
文庫版 書楼弔堂 破曉
京極夏彦
集英社文庫
連作短編集。シリーズ1作目。
やたらと感の鈍い人たちが話をして、むだに文章が長くなっている。他の人が書いたら1ページくらいですむところを、5ページは使っているだろうか。読んでてイライラする。 殺人事件は起こらない。よって犯人はでてこない。推理小説ではない。 歴史上の人物に本を薦める。 登場人物は知らないわ、薦める本のこともわからないわで、「ほう、そうくるか」とは思わない。 知っている登場人物でも、その本はいらないでしょって思ってしまった。
0投稿日: 2017.06.11
オリエント急行の殺人
アガサ・クリスティー,山本やよい
クリスティー文庫
1934年発表のミステリー
ポアロもの。 小難しい講釈などはなく、スラスラと読める。 閉ざされた場所での殺人は定番ものだが、この終わり方は驚き。おもしろかった。
0投稿日: 2017.01.19
ダブル・ジョーカー
柳広司
角川文庫
シリーズ2作目
短編5+特別篇1。 相変わらず読みやすくてサクサク進む。最初の二つは前作同様、血湧き肉躍る展開でよかったが、短編が一つ一つ進むにつれ、だんだんとつまらなくなってくる。
3投稿日: 2016.01.08
続巷説百物語
京極夏彦
角川文庫
巷説シリーズ2作目。
必殺仕事人みたいな感じになってきた。wowowでドラマ化。おぎん役の遠山景織子がイメージぴったし。アニメもあり。
0投稿日: 2015.06.26
西巷説百物語
京極夏彦
角川文庫
巷説シリーズ5作目。
4作目にも出ていた靄船の林蔵が主人公。 前作とは趣が異なり、言葉を武器に仕掛けを施す。
0投稿日: 2015.06.26
本能寺(上)
池宮彰一郎
角川文庫
これはもう小説ではなく、歴史の解説本です。
上下巻。 明智光秀と信長が出会ってから本能寺の変まで、これこれこういうことがあって、たぶんこう思ったであろう、ここではこう考えたはずだ、という書き方で、物語の態をなしていない。ところところでは物語調だが、そのあとすぐ解説する文章になってしまい、現実に引き戻される。何を書きたかったのだろう。自分の解釈を押し付けるような文章もちょっとひっかかる。 題名が「本能寺」だけに、さすがに後半になれば盛り上がってくるだろうと思い読んでいたが、そんなものはなく、本能寺の場面も本当にさらっと流して終わってしまった。 解説本としてはよく出来ているんだろうとは思うが、物語、小説としては最低ランクです。 著者の「四十七人の刺客」が大好きなのでよけいがっかり。
2投稿日: 2015.01.14
ジョーカー・ゲーム
柳広司
角川文庫
シリーズ第一作
骨太な世界観なのに、さらっと読める連作短編集。おもしろかった。スパイ小説というよりはその世界を借りたミステリーかと。長編だと思っていたのでちょっとがっかり。
6投稿日: 2015.01.14
数えずの井戸
京極夏彦
角川文庫
ダラダラ
長い。くどい。登場人物全員がなぜにああもくどくどと考える?いっこうに話が進まない。 道を歩くだけでなぜにああも考えることがある?初登場人物がでるたびに、場面が変わるたびに、くどくど考える人たち。人物の性格の設定や説明でその文がいるのでしょうが、くどすぎる。 物語も肝心なところは結局わからずじまい。なにがどうなってああなった? いろんな時代、場所の「皿屋敷」の話、浄瑠璃などを纏めて再構築したらしいが纏めきれておらず散漫。 これなら一つの「皿屋敷」の物語に絞って、京極風にアレンジしてほしかった。
0投稿日: 2015.01.14
攻殻機動隊ARISE ~眠らない眼の男 Sleepless Eye~(3)
藤咲淳一,大山タクミ
月刊ヤングマガジン
第3巻
話も大詰めになってきて、だんだんおもしろくなってきた。が、その分説明のセリフが多くなりだれるかも。
2投稿日: 2014.08.25
攻殻機動隊ARISE ~眠らない眼の男 Sleepless Eye~(2)
藤咲淳一,大山タクミ
月刊ヤングマガジン
映画「攻殻機動隊 ARISE」 のスピンオフ漫画 第2巻
初代攻殻から比べると、あまり未来感がないかも。SFよりではなくアクションよりかも。
2投稿日: 2013.12.02
