2巻では、キタキタおやじの活躍がみられます！ たたみかけるギャグも満載です！ やっぱりグルグルはこうでなくっちゃ！

単に「エロくさせられる」のではなく「自制心を奪われる」というのが新鮮。 結果は同じようであるけど、この二つは似て非なるもの、というか全然違う。 読めば分かるけど、この子本性からかなり変態です。 それを律して他人からばれないようにしているだけなのです。 このあたりが、隠そうとしてるけど強制的にあらわにさせられてしまう、ある意味チラリズム的な何かがあるのかもしれません。 そして、自制心を失ったときのセリフまわし。 これが秀逸で、この作者は私にとって今後を期待せざるを得ないコンビとなりました。

女の子のような容姿の出雲がいやがりながらも歌舞伎を始める。その姿から女の子に間違われたりしてドタバタな展開に… そんな中で歌舞伎を通して出雲が成長する。はじめは悪役として描かれる仲間が出雲との共演を通して、自らを変えていく。というような成長、友情が描かれた王道な少年漫画です。 軽い気持ちで読み進めていける作品だと思います。

このような世界観の作品で2巻目でマンネリ感を感じさせないのは、この作品の持つ力なんだと思います。 この次も読んでいきたいと思います。

続編が出てることに気付いて早速読んでみました。 前作は序盤が大好きで何回も読んで爆笑してたんですが、中盤以降はやや失速感を感じてました。 ですので今回はあまり期待していなかったのですが、やはり前作ほどの衝撃はなかったです。 これは、自分の好みが変わったからなのかもしれないですが… ですが、この作品単体でみると続きが読みたくなるような本でして、今後の爆発力に期待したいと思います。

作者の表現する小学生の世界がただただスゴい。 ドタバタや軽い下ネタが詰まった日常。 小学生ならではの毎日が一番楽しい日という感覚を思い出すことができます。 ギャグの積み重ねがオチへと昇華される過程に勢いがあり、ついつい笑ってしまいました。 ただのギャグだけでなく、子どもたちの友達との接し方や水泳の練習など彼女らの成長物語として読んでみるとよりいっそう楽しめると思います。 それを担任の矢部っちという大人を通して子どもたちの成長を見守る感覚が得られることができるような仕掛けが随所にあって、作者の力のいれようが分かります。 一度通して読んで笑ったあと、もう一度読んでみることをおすすめするスルメのような本です。