
明日の子供たち
有川浩
幻冬舎文庫
子供は
明日(未来)への投資。どんな時代でも子供は宝だ、如何なる可能性を潰してもイケナイ そう強く考えさせられました。施設で育った姉弟の姉に話を聴く機会が有りましたが、弟の面倒を見ながら力強く今迄 生きて来たんだという事が伺えました。 また一人 大好きな作家が増えました。綿密な取材の上で物語を紡いでいる有川浩という素晴らしい作家に。 この物語は「あとがき」に全てが隠されています‼
0投稿日: 2021.05.31
ニューヨークで考え中(3)
近藤聡乃
亜紀書房
大好きな
街 ニューヨーク!何度か訪れた事が有りますが、いつも刺激と元気を貰える街でした。そんな街に住む筆者を大変羨ましく思いながら読み進めていた。筆者の目を通してのニューヨークの今を日本の狭い家の中から垣間見る事が出来て大変嬉しく思いました。続編が今から楽しみです。
0投稿日: 2021.05.18
家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった
岸田奈美
コルクスタジオ
勇気と幸せの連鎖
タイトルとあらすじから「背筋を伸ばして読まないとイケナイ作品」と決めて掛かっていた自分が居た。でも、読み始めると全くそんな事は無く 声を出して笑いながら読み進んでいた自分が居た。「色々と辛く苦しい経験をしたからこそ書ける優しい文章」まさに その通りだと思った。こういう作品を読むと得てして作者に対してエールを送りたくなるものだが、逆に作者が読者に寄り添いつつエールを送られている様な気がした。 迷いの最中に居る多くの人に手に取って読んで欲しい1冊。 知らんけど(笑)。
0投稿日: 2021.05.04
スイーツ放浪記
今柊二
中公新書ラクレ
等身大
のスィーツ探訪。いいですね! 肩肘張らずに読めて、気に入った店を訪れる事が出来そうです。街中の甘味処・スィーツスポットに重きを置いているのが飽きずに最後まで読み進められる要因ですね、何だか幾つかピックアップした店を訪れたくなりました(笑)。
0投稿日: 2021.05.04
向日葵のある台所
秋川滝美
角川文庫
手直しとやり直し
その掛け違いが長年の時を経て歩み寄った。 何処にでも有る様な家族の風景、ただ長女に対する愛情は少し現実離れしたオーバー感が否めないが。 読み進めながら「家族とは」を考えさせられ、読み終わった後は、心の奥底がほんのり温かくなる本作。家族との距離感に迷っている人に読んで欲しい1冊。
0投稿日: 2021.05.02
モノローグ書店街
小坂俊史
バンブーコミックス WINセレクション
心のオアシス
である何処の町にも有る書店。書店或る或るが沢山 描かれていて書店員では有りませんが、妙に納得してしまいます。作者の本屋に対する想いにも共感出来ます。本好きな人には一度手に取って読んで欲しい。
0投稿日: 2021.04.29
もういちどベートーヴェン
中山七里
宝島社文庫
テミスとミューズ
何だろう 中盤までは期待を裏切る音楽小説だと思えて仕方が無かった! 修習生達が主人公だという設定は脇へ追いやられていた印象が強いのは否めなかった。しかし後半から急転直下、音楽への傾倒も然る事ながら あっという間に火事場の裁判所の中へ引き戻された時間だつた。ミステリー大賞なのは読後に大いに頷く事が出来る作品だった。まるで東野圭吾の作品を読んでいるかの様な爽快感を感じる事が出来た、あっぱれ中山七里。
0投稿日: 2021.04.27
好きな子がめがねを忘れた 1巻
藤近小梅
月刊ガンガンJOKER
今の
このコロナ下に絶対に必要な1冊。 読み進めていると所々で「クスッ」と笑っている自分が居ます。ほんわかしつつも笑える1冊、学校ラブコメ或る或るでもありますかねぇ~。
0投稿日: 2021.04.26
立ちそばガール! そば このファストで奥深い世界
イトウエルマ
講談社
変化球
グルマンだったり酒飲なオジサマによる食レポ本ならいざしらず、蕎麦好きな女性による突撃 食レポ 今までに触れた事の無い斬新な表現やレポートの数々、また描写が大変細かく自身も店を訪れて筆者の隣で食しているかの様な錯覚に陥りました・・・。 日本の宝で有り且つ 健康食でも有る蕎麦 老舗や街中に佇む店・駅のホームやエキナカでも十分 奥が深いのに、街中の立ちそばも それぞれのカラーを持つ個性的な店の数々。 あ~ 蕎麦が無性に食べたくなって来た! 読後の食事は日本蕎麦に決めたっ(笑)。
0投稿日: 2021.04.26
読書画録
安野光雅
講談社文庫
書籍の
中に色々なアイデアに繋がるイメージが隠されているんですね。 だから本を読む事は物凄く自分自身にとっての肥やしとなる。柔らかなタッチの画、その源が様々な書籍から成っていたとは知りませんでした。また一人 惜しい方が星になりましたね、合掌。
0投稿日: 2021.04.19
