
進撃の巨人(2)
諫山創
別冊少年マガジン
エレンとミカサの出会い
エレンとミカサの出会い、そしてミカサがマフラーをいつもつけている理由などが分かる回想があります。 さらに、また新たな奇行種の巨人が登場します。タイトルである進撃の巨人はこの巨人のことを指しているのではと考える人もいるはず。 最後に進撃の巨人の中でも重要なファクターが出てきます。 1巻を読んで先が気になった方、必見です!
14投稿日: 2013.11.09僕は友達が少ない ゆにばーす 2
平坂読,アサウラ,あさのハジメ,岩波零,白鳥士郎,鏡貴也,みやま零,トモセシュンサク,狐印,榎宮祐
MF文庫J
ゆにばーす1より全体的にアンソロジー色が増した印象
ゆにばーす1の原作者コメントの影響かもしれませんが、ゆにばーす1より本編のノリから遠くなり、作家ごとに独自色が増した印象を受けました。さらに、キャラの行動の違和感を感じた回数はゆにばーす1より多かったです。 逆に、原作者の話は「生徒会の一存」とコラボした話ではあるものの、ゆにばーす1のような展開ではなく、本編の話に近いノリでした。 ゆにばーす1より、作家ごとに話の好みに差が出ると思いますが、白鳥士郎さんの話など笑えた話もあったので評価は5にしました。 それと、ReaderStoreの仕様か、イラストレーターが全員記載されていないので補足しておきます。著者として記載されている方達に加えて、菊池政治さん、柴乃櫂人さん、切符さん、皆村春樹さんです。
2投稿日: 2013.11.09僕は友達が少ない ゆにばーす
平坂読,裕時悠示,渡航,志瑞祐,さがら総,ブリキ
MF文庫J
アンソロジーだが、本編とほぼ変わりない
本編の原作者以外の方が書かれていることに不安を感じましたが、クォリティー・ノリ共に本編とほとんど変わらず、問題ありませんでした(粗探ししようとして読んだ時、1つか2つキャラクターの行動・言動に違和感を感じたところもありましたが、他の作者が書いてる、ということを知らなければ気づかなかったレベルです) よって、本編が好きならこの本も楽しめると思いますが、一応二つ注意点があります。 1)原作者の方はあえて本編とは違うように書いたようなので、原作者の書いた話があるということだけに期待する場合はまずいかも。 2)私は絵には拘らない方なので気にしませんでしたが、挿絵はブリキさんが描いたものだけではなく、カントクさん、るろおさん、さくら小春さん、小原トメ太さん、桜はんぺんさん、ぺこさん、ぽんかん⑧さんが描いたものがあります。
2投稿日: 2013.11.08テラフォーマーズ 5
貴家悠,橘賢一
週刊ヤングジャンプ
4巻のシーンに繋がるアドルフの死闘
アドルフの過去&マーズ・ランキングが明かされ、4巻のシーンに繋がる死闘が始まります。 piporaさんがあっけなく人が死にすぎと指摘していますが、確かに仲間の一人の死に方が!?となりました。 ゴキブリもしぶといヤツはしぶといし、あっさり死ぬヤツは死ぬ。 そこに違和感を感じる人もいるかもしれませんが、歴史上の武将なども死ぬ時は突然だったでしょうし、これもこれで現実に即しているといえるでしょう。
4投稿日: 2013.11.07テラフォーマーズ 4
貴家悠,橘賢一
週刊ヤングジャンプ
膝丸とロシアの班長アシモフの能力&マーズ・ランキングが明かされる
タイトルの二人に加えて、ロシア班員イワンとドイツの班長アドルフの能力も明かされます(マーズ・ランキングは明かされません) 新たな能力に加え、ゴキブリに奪われないよう考慮した武器も登場するため、これからの戦いがさらに期待できます。
6投稿日: 2013.11.07テラフォーマーズ 3
貴家悠,橘賢一
週刊ヤングジャンプ
1巻から20年経ち、人類、ゴキブリはどう変わったか
20年前の技術などからゴキブリはさらに進化し、個性のあるゴキブリも登場。新たな道具を使っていたりとゴキブリの脅威は増しています。 それに対して人類はさらに発展させた技術(捕獲器の開発・新たな改造手術方法)で対抗しますが、1巻と同様に死ぬ時は一瞬で死んでしまうので、読んでいる読者も油断できない...。常に覚悟しなければ...。
7投稿日: 2013.11.07予告犯 2
筒井哲也
ジャンプ改
偏向報道の危険性が分かる
今回、主人公のターゲットになるのは反捕鯨団体です(もちろん架空の団体ですが) 中立的な意見・言葉も、一部分が切り取られることによって肯定・批判・中傷しているように見えてしまうということがよく分かると思います。 また、シンブンシの世間への影響も1巻時点よりもさらに進行しています。その内容も、なるほど、確かにこうなる可能性は高いだろうなぁとほとんど違和感を感じませんでした。 急展開を続け、次巻で堂々完結するので1巻を読んで面白いと感じた方は是非3巻もご一緒に!
3投稿日: 2013.11.07僕は友達が少ない
平坂読,ブリキ
MF文庫J
興味があるならサンプルを読むべき
ショートストーリーで1話ずつ完結しつつも少しずつ全体のストーリーを進ませる形式です。 そのショートストーリーがどのような話かを知るにはサンプルを見るのが何よりも良いと思います。 なぜなら『プロローグというかキャラの顔見世というかツカミのようなもの』と題してこの作品はこんな作品ですよ~という話があるからです(本編はその後に始まります) サンプルにその紹介用の話が全て収まっているので、サンプルと書籍説明を読んで魅力を感じれば、きっと予想以上に楽しめます。 また、一応ひとつ補足しておくと理科、マリアというキャラが紹介用の話に出ていますが本編に登場するのは2巻からです。 主人公コミュニケーション能力低いわけじゃないし友達いるじゃんとか、僕は(男友達が)少ないと揶揄されることもあるようですが、テーマとしては友達=親友クラスで、友達だと思ってたのはただの「知り合い」でしかなかった...などの話があり、決してタイトル詐欺というわけではありません。 ちなみに表面だけ見ると、ただのご都合主義ハーレムラノベに見えるかもしれませんが、友達がいないヒロインが主人公と隣人部を作ったのには理由がある(1巻にも仄めかされている箇所がありますが、後の続巻で確定)など、行動の裏付けは考えられていると思います。 それでもご都合主義じゃない?と感じる部分は皆無ではありませんが、この作品でそういったことが気になるならそもそもラブコメ系のライトノベルは向いていないと思われます。
4投稿日: 2013.10.31アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者1
榊一郎,ゆーげん
講談社ラノベ文庫
経営の話は無し。ネット小説でたまにある異世界で商売!のような話とは状況が違う
内容の印象としてはハーレム系のエピソードと主題である『萌え』の文化の布教について考えるのが半々といった感じです。 この割合をどう思うか、また割合をどのように感じるかは人それぞれだと思いますが、私の場合は経営系の話を期待していたのもあって、結局この本もハーレムものか...と感じてしまいました。 カンパニー(会社)なので、『萌え』関係の文化の布教=商売の手段であり、どうやって生産・販売手段を確立するかなどが焦点(その過程でどうやって萌えのニュアンスを伝えるかなどの問題が出てくる)と思ったのですが、違いました。資金などは全く気にする必要はない状況で、言語の壁や文化の違いを乗り越えて如何に『萌え』の文化を布教するか(また、本当に布教してしまっていいのか)が焦点となっています。 また、私の知る限りのネット小説で異世界ものの設定は、何かの偶然や神様に選ばれて異世界に転移したり転生したりするパターンがほとんどなのですが、この本では既に異世界の存在は(機密事項ではあるものの)知っている人は知っているという状況で、主人公はその人たちに『萌え』の伝道をするために選ばれた、というありそうでないパターンでした。それ故に、異世界へ移動した後も元の世界と繋がりがあり、その人たちから支援を受けることができるというのがこの作品の特徴のひとつですね。
8投稿日: 2013.10.17テラフォーマーズ 2
貴家悠,橘賢一
週刊ヤングジャンプ
第2部としてリスタート?1巻から20年後...
書籍説明の通り、1巻の終わりから2巻の間に20年経っています。 調べたところ、1巻掲載分はミラクルジャンプで短期連載したもので、話数がリセットされている&1巻でもされていた説明がいくつか再び説明し第2部として始めたようです。 1巻ではいきなり火星直前から始まりましたが、この巻では新登場のキャラの背景エピソードなどを主に描き、宇宙船に乗って火星へ向かうのはこの巻の終盤になっています。そのため、1巻よりもキャラの性格が分かり思い入れも増すのではないでしょうか。
9投稿日: 2013.10.15