漫画としてありがちな ・過剰な喜怒哀楽や突っ込み ・やたら権力のある生徒会 ・ありえない家庭環境 ・デフォルメ頭身、白目 …がないためよい意味で淡々とリアリティーを感じさせる空気感になっています。 最近では貴重な存在かなと思います。 民放のバラエティ番組に辟易していて、NHKのブラタモリは落ち着くなーというかたにオススメしたい。

相手の癖（ヘキ）を見抜くことで文字通り無敵のM。 なんとか負かせてやろうという敵をバッタバッタと蹴散らすのは読んでいて爽快感があります。 手作りや、打ち回し、当たり牌の読みなど、麻雀自体の面白さを感じられるような 熱い展開の描写はありません。そこに期待すると物足りなさがあるかも。 全く付け入る隙を与えず勝ってしまう超人的な展開になっています。 とはいえ周りを固める登場人物が皆魅力的で読ませる作品に仕上がっています。 これからどう展開するのか（どう物語を広げていくのか）楽しみです。

絵も内容も嫌みがなく、奇をてらったり、過剰な表現もなく、 普通にアパート経営の実情について楽しく読めました。 期間限定特価44円は破格です。

絵も内容もただひたすらに下品。 そもそもそういうテーマの漫画なのだが、予想を超える品のなさ。 それでも面白ければ良いのだが、これまた常時ハイテンションでスベり倒されるので読むに耐えない。 作者は私面白いと思って描いているんだろうなと思うと更にキツイ。 笑いのセンスが少しでもあればもう少しなんとかなった題材だけに残念でならない。

初めから最後までどのページも面白い。 お店の復活にも色んな人を絡めて、主任との距離の縮めかたもミチコと主任双方に納得のいくフラグがあって。 すごいな。読み終えたあとの二週目不可避。 展開の巧さ、絵の上手さは当たり前。 主任との掛け合い、そのあとの表情、コマのメリハリ、自然な心の声、どれを取っても超一流。 漫画というコンテンツの良さを最大限引き出しているのは正にこういう作品を言うのではなかろうか。 ドラマがコケた理由がわかります。 これを実写で再現するのは無理！

食い意地がすごいという唯一無二の設定の限界が来ている。 ゴシップ、大食い大会、泊まりの旅行など今までにないイベントを注ぎ込んでいるが 結局は食い意地ネタに集約されるので、バラエティーに富んだ感がなく、 必死の延命処置を施しているように感じてしまう。 もう一つ二つ初期設定があれば良かったかも知れないが、 下手に設定を増やすと寒い展開にもなりえてしまう。 事実、無意識のバーサク状態の大食い設定はどうかと思う。 この作品が好きだからこそ、そろそろ閉め時を考えてほしいと思う。

ミステリー小説が元でしょうか。 それを漫画で描いたものだから、起承の部分が短く、あまり考える間もなく転結。 ミステリーの醍醐味であるアレコレ想像を巡らせる余裕がないんですね。 だから事件の概要が明確になってもカタルシスが得られない。 元々事件が突飛過ぎることもあって読んでいておいてけぼり感半端なし。 御手洗潔の鋭い発想と論理的な推理で事件を解決！…を期待していたが 事件は謎めいているというより、ふざけたトンデモ設定としか感じられず、 探偵もスマートに解決するというより、作者の匙加減だしなと思わずにはいられないような酷く薄っぺらい感じで 結果、全体通してB級茶番劇と化しています。

作者が巻末に書かれているように、ちょっと虎雄の視点から外した回もあるトライアルな巻。 脇役にフォーカスが当たったり、話的にも今までにない良いアクセントになり大成功ではないかと。 相乗効果か、みのりの食い意地ネタも心なしかまたキレが出てきた気がします。 （個人的にはホラー漫画的表現がツボなのでもっと取り入れて欲しい。チョコ棒丸飲みや、湯煎時にあった表現） ただ流石にもう設定としての新鮮味はなくなってきている段階で、まだ捻り出しで面白さは損なわれていないが、限界は近い…か？

妹のうみ登場くらいのテコ入れで、溜め込んでいたネタを注ぎ込んで来ているフェーズ。 自ずとギャグのクオリティ高い。 スペシャル弁当は笑いました。 ちょっとシリアスな続き物話、象のハナオくんで次巻に続く。

ここに来てちょっとネタがマンネリ化。 設定や展開を“置き“に行ったなという印象。 基本的には面白いに違いないし、初詣のボタン飛びは最高でした。 ちなみにこの作品通して言えることですが、一話一話無理に閉めずに、 自然な感じでフェードアウトして終わっているのが好印象です。 無理にオチを付けると展開が強引にならざるをえないし、読む方も疲れるので。