h-mさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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ダメなあいつを、なんとかしたい!
心屋仁之助 / 廣済堂出版
妖怪“かわいそう”
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母親に愚痴を聞かされ、母親を「かわいそう」と思いながら育った人にお勧めです。
その感覚を捉え直すことで、ダメ男製造機をやめることができ、彼氏や旦那の態度に変化が訪れるかもしれません。
2~3時…間で読めますが、必要な人は何度か読み返すことになるでしょう。
ただし、相手が「とんでもない」程度のDV夫であったりする場合は、この考えだけで解決するものではないと思います。
基本的にこの本では、周囲の人物は自分の鏡であるというような前提ですが、現実はそれだけではありませんから。
続きを読む投稿日:2017.09.01
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男は一生、好きなことをやれ!
里中李生 / 三笠書房
読んで元気になりました
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この手の本は読まないのですが、今の仕事に悩んでいて、ようやくこれからどうするかという自分の結論らしきものが見えてきたときに本屋で見つけ、購入しました。
好きなことが仕事になれば、それはすばらしいことに…違いありません。
文章に勢いがあり、女に対しても積極的であるべきだというようなトーンで、まあ、昭和の馬鹿な感じがしないでもありませんが、読後感としては「爽快」でした。
私は5つ星評価ですが、逆に、断定的に物を言われるとむかむかするようなタイプの人には向かないかもしれません。また、このような本のすべてに当てはまることですが、生き方に結論を出すのはあくまで本人ですから、過剰にノウハウを求めるのであれば、どの本も役に立たないかと思います。
著者は若い頃、親の転勤による転校もたびたびあり、心身の不調にも悩まされたそうです。
繊細な内面の男が、このような豪快(?)な本を出しながら、妻(「女たち」と書かれてはいるが)に心から感謝してなんとか生き抜いている、というような感じでも読めました。
そういう意味では、過剰なノウハウを期待するのではなく、今まさに迷っている繊細な男がモチベーションを上げるために読むのにおすすめの本かと思います。
男は、たまにはこのようなタイトルの本を意味もなく手に取らないといけない。(作者の文体) 続きを読む投稿日:2017.03.26
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生きていてもいいかしら日記
北大路公子 / 毎日新聞出版
サラリーマンやOLと対極にある公子さんの日常
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読みながら、ときどき思わず笑ってしまいます。
この人の本は気分転換によいです。
40代で親と同居している者の、妙な余裕みたいなものがこの楽しい文章を作り上げるのだと思います。文筆業で生計を立てているよ…うな作家には、このような雰囲気のよい(?)作品は書けないように思います。
お勧めです。 続きを読む投稿日:2016.11.18
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空中ブランコ
奥田英朗 / 文春文庫
漫画チックなのりのよさと、見事な心理描写
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軽く読める楽しい作品です。
そして、にも関わらず、全編「人が素直な心や初心に戻る過程」を見事に描いています。これは立派な文学だと思います。
登場人物(患者)は、どれも仕事に行き詰まった人たち。
少し前…に買ったのですが、仕事に追われ読む暇もなく、ふと移動中に読んだのですが、すがすがしくて泣けてくるというか、仕事に対しても生活に対しても、なにか勇気がわいて来たような読後感です!
各話につながりはありませんので、出だしを少し読んで面白そうな話から読んでも大丈夫です。
伊良部のこのシリーズは他にもあるそうで、また購入して楽しもうと思っています。
内容については、読むほうが早いです。お勧めです!
続きを読む投稿日:2016.07.03
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記憶力が上がる!ゴロ覚え英語術 似て非なる英単語―同音語編―
日本アイアール(株)英語研究会 / スマートゲート
発音記号つき!
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cent セント(通貨単位)
scent 香り、香気
sent sendの過去・過去分詞
ごろ覚え
「"香り"つきのパンティーが1"セント"で"お届け"します!」
「早くセント、売り切れだ!」
・・…・というようなのが延々と続きます。いかがなものか。
ごろ覚えに英訳があれば、もう少し勉強になったかもしれない。惜しい。
この書籍をいくらで買ったかによって、評価は変わると思います。
続きを読む投稿日:2016.06.18
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税務調査がやって来る!
桐山友一, 武田秀和, 結木圭太, 服部誠, 佐伯草一, 板倉京, 見田村元宣, 天野隆, 遠藤純一, 松嶋洋, 田邊政行, 村田顕吉朗, 週刊エコノミスト編集部 / 週刊エコノミスト
さらさら読める
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そんなに深い内容の本ではありませんが、さらさら読めて電子書籍にはちょうどよいです。
贈与税の「時効」は6年(悪質な場合は7年)だが、時効は「贈与という事実が認定されてこそのもの、というような案外役立つ…こと(?)が書かれていたりします。
「外れ馬券訴訟」についても、ちらりと書かれています。 続きを読む投稿日:2016.02.20