この作者さんは、少女向けラノベにはおよそ重要でない、中世ヨーロッパの歴史背景に関する考証を重ねに重ねた上で舞台設定をされています。 ですので設定にちょっと癖があって最初は取っつきにくいかもしれませんが、読めば自然と知識が身に付いて、きっと他の異世界転生のなんちゃってヨーロッパ風の小説たちが、違う角度から楽しめるようになるでしょう。 もちろんキャラクターも個性があって、最後はべったべたに甘くて、ラノベとしても楽しめると思います。

オタク特有の雰囲気をハイテンションで描くのが楽しい。登場人物は５人だけで、他は全員モブキャラ。社内で４人で集まってオタク用語を連発しててもオタバレしないという不思議。 会社の業務内容もフワフワしていて、全然リアリティがない。こういうのも印象的で良いと感じた。 星が少ない理由はPixivで読めた漫画が多かったため。

小説の書き方が上手で、話の展開が面白いです。 続編出るようです。

さらっと読めました。王子の強引なアプローチへの、引きこもり博士の冷静なひきっぷりが可愛かった

4巻の続きではないです。書き下ろしの中編・短編小説と漫画、小説家になろうにあった短編などの寄せ集めしたものです。 最初は戸惑いましたが、読んでみるとやっぱり面白かったです。それと、挿絵の方がアンが好きなのがわかりました。

挿絵が可愛いく、Pixivで漫画版も読めます！ 乙女ゲーの悪役令嬢に転生した主人公が、死亡フラグを避けるために奮闘する話。どちらかといえば天然な行動や言動を武器に、周りの攻略キャラを攻め（？）ていきます。主人公の前向きで明るいずれっぷりと、攻略キャラ達との噛み合わない会話が面白すぎます。キャラが立っているので、攻略キャラはどれも格好良いです。

KADOKAWAで新人連載漫画家に起きた話。怖い。というか酷い。 漫画家と編集者とのいざこざはネットで定期的に聞きますが、こちらの編集者は底抜けに仕事ができないタイプ。 絵がかわいく、テンポよく話が進んでいくので面白かったです。

表紙がすでにネタバレな気がします(笑) 一言で表すと面白いので買うべしです。河原先生のお話作りに脱帽です。 前巻は二人のすれ違いがさぁどうなるのという絶妙なところで終わりましたが、今回もまた序盤から凄い展開です。中盤までおそらく大半の読者が期待してない方向に話が進み、モヤモヤがつのります。だけどその先にある幸福感と言ったら！ こんな描写、私は今まで見たことないです。とても良かったです。

緋色から購入してきた読者には感慨深い大団円です。歳の差カップルが無事に成立し、周囲の人間も前向きな様子で、今までの大事な伏線も回収されています。 最後なのでようやく、河内の特技が明らかになりました。さすが河内、ふらふら遊んでいるだけではなかったようです。これが個人的には一番のハイライトでした。

圧倒的にページが少ないです。ちょっと話が進んだかなというところで次巻に続くのでもやっとします。 盛り上がりきれない。