足する、という傲慢さではなくて、 ・何が幸せか自分の中に「決め」を持ち、どうすればそれを満たせるか意識する。外部の評価に左右されない、でもあります。 ・当たり前の満足に「慣れない」。角度を変えて、たまにはリスクをとって、仕事と人生を楽しむ、ということ。 何かしら気づきはあるけど、この人がこのタイトルでこの本を出すのは、あと5年遅くて良かったんじゃないかなーと惜しむ気持ちがあります。丁寧に作られた料理を出されて「なんかひと味物足りない」みたいな贅沢な感想ですが。
0投稿日: 2014.07.02
働く女性 28歳からの仕事のルール
田島弓子
すばる舎
ソツなく仕事を「こなせちゃう」女性へのエール。
どれも目新しくはないけれど、憧れのキャリアウーマンな先輩に夜、相談に乗ってもらったような安心感はなんででしょう。 「目の前の仕事と将来のモヤモヤは切り分けて」「多少ドリフト(流される)されてもいいくらいの柔軟な心構えで、与えられた環境の中で全力を尽くしていく」「逃げ出したいという自分と、とことん向き合う」 読んだ後はふっと呼吸が軽くなるよう。この本を読んでから、メンターというと、勝手にこの人を思い浮かべる。ルールよりもっとソフトな、ものの捉え方の本、かなぁ。 あと単純に、仕事をする上での細やかな気配り(というかもはや根回し)やホウレンソウは、男女関係なく一読の価値ありだと。「自分のためのホウレンソウ」と「相手のためのホウレンソウ」なんて、私は読むまで考えもしなかった。
1投稿日: 2014.07.02
yeah!おひとりさま
新久千映
朝日新聞出版
一ランク上のお一人様行動へ、あなたの背中を押してくれます。
ひとり回転寿司、ひとり焼き肉、ひとり居酒屋、ひとり花見、etc。お一人様行動、体当たりコミックエッセイ。 ちえぞうさんが人目を気にしつつ全力楽しげに1人行動する様がめっちゃ可愛いです。可愛いです。(大事なことなので2回言ってしまった・・・。)イラストも可愛く見やすいので、お気に入り。 被害妄想気味にビビりつつ、エンジョイYeah!なひとりカラオケとか、「うわやってみたい!あーでもなぁ。・・・いややっぱ楽しそう!!」と、近くにカラオケ店があったら勢いで行ってたくらいのお気に入り具合。というか、最後の宮島旅があんまりに楽しそうで、そのまま宮島一人旅を衝動ポチっちゃいました・・・。楽しかった。 ちえぞうさんなのでもちろんひとり居酒屋も楽しげ。というより、食べ物描写が全般的に美味しそう。
8投稿日: 2014.06.30
日経ビジネスアソシエ (2014年7月号)
日経BP社
日経BP
怒りすらログする時代になりました。
前半は、残業しないで結果を出す仕事術。特別付録のタスク管理術と合わせて、とてもキレイにまとまってます。でもまぁ、ビジネス書を読む習慣のある人には目新しい情報はないと思います。 個人的に読み込んだのは、後半の4大スキル(伝える力、問題解決力、リーダー力、調整力)のうち、調整力で出てくるアンガーマネジメント。怒りをログ(記録)して分析、怒りのレベルを設定して客観視、等々。実際ムッとしたときにやってみると、ログ作業途中でアホらしくなってムカムカが消火(昇華?)されるので、初めて聞く人は、読んでみると面白いんじゃないかな、と。
1投稿日: 2014.06.30
一瞬でYESを引き出す 心理戦略。
メンタリストDaiGo
ダイヤモンド社
謝罪のプロは、その一線を知っていた。
「観察」と「分析」から相手に「信頼させ」、目的に「誘導する」メンタリズムの基本を、どうやってビジネスに応用していくかの本。 「失敗は学ぶものではなく利用するもの」「ビスネスの失敗は結果の解釈に過ぎない」辺りの心の持ちようと、失敗を利用して相手の信頼を高めるノウハウは、ここだけでも読む価値あり。ピンチはチャンスというけれど、それを因数分解して書いた本というのは、意外と少ないんじゃないかな。 前半の「ラポールや初頭効果、認知的不協和を上手く利用した交渉のノウハウは、意識するだけで効果あります。後半の「相手の謝罪の期待度を超える」謝罪ノウハウも、なるほどその通りだわ、と感心しきり。 いわゆる「失敗」のイメージがちょっと変わりました。
9投稿日: 2014.06.30
最強のNo.2 会社と社会で突き抜ける最強のNo.2を極めろ!
曽山哲人
ディスカヴァー・トゥエンティワン
悪く言えば無難、良く言えば王道。
自分も日頃から意識していることが書かれていて「サイバーエージェントでもこういう堅実さがいるのか」と驚いた一冊。経営者ではなく宮仕えノウハウ、なのもなんだか新鮮。 出来る人なら自分で気がつき、そうでなくても周りから薫陶を受けて、30歳前後には身につけてそうな項目が多いです。悪く言えば無難、良く言えば王道。例えば、 ・会社AND自分の視点を持つ ・流されるのでなく、従うのでなく、自分の中に決めを持つ ・上司の「ここははずしてほしくないんだよなぁ」という肝を押さえる ・社会人としての当たり前を、当たり前にこなして、信頼残高を増やす ・上司に依頼された翌日に、2割出来た段階で報告に行く あ、「信頼残高を増やす」という表現は初めて知って気に入ったので、手帳に書いて意識していきたいなと思う。
0投稿日: 2014.06.29
PRESIDENT(プレジデント) (2014年5.5号)
プレジデント社
プレジデント社
はい、いただいた名刺は机の上に置いてた派です・・・。
普通のビジネスマナーから5歩くらい踏み込んだ内容で、恥ずかしながら勉強させられる部分が結構多かった。個人的に良い特集。 マナーに関するアンケートの結果も、思っていたのと少し結果が違っていて、社会人生活が長い人ほど「へー!」な気づきがありそう。男女別統計が中心でしたが、年代別統計の方がもっと傾向が出た気がしなくもない。 普通、雑誌は1回読んで要点まとめたら、データ削除してるんですが(容量食うので)、今回は当分残しつつ、繰り返し読もうと思える内容です。
2投稿日: 2014.06.29
PRESIDENT(プレジデント) (2014年7.14号)
プレジデント社
プレジデント社
その教室には名物社長が集う。
稲盛氏の経営哲学を、本人インタビューと、部下や稲盛塾の塾生インタビューを通して解説していく構成で、理解しやすい。多数視点の立体的アプローチは、やっぱり雑誌ならではですよね。ただ、軸となる「売り上げを最大に、経費を最小に」の哲学が、手を変え品を変え繰り返し出てくるため、やや冗長な感じにも。そういえばアメーバ経営も京セラフィロソフィも読んだことない私にはちょうど良かったですけども。 あと、この号の見どころは個人的にもう1つ。ジェイ・エイブラハムの「値段が高くても売れる法」。顧客とのつき合い方や値上げのテクニックの講義がなかなかに面白い。ダイレクトには飲食業やアパレル業?他分野でももちろん応用が効く内容で、自分ならどう使えるかな、と思案してみたり。
3投稿日: 2014.06.29
PRESIDENT(プレジデント) (2014年6.30号)
プレジデント社
プレジデント社
時期的に、みんな気になる、健康診断。
学生時代は体重の増減ぐらいしか気にしてなかったのですが、やはり最近は、血液検査の結果なども気になるのです。去年のCがAになったら、それだけで祝杯をあげるぐらい。 さすがの情報力で、これ1つ見れば、受け取った健康診断データの分析ができかつ事後対策が取れる、ぐらいにデータが充実してます。 でもこれをあえて、PRESIDENTの特集でやる必要があったのかというと疑問が残る気が。 時期的にみんな感心もつのはわかるのですけども、餅は餅屋に的な思いがどうしても。餅屋じゃないからこその視点があるようにも読み取れなかった訳で・・・。
0投稿日: 2014.06.29
wonder wonderful 下・2
河上朔,結布
レガロシリーズ
ゆるんで、ほどけて、新しいかたちになる。
ハートフルにヒューマンなファンタジー完結編。優しくて、あたたかくて、読了後は誰かに会いたくなる。 鉄板の本編を横に置きつつ。書き下ろし番外編「朝」が、改めて読むと味わい深くていいなー。イルサムさまの後悔と救済。短い頁に凝縮された、かつての優しい日々とそれ故の絶望。そこからの、こかげとひなたがもたらした「東の庭」の優しいお茶会。 「お前を誘いに来たんだ」で過るイルサムさまと隊長の間の空気感、がとても好き。 完全に蛇足ですが。浜辺のシーンはバルコニーのシーンの次くらいに好きだけど、局地的に発生した恋愛成分の密度が濃すぎて、胸が苦しくなる。胸焼け的な意味で。いや大好きだけど。
4投稿日: 2014.06.28
