
記憶の果て(上)
浦賀和宏
講談社文庫
実験的な作品かな
不思議な世界観を醸し出しているという意味では実験は成功と思うが、読んでいて疲労感もある。でも、AIのお姉さんが気になるので下巻も読んでみます。
1投稿日: 2017.03.19
彼女は存在しない
浦賀和宏
幻冬舎文庫
悲し過ぎます。
救いのないサスペンス小説は辛いです。良く練られた話では有りますが、状況がぐるぐる変わりジェットコースターの後のような変なん汗が残り読み切った爽快感は有りません。せめて素敵な根元の彼女は幸せになる落ちにしてホットして読み終えたかったです。 この本は、疲れているときは読んではいけません。
1投稿日: 2017.03.17
さよなら妖精
米澤穂信
創元推理文庫
連邦とは・・・
丁度、テレビではトランプ大統領のニュースが流れています。大国アメリカ内ではデモがあちこちで起きて賛成派と反対派が二分した状態だと放送されています。 そんな中、軽い気持ちでこの本を読み始めましたが、読み進めるうちに深い話で最後には不覚にも涙がでてしまいました。 そもそもこの本は、知らない国から来た女の子との交流をきっかけに遠い国に思いを馳せるという誰でも読みやすく楽しめる話です。 但し、そこに連邦という形で作られた国の内戦と日本の風習や神社、人間性を並べることで平和な日本のなんと素晴らしいことなのかを改めて感じさせる素晴らしい本です。 色々な感じ方が出来る本と思いますので、いろんな人の感想をしりたくなる一冊です。
1投稿日: 2017.02.05
海の底
有川浩
角川文庫
読めば映像が飛び出すエンターテイメント作品
まじ、面白いです。ゴジラの要素も含んだSFで大々的に始まり、地域の人間ドラマを織り込みながら、最後はラブストーリーで締めるという大胆かつ素晴らしいエンターテイメント作品です。また、分かっていると思ってるものの、子供は大人をよく見ていると自壊の念を含めて改めて考えさせられます。 いろんな読み方ができる、面白い作品です。
2投稿日: 2017.02.03
郵便配達人 花木瞳子が盗み見る
二宮敦人,鉄雄
TO文庫
確かに、怖すぎるのに心温まります。
サスペンス仕立てで面白い。続編を読みたくなります。 本の表紙がアニメなので甘くみていましたが、読めばぐぐっと引き込まれて一気読みでした。 郵便配達の仕事に誇りを感じられる一方で、盗み読みをするあたりから捜索やら推理やら挙げ句に殺人事件とどんどん盛り上がっていきます。犯人は・・・ 寒い冬に持って来いの怖くて温まるお話しです。
2投稿日: 2017.01.24
【合本版】グラスホッパー
伊坂幸太郎,井田ヒロト
角川コミックス・エース
キャラクターがわかりやすく面白い
小説を読んで映画を見てマンガを読みました。伊坂幸太郎はどんなメディアでも問題なく楽しめると言うことでしょうね。個人的には小説が勝手に想像できて楽しめたように思いますが、アクション周りは映画、キャラクターは漫画がより具体的にわかるんですね。いずれも楽しめました。
2投稿日: 2017.01.08
空の中
有川浩
角川文庫
清々しい
先ず、面白く感動します。そして有川浩作品は他も同様ですが、特にこの本はより一層ピュアな気持ちにされるので心が軽くなります。 但し、読み終えた時にはにこにこしながら涙顔という、不思議現象が発生しますので要注意です。
1投稿日: 2017.01.02
自然を楽しむ温泉&ウォーキング 関東周辺
JTBパブリッシング
JTBパブリッシング
丁度良い
軽く散策したいなぁーと思うときが有りませんか? どこかいいとこないかなぁと思ったときにピッタリのコースを教えてくれます。 コースを歩いてじんわり汗かいて温泉ですから翌日に疲れも残らず最高ですよ。
2投稿日: 2016.11.11
正三角形は存在しない 霊能数学者・鳴神佐久に関するノート
二宮敦人
幻冬舎文庫
タイトルから、この話は推論できません。
面白いです。結論は表紙の奥にいる男女がかかれているように学生のかわいい純愛ものです。 でも、その素材が霊的な俗に言うお化けが絡むので無駄なチャラチャラではなく読みやすく纏められています。重い読書の後のデザートとしてリラックスしながら読むのがお勧めです。
1投稿日: 2016.10.09
ペンギン鉄道 なくしもの係
名取佐和子
幻冬舎文庫
ペンギンも良いけどストーリーが見事です。
不思議なペンギンから始まりほっこりしたお話しの中、わすれもの係を主役に心地よい3話が展開されます。 最後の4話で全ての謎を感動と涙腺を刺激しながら収斂させる見事なストーリー展開す。先にレビューを書いている「いくみちこ」さんのコメントの通りです。 因みに、ペンギンの歩き方を始め反則技がてんこ盛りなので、気持ち的に疲れマックスの時や気持ちが荒んできたなぁと思ったら読み返そうと思います。
1投稿日: 2016.10.06
