
太陽のチャンネル2 smile
漆原雪人,黒谷忍
講談社ラノベ文庫
ファン目線で
一般向けレビューは1巻のレビューに載せてます。著者のファンとしての感想をテキトーに書きます。 刻魔館のイメージが某なんとか荘とかぶる。鈴さんゲスト登場あり。杏樹の話し方が真紅せんせーっぽくて好き。 くが家のヒトデナシっぽさと主人公がそれを知った時の心情が、某さくらのシーンを思い起こす。 魂の輪廻がないのは著者の4作中これだけ。 新ヒロインの出番をもっと増やして欲しかった。あの別れ方ならいっそ死別の方が物語的には良かったかも。 ラストバトルの種明かしはちょっとがっかり。ラノベじゃ難しいのかもだけど、2人とも死亡のビターエンドも見たかった。 白と黒のエピソードが一番泣きそうになった。 ゲームとの対等の評価比較は難しいのでしないけど、異セカイ迷子の方が闇が多くて好き。
0投稿日: 2019.08.29
太陽のチャンネル1 死にたがりの吸血姫と、最強無敵の死にぞこない。
漆原雪人,黒谷忍
講談社ラノベ文庫
ラノベ文法には期待しないように
だいぶ前に積んでいたのを最近著者の新作を読んで崩しました。シリーズ通してのレビューです。 まず、積んでた理由として「最強」、「殺し屋」、「真祖」、「魔物」、ここら辺のラノベ的キーワードが非常に苦手なためです。 蓋を開けるといつもの構成、心情描画重視の漆原先生の文法でしたが、若干ラノベ読者寄せた中二的描写も多めだったかも。 キーメッセージの「人生の太陽を見つける」、「親の罪」あたりで良かったですが、殺し屋人材派遣とか吸血鬼の設定はあまり逆に物語を軽薄にしてる感じがします。 とはいえ、話のスピード感とメッセージ性は良いので著者のファンにはオススメします。 ラノベ初心者にも布教的な意味でオススメします。 上記したラノベ的キーワードに惹かれるテンプレラノベオタクにはオススメしません。
0投稿日: 2019.08.29
ノロワレ 怪奇作家真木夢人と幽霊マンション(上)
甲田学人
メディアワークス文庫
解決方法が素晴らしい
3巻まで読了した感想です。ファンの方、特に電撃文庫のノロワレ読んでた方は是非おすすめします。 1巻は事件が始まるところで終わるので少し物足りないです。 2巻はひたすら死にますw 3巻は事件解決編ですが流石ですww いじめ経験がある方は期待してください。スカッとしますw 読者が呪いの中断よりも呪いの完結を望んでいるのをよく汲み取ってくれました。 登場人物がやたら多いので1-3巻一気に読むことをおすすめします。私は1巻発売時に買いましたが、2巻発売時には誰が誰だかわからなくなってました。
0投稿日: 2019.08.08
あんハピ♪ 10巻
琴慈
まんがタイムきららフォワード
ヒバリちゃんの物語
アニメがとても面白くて単行本を読み始めたのが3年前、遂に最終巻です。 メイン6人をそれぞれ振り返っていくと、8巻の運動会で椿、9巻の幸福実技で響、9,10巻の妹登場回で牡丹、10巻の動物園回でレン、10巻最後ではなことヒバリ、の成長がそれぞれよくまとめられていたと思います。 負の業を背負った幸福クラスのメンバーですが、実は最初ヒバリだけ不幸の程度が弱いと思っていました。しかし話が進む中でその負の業を跳ね返すだけの才能をヒバリだけが見つけられずにいて、7巻くらいからヒバリちゃんが一番心配な娘に... 最後に一歩踏み出したヒバリちゃんを見て、あんハピはヒバリちゃん(=凡才な大半の読者)のための物語だったんだな~と再確認しました。ヒバリちゃんと読者を最後まで笑顔で支えてくれたはなこたちに感謝!!
0投稿日: 2019.05.19
あんハピ♪ 9巻
琴慈
まんがタイムきららフォワード
ロリロリしい
最後の1話除いて、一巻まるまる幸福実技なので日常描写は少なめです。幸福実技ですがまあロリロリしていて良いですね(*´∀`*) 採点方法が知りたい...
0投稿日: 2019.05.19
召喚ですか!? ハッカドール (1)
ハッカドールチーム(DeNA),やつき
マンガボックス
ファンの方は是非
アニメ化の時に買って1度読んだのですが、今年の3月にvtuberの方が廃業してしまい、、、ハッカドールロスで再読しました、、、 1話完結型でお話はアニメに遜色ないレベルで面白いです。
0投稿日: 2019.04.13
絶対女王にゃー様3(イラスト簡略版)
J・さいろー,しろ
ガガガ文庫
世界がつながっちゃいますよ
最近はSNSなど非匿名コミュニケーションがメジャーになってきましたが、ネットの匿名アングラ感を覚えてる人はとても楽しめる(心を抉られる?)作品です。思春期のどろどろ感、中学生の性に対する背徳感などもよく書けていました。にゃー様の宮殿の正体の種明かしからエンディングまでの勢いもとても良いテンポでした。また、あとがきに著者がしろさんへイラストをお願いした理由が描いてありますが、某雨の街のゲームをやった方は納得の理由ではww
0投稿日: 2019.03.11
絶対女王にゃー様2(イラスト簡略版)
J・さいろー,しろ
ガガガ文庫
ネットと現実の混濁
2巻では優等生の結華と自称にゃー様の妹に焦点が当たってます。特に結華のパートは全3巻を読み終えてから再読するとまた違った印象になりました。キャラの心情を行動で見せるのがとても上手いです。
0投稿日: 2019.03.11
裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル
宮澤伊織
ハヤカワ文庫JA
怖い方の異世界
最近小説で「異世界」と調べるとどうしてもJRPG系ファンタジー世界が出てきますが、本作はネットロアをベースとした一寸先は闇な「裏世界」の冒険です。裏世界の風景描写はかなり上手いですし、緩急のつけ方も好みでした。元ネタを知っているロアが出るとニヤリとしますね。 ちなみに角川ホラー文庫みたいなガチな怖さはないです。 売り方に関しては章単位のものと単行本?があって最初に何を買えばよく分かりませんでした。本作には 1話くねくねハンティング~4話時間、空間、おっさん までが収録されています。
0投稿日: 2019.02.14
G’sあんだーぐらうんど(2)
ぷらぱ
ヤングエース
エロゲ女子のゆる百合
1巻に比べてエロゲネタより百合ネタの割合が増していますが、まあどちらも好きなので楽しめました。ナデコ達のエロゲトークは男子校時代を思い出します(美少女じゃないのでキモかったと思いますがww) 完結が2013年ということですが、2011年頃からエロゲ市場が急激に縮小しており、あとがきで著者もエロゲの優先度が下がってきた的な話をしています。テンプレエロゲはもはや売れない時代なので、10年後とかに読むとこういう時代があったな〜と懐かしくなると思います。 2000年代にエロゲはまってた人にはオススメです。
0投稿日: 2019.02.06
