ペンギンずさんのレビュー
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骸骨ビルの庭(下)
宮本輝 / 講談社文庫
骸骨ビルに集う人々。そして…
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主人公の人柄が人々を結びつけ、やがて骸骨ビルの庭にかつての仲間が集う時…。
宮本輝氏の人間描写の豊かさ、巧みさは、僭越ながら流石!の一言。静かに、しかし力強く進む物語に満足の読後感だった。オススメで…す。 続きを読む投稿日:2013.10.10
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骸骨ビルの庭(上)
宮本輝 / 講談社文庫
生きる力が湧いてくる良作
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「骸骨ビル」と呼ばれるビルに集い、戦後の激動期を生き抜いた子どもたち、そして彼らを守った大人たち。
ビルの立退き担当となった主人公の目を通して、彼らの生き様が徐々に明らかになっていく。
さすが宮本輝、…と感じずにはいられない、深く人間を描いた、重厚な物語。 続きを読む投稿日:2013.10.10
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ききみみ図鑑
宮田紘次 / Fellows!
「音」がテーマのバラエティ豊かな短編集
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「音楽」がイメージとして視えるがゆえに、「音楽」がキライな少年。そんな彼が軽音部の先輩のギターに視たイメージとは?(「視える音」)
楽しい音、陽気な音、哀しい音、不思議な音…。「音」をテーマにした8+…1編。
現代もの、歴史もの、SFものから時代ものまで、バラエティに富んでいます。 続きを読む投稿日:2013.10.09
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うたたね姫
宮田紘次 / Fellows!
ポップでコミカルな魅力が満載の短編集。
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居眠りをして、不思議な夢の世界へトリップしてしまう女子高生を描いた表題作「うたたね姫」はじめ、ひょんなことからお腹の中に蛇を飼うことになった少女を描いた「蛇腹」など、ポップな絵柄が魅力の、バラエティー…豊かな短編集。
「犬神姫にくちづけ」を連載中の注目作家、宮田紘次作品の入門編としてどうぞ。 続きを読む投稿日:2013.10.09
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ストロボライト
青山景 / EROTICS f
過去と現在が交錯する、モノクロな物語。
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早逝した作家、青山景氏の作品。
作家を目指す主人公・浜崎正がインスパイアされた映像作品「Q9」。彼が出会った「町田ミカ」は、その作品の主演女優、「桐島すみれ」だった…。
モノクロな雰囲気が良く似合う、…ちょっと痛くて、切ない青春物語。 続きを読む投稿日:2013.10.09
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笠辺哲 短編マンガ集 バニーズ
笠辺哲 / 月刊IKKI
コミカルでシュールな短編集
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怪しげな博士が開発した「未来予知装置」。図らずも実験台となった記者が見た未来の自分、そして「バニーズ」とは?
コミカルな絵柄で、ちょっと笑えて結構シュールな、ゆるゆるなSF成分多めの短編集。
表題作他…、遭難して島に流れ着いた中年男が現地で暮らす家族と邂逅する「島一家」など、計9編。なかなか楽しめます。 続きを読む投稿日:2013.10.09