
巨蟲列島 1
REDICE,藤見泰高
チャンピオンクロス
残虐な描写が目立ち、そっちに気を取られ昆虫の魅力を伝えきれていない
ベクターが好きだったので手に取ったが絵柄と内容が微妙に噛み合ってない感じがある スプラッター描写が好きな人はあうのかもしれない 著者の作品は好きだが、残念ながら低評価を付けざるを得ない
0投稿日: 2016.12.04
異世界居酒屋「のぶ」(1)
蝉川夏哉,ヴァージニア二等兵,転
角川コミックス・エース
今までの異世界住民の生活がまるで伝わってこない 料理ものとして失格
この異世界住民が普段食べている食事の背景が全く分からず、普段食べているものとまるで違う嗜好の食べ物をただただ凄い凄い言っているだけだ 「異世界」としているが、明らかに中世ヨーロッパをモチーフ(品種改良されたニワトリやジャガイモの存在はある)にしており設定の甘さを誤魔化そうとしているようにしか見えない それに食事に関しても疑問符が付かざるを得ない場面が目立つ エールは冷えない方が上手いという人も大勢おり、むしろ海外ではそっちが多数派でしょう 現代日本から素材を仕入れているので、異世界から仕入れているわけではないから 異世界で知識を生かし、料理を作成していくという作業をはなから放棄してしまっている テルマエ・ロマエと比較している人がいるが、比べるのもナンセンスだ
2投稿日: 2016.12.04
日本会議の研究
菅野完
SPA!BOOKS新書
出来の悪い社会学部生の卒論程度の出来でしかない
私は日本会議を初めとする保守系団体関係者や「行動する保守」のデモ参加者の類ではないが 著者がnoiehoie名義で書いた保守の本分 (扶桑社新書)を読んだことはある その時と同じく、願望と思い込みで書く癖が抜けていないといわざるを得ない。 悪い言い方をすると古谷経衡を思い出してしまう。 本書を一言でまとめると「出来の悪い社会学部生の卒論」といったところ 著者はサラリーマン職に復帰したほうがいいだろう
2投稿日: 2016.07.03
精神論ぬきの保守主義(新潮選書)
仲正昌樹
新潮選書
何を保守するのか
著者も指摘するように制度的なものは保守できないので、日本の保守主義というのは、政治思想というよりかもっと単純な福田恆存がいうような「態度」でしか示せないと思う。
1投稿日: 2015.08.29
瀬戸際のデジカメ 週刊東洋経済eビジネス新書No.56
週刊東洋経済編集部
東洋経済新報社
ハイエンド向け商品を作るしかない
手持ちのスマホで実用レベルの写真を取れるようになった現在においてはもはや中堅以下の商品は無用だろう ただハイエンド市場なんてたかが知れてるので暗い将来しかない
0投稿日: 2014.05.26
日本人なら知っておきたい ローマ法王の韓国への苦言 「韓国国民が倫理的・霊的に生まれ変わることを望む」
国際情勢研究会
ゴマブックス
プロテスタントへのカトリックのあてつけ
カトリックが1いるとしたらプロテスタントが2いるということだから、これを機にしてプロテスタントからカソリックへ信者を奪おうという魂胆でしょう
0投稿日: 2014.05.26
独裁力 ビジネスパーソンのための権力学入門
木谷哲夫
ディスカヴァー・トゥエンティワン
今最も必要とされている力
民主主義民主主義と言えどなんだかんだいって成功している企業や団体の多くはトップがいて大きな力を保有している組織である。 カストロやムガベのような例を出してくれるのは助かるが、できればより日本の組織から引用してほしかった(政治的に難しいか)
0投稿日: 2014.05.26
ヤンキー化する日本
斎藤環
角川oneテーマ21
コミュ力至上化をヤンキー化と勘違い
どこがヤンキー化だよと思いながら読んだが、基本的にコミュニケーション能力重視がもたらしたものであろう。 そりゃ今の時代ググりゃある程度のことはわかんだから薀蓄を垂れ流されてもうっとおしいだけだろう。 時代に即した流れとも言える。
0投稿日: 2014.05.26
蜂起には至らず 新左翼死人列伝
小嵐九八郎
講談社文庫
新左翼史の概略について知りたい人には便利
筆者は元解放派ということもあって中原一の記述に力が入っている。 変に自分の意見を加えないため読みやすい
0投稿日: 2014.05.12
デルクイ 01 反体制右翼マガジン
『デルクイ』編集部
彩流社
脇によりがちな右翼ファシストについて詳しく知りたいならぜひ
かなり左傾化してしまった一水会や珍妙な行動が目立ち賛同できない部分が目立つ行動する保守とは違い、理論武装はよくできていたように感じる。 瀬戸や有門といった連中はファシストを自称しているが、ヒトラーのナチス旗を掲げるという戦略的ミスを平然と行なってしまったため、彼らはムッソリーニの思想を参考にして是正してほしい しかし活動家は運動して何ぼだろうから、執筆者らに既存行動する右翼の引き抜きや連携というのができるのかと考えると疑問符がつく
0投稿日: 2014.05.12
