
ワールドトリガー 1
葦原大介
週刊少年ジャンプ
頭脳戦好きな方、週刊連載でついていけなかった方にもお勧め
ジャンプ連載当初、出演人数の多さと武器の種類などが多くて挫折してしまった私ですが、漫画でじっくり読むとここまで面白かったのかとびっくりしました!! ジャンプ=勢いの良さと迫力あるごり押しのバトルシーンな印象ですが、ワールドトリガーはしっかりと練り込まれた戦略で戦っていくところが非常に面白いです 使い分けられた武器・それぞれの特性を活かして単純な火力ではない強さ・チームとしての強さを追及してます 戦略分析しながら読むのが好きな方はハマると思います! 主人公は能力的には弱いですが、弱いがために戦略を練って強い人と戦っていきます 武器やポジションの使い分けにワクワクしますね。 独特な絵に賛否はあるようですが、ハマるとこれ以上合う絵はないだろうってくらいしっくりきます とにかく作中登場人物多いですが、覚えて来るとそれがまた楽しい! 週刊連載についていけなかった方は、一度単行本でじっくり読むことをお勧めします!
0投稿日: 2015.09.04弱虫ペダル SPARE BIKE 1
渡辺航
週刊少年チャンピオン
弱虫ペダルファンにお勧めの一冊です
弱虫ペダルのサイドストーリーを集めた本になります。 主人公を取り巻くキャラクターや先輩たちの魅力でも人気の弱虫ペダルですが、本作では 【巻島裕介】【新開隼人】【東堂尽八】 3人の先輩の話が読めます。 巻島編:高校に入学した巻島さんがスパイダークライムを極めていく話 新開編:高校受験前の福富さんと新開さんのストーリー 東堂編:東堂さんのロードを始めたきっかけの話 それぞれの魅力がしっかり書かれていて、先輩達が好きな人にはお勧めです! 他の先輩たち編もあるようなので、続刊を待ちたいと思います。
4投稿日: 2015.01.24CLAMP学園探偵団[愛蔵版](1)
CLAMP
カドカワデジタルコミックス
お勧めです!
昔から大好きだったCLAMP作品です。 CLAMPの作品には傷ついたり葛藤したり、と考えさせられる物が多いですが、この作品は純粋に楽しく読めます。 主役は3人の小学生で、悩める女性のために探偵団として活躍していきます。事件性を感じさせるものであったり、可愛らしい悩みの相談だったり、色々な事件がありますが、キャラクターが活き活きしていて魅力たっぷりです! CLAMPらしくあらゆる意味で「普通」ではない3人ですが、テンポが良くて絵が綺麗でお勧めです! 他作品でもちょこちょこ成長した3人が見れたりします。
2投稿日: 2015.01.24小説版 弱虫ペダル 巻島・東堂 二人の約束
渡辺航,時海結以
少年チャンピオン・ノベルズ
クライマーファンにお勧めです
弱虫ペダルでも人気のライバルクライマーである東堂、巻島のお話です。 漫画やアニメでも二人のラストクライムは最高でしが、二人がライバルになるまでの出会いからインターハイ前の「約束」の試合について書かれています。 同じクライマーでありながら、全く正反対の性格や走りをする二人。 その二人が出会ってライバルとして成長していく姿が見られます。 文章も読みやすく、原作のサイドストーリーとして十分に楽しめました。
2投稿日: 2015.01.24しじまの夜に浮かぶ月
崎谷はるひ, おおや和美
しじまの夜に浮かぶ月
崎谷はるひ,おおや和美
角川ルビー文庫
王子様ときれい系ウジウジお姫様
受けの薙はシステムエンジニアで家にこもりきり。唯一の親友の山下(振り返れば彼方の海)に恋情を寄せていた。 しかし、山下に恋人が出来たことで絶望する。そんな時に出会ったのが派遣先の社宅でお隣になったケネス(攻)金髪碧眼で甘い言葉を惜しげなく届けてくるが、自罰的でマイナス思考の薙は中々ケネスの愛情を信じることができない。 まるで絵本の王子様に恋をするようにケネスに惹かれていく薙だが、山下の恋人に出会い自暴自棄になってしまう。 そんな薙を諌め、抱きして、薙の心にいっぱいの愛をそそぐケネスのラブストーリーです。 薙があまりに後ろ向きなのですが、それすらも薙への愛情で覆うケネスの懐の広さに感服します。 金髪碧眼王子様(若干腹黒)×薄幸系黒髪美人受けがお好きな方は是非読んでみてください!
0投稿日: 2014.10.05振り返ればかなたの海
崎谷はるひ, おおや和美
振り返ればかなたの海
崎谷はるひ,おおや和美
角川ルビー文庫
受けが一途なもどかしいラブ
ブルーサウンドシリーズの続編ですが、今回は厨房ヘルプ山下(攻)と、彼に恋する整体師見習いの一葡のお話です。 山下は恋愛感覚に対してもニュートラルで、恋愛に興味がありません。そんな時仕事のトラブルで出会った子供のような青年に恋愛感情を持たれてしまいます。ただ迷惑なはずなのに、一途で健気な受けの気持ちを知るにつれて彼の心は揺れていきます。恋愛興味ない攻めが受けの魅力にメロメロになって過保護になる話が好きな人にはお勧めです。受けの一葡が、内面が以外に大人で、ショタっぽさはなかったです。きっと一生互いにメロメロな人生を過ごすんだろうな~と思われます。
0投稿日: 2014.10.05ひとひらの祈り
崎谷はるひ, 冬乃郁也
ひとひらの祈り
崎谷はるひ,冬乃郁也
幻冬舎ルチル文庫
続編きました!
「鈍色の空、ひかりさす青」の続編になります。 いじめや虐待という重いテーマがメインの前作の続編ということで、各キャラの成長がうかがえます! 基が平穏な生活に慣れ、自分自身の内面の変化に戸惑い、葛藤しつつ那智を深く想う様子が切なくも喜ばしくなりました。 年の差と、基の過去の傷を慮って大人として接しようとする那智ですが、今作でその那智の過去も詳しく明かされます。 基のすべてを受け止める覚悟がありつつも、大人としてそれが正しいのか悩み手を出すことが出来ない那智と、そんな那智を慕う基の想いの両方が納得できて余計切ないです。 歪だった基の内面が那智の愛情で満たされて形を変えていく、前作に比べて甘い要素が強いお話でした。 人と人が関わりあって、周囲の環境で人って変わっていくんだなぁと感慨深くなります。 基の考えが大人っぽいからか、あまり年の差を意識させないしっとりとした空気感が好きです。 これからもっともっと幸せになってほしい2人です。
0投稿日: 2014.05.04垂直線上のストイシズム
崎谷はるひ
垂直線上のストイシズム
崎谷はるひ
角川ルビー文庫
前作が好きな人には欠かせない作品です!
「平行線上のモラトリアム」の続編になります。 想いが通じあったはずの二人。しかし、弥刀(攻)は佐倉(受)の心が本当に自分に向けられているのか不安に思っていた。映画の製作と警察学校への入学で互いに忙しくなり、その不安は増していく。 そんな時、昔弥刀と付き合っていた志澤靖那が現れ-。 今作品で、ついに弥刀と佐倉の過去が明かされます。 「恋」という感情を理解できない佐倉と、そんな佐倉の想いが理解できない弥刀にじれったくもせつない思いにさせられます。 特に佐倉の過去を読んで、前作でちょっとそっけなさすぎるように感じた違和感が受け入れられました。 多感で、自分の中の感情をおしみなく作品につぎ込む弥刀と、そんな弥刀の作品に心を動かされる佐倉の2人を見ていると、こんな愛の形もあって、これから二人はもっと変わっていくんだろうな、と思いました。 前作が好きな方には絶対に読んでいただきたいです。 崎谷さんの作品らしく、恋敵ですら細やかな描写があり人の心の複雑さを感じさせられました。 繊細な心理描写に共感したり、時にはもどかしく思ったり、新しい発見があったり、大変楽しめる作品でした!
0投稿日: 2014.04.23平行線上のモラトリアム
崎谷はるひ
平行線上のモラトリアム
崎谷はるひ
角川ルビー文庫
人の気持ちってとても複雑で難しいものです
崎谷さんのシリーズの中でも大好きな作品です。他のシリーズでは脇役として登場していた二人のお話です。 弥刀(攻)は映画監督手して「青春」を題材としたストーリーを作るように依頼される。しかし、弥刀が得意とするのは幻想的で美しい映像やストーリーで、泥臭い「青春」というストーリ-が浮かばず悩んでいた。 そんな弥刀が興味を持ったのは何事にも真っすぐ過ぎるほど真っすぐな自分とは正反対に近い佐倉(受)だった。 恩人の先輩の恋人(他シリーズの主役)の友人である佐倉を取材していくうちに、彼に惹かれていく。 文字で全容を説明するのはとても難しいですが、崎谷さんの作品の中でも心理描写の細かさが特に光る作品だと思います。 感受性が強く、理想と現実の中でもがく弥刀。 痛々しいほどに真っすぐで躊躇いなく前を見て進んでいく佐倉。 佐倉の強い精神に触れて現実に触れ葛藤する弥刀と、弥刀の作品を愛しつつ、弥刀自身のすべてをありのまま受け入れる佐倉は互いの心に少しずつ影響を及ぼしあっていきます。 特に、受けの佐倉の心の強さは読んでいて胸が痛くなります。 単品でも読めますが、前シリーズを読んでおいた方が楽しめます。 弥刀の心の葛藤を映画の作製とともに書いた素敵な作品だと思います。 切なさや温かさを感じたいときにお勧めです!
1投稿日: 2014.04.23プライム・タイム
芹生はるか, 石田育絵
プライム・タイム
芹生はるか,石田育絵
シャレード文庫
強かな受けが好きな方にお勧めします!
美形で頭もよく、お金をためるのが趣味な柏木。物心着いたころから同性にしか興味がなかったが、一流企業への就職を前に街中で行われている撮影に見入ってしまう。 倒産寸前の映画製作会社の助監督である梶に一目ぼれした柏木は、一流企業への就職を蹴ってつぶれかけの会社に入社し… 計算高く、お金に細かくて、でも梶のことが大好きな柏木が魅力的です! 梶がどんどん柏木に惹かれて行く姿にニマニマしてしまう… 恋愛関係だけでなく、柏木が会社を立て直していく過程もこの小説の魅力だと思います。 美人で計算高くて、でも攻めにべたぼれ一途な受けが好きな方は是非(^^ゞ
0投稿日: 2014.03.30