
アルテミス 下
アンディ・ウィアー,小野田和子
ハヤカワ文庫SF
月面都市でのMIP
後半掛け値なしに面白い。 概要は上巻の感想で述べますが、火星の人の作者だけあって緻密な背景描写と練られたストーリー、最後まで楽しめました。
2投稿日: 2018.04.06ラグランジュ・ミッション
ジェイムズ L キャンビアス,中原 尚哉
ハヤカワ文庫SF
宇宙海賊。しかも地球のすぐちかく。
地球が月の資源に頼る話は「月は無慈悲な夜の女王」の頃から想定されていて月から地球への輸送はシンプルな仕組みで実現できる。らしい。 その軌道の途中で積み荷の方向を帰ることで略奪する宇宙海賊。 このお話は略奪するものとそれを阻止するもののちょっと変わった物語です。 実際に宇宙船に乗らずいかに略奪するのか?読んでお楽しみください。
0投稿日: 2018.02.11天海の秘宝(下)
夢枕獏
朝日文庫
実に面白い!映画化希望
江戸時代のカラクリ師のお話です。 もうこれ以上あらすじ書こうものならネタばれしてしまうので紹介はここまで。 陰陽師とも空海とも違う雰囲気で上下巻一気に読めます。 最後の大カラクリを是非堪能してください。 ご本人も申してますが是非映画化を!
0投稿日: 2018.01.29ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下
ピーター トライアス,中原 尚哉
ハヤカワ文庫SF
ロボットものではない
ロボットは出てきますがあくまでもストーリーのひとつです。 全体的には第二次世界大戦でドイツと日本が勝利した世界の話です。 最初表紙につられて読み始めましたがロボットの登場はごく一部… でも読み物としては秀逸だと思いました。 スターウォーズのようなストーリーを期待しているひとにはお勧めしません。ディープな話を楽しんでください。
0投稿日: 2018.01.25ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上
ピーター トライアス,中原 尚哉
ハヤカワ文庫SF
ロボットが出てこない
上巻でまだ序章の感じ 世界は天皇を神とする日本がアメリカに勝ちアメリカをドイツと分割統治している時代 今の多くの日本人からすると甚だしい誤認もあるなぁとは思うものの、戦争当時はどんなだったのか?とも考えさせられる。 さて後半どうなることか?引き続き読む。
1投稿日: 2018.01.20ロボット・イン・ザ・ハウス
デボラ・インストール,松原葉子
小学館文庫
タングが帰って来た
特に技術的なお話とかではなく、賢い可愛いロボットが自分の家に来たら。主人公の独りあるベンとロボット タングの冒険が前作で、今回はその後のお話です。ので、前作をまず読むべしです。 そしてベンとタングとエイミーには新しい訪問者が… ロボットを通してベンが大人になっていくような感じがしてつい自分と重ねて応援してしまいます。 ロボットとの生活をほのぼのと書き上げた作品です。 がちSFを望まれる方にはおすすめしません。
0投稿日: 2018.01.03人工知能は人間を超えるか
松尾豊
角川EPUB選書
人工知能への熱い思い
松尾先生の人工知能への愛を感じる一冊です 愛があるから良いこともまだまだなことも平易に判りやすくコメントされています。 本になって困るのは、執筆時期が固定されること。 すでに3年たった今、改めて今の現状を考慮した内容を拝見したい。 もちろんこの内容自体に異論はなくいわゆる「その後」の話を聞きたいということです。
0投稿日: 2017.12.14アトム ザ・ビギニング7(ヒーローズコミックス)
手塚治虫,ゆうきまさみ,カサハラテツロー,手塚眞
月刊ヒーローズ
続きが読め嬉しい
テレビがおわってしまってその後どうなったかと思っていましたが、続刊がでてうれしい限り。 キチンと現在のロボット業界や過去の知見をもとにかかれており、好感度益々アップです。 今後の展開期待してます。
0投稿日: 2017.12.08獣の奏者 全5冊合本版
上橋菜穂子
講談社文庫
読み切った~!
ひとりの人生を物語として読み切りました。 エリンは確かにここにいる!って感じです。 登場人物はみな生き生きと躍動し物語を紡ぎます。 秀逸!通してお読みください。
1投稿日: 2017.11.27デカルトの密室
瀬名秀明
新潮社
難しい!でも興味深い
2005年にこの内容で執筆出来ていることがまず驚きです。最近のロボットの話やAIの情報とくらべても色あせることなく十分に新しさを感じます。 そこにデカルトがからんである部分は哲学書のような感じもあり、難しいけど興味深い作品です。
0投稿日: 2017.10.14