
神様の御用人
浅葉なつ
メディアワークス文庫
心温まる神様の話。
2015年11月16日読了。神様の名前がつらつら出てきて、もっと難しい話かと思っていたら、話の基礎となるところは優しい心温まる話でした。神様の説明が理解するのに時間かかるけど(想像することもできない)、そこを乗り越えれば一話完結のいい話です。黄金のキャラクターが私は好きです。かわいい。
7投稿日: 2015.11.17
青春探偵ハルヤ
福田栄一
東京創元社
青春探偵らしく
2015年11月7日読了。Kis−My−Ft2の玉森くん主演でドラマ化されるので原作を読んでみたけど、なかなか面白かった。いろんな事件が絡んでくるので面倒臭い展開なのかと思いきや、そんなに泥沼化せず、たんたんと解決されていって爽快だった。2作目があったらいいのにとも思えた作品でした。
6投稿日: 2015.11.08
レインツリーの国
有川浩
角川文庫
べたべたの恋愛話。
2015年1月27日読了。べたべたな恋愛話でした。特徴があるとすると強いて言えば、女の子が耳の障害を持っていることかなと思います。男の子はすごい男前で、こんな優しい男の子他にはおらへんと思います。それやのに女の子は不器用な子で、私の方が心配になるぐらい男の子に嫌われるようなことばかりします。でもそれが女心かと言えばそうかもしれません。気持ちはすごく分かります。映画化になるみたいで、キャストがどんな風に演じるのか見てみたいなと思いました。
6投稿日: 2015.11.05
火花
又吉直樹
文春文庫
芸人さんの芸人さんによる芸人話。
2015年8月15日読了。芸人さんの芸人さんによる芸人話で、こうやって姿を消していく人もたくさんいるんだろうなって思いました。こんにち活躍してる芸人さんは、ほんの一握りなんでしょうね。しかし、好みもあると思うんですが、2人のボケボケが笑えるかどうか、話の表現の仕方もわかるかどうか、というところで私はダメでした。この話を満喫できませんでした。理解ができませんでした。火花は一瞬で散るっていう意味で儚いふたりでしたが、幸せになって欲しい。彼らの形で。
3投稿日: 2015.08.15
ロケットスカイ インディゴの夜
加藤実秋
集英社文庫
子犬たちの戯れからの・・・。
2015年8月2日読了。事件は相変わらずのドタバタ感。晶と相方が喧嘩するところとか、やっぱりコンビだからだなぁと思いつつ、ハラハラしました。最後切なかったー。いつまでも子犬たちがわちゃわちゃしてると思ってたから、子犬が旅立つ時がくるなんて思いもしなかった。
2投稿日: 2015.08.02
つばさものがたり
雫井脩介
角川文庫
忘れかけた自分の優しい部分を思い出します。
2015年6月28日読了。家族のあったかい話でした。クローズドノートを思わせるあたたかさがありました。小麦がいい子でしっかり者で真面目で、だからこそ可哀そうで仕方なかった。叶夢の存在もとても良かった。叶夢かわいかった。代二郎兄ちゃんとお母さん、道江さんの存在も大きかった。道江さん気の毒だったけど、最後には自分の人生の目標を見つけられてよかった。あとパティスリーの成功までの話も心がわくわくしました。最後は涙涙です。忘れかけた自分の優しい部分を思い出させてくれる話です。
2投稿日: 2015.06.28
クローズド・ノート
雫井脩介
角川文庫
伊吹っていい名前。
2015年6月12日読了。一度読んだことがあるんだけど、伊吹という名前の印象が強くて忘れられなくて再読です。いい名前だなー。私の子供にもつけたいと思ってます。万年筆の下りの話が楽しくて、香恵の格闘も面白くて、この今井文具店の設定が勿体ないので、またどこかで使ってほしいな。石飛隆作の優しさは結構好きだけど、話の中では結構やっかいなので、微妙。そして何をおいても、伊吹の日記の話はすごくすてきでした。いい先生だなぁと純粋に思っていたら、この話の裏話について最後に書いてあったものを読むと、作者の立場というか思いを汲むと、感動してしまいました。伊吹とは友だちになりたいな。香恵も好きだなぁ。
6投稿日: 2015.06.12
ブラックスローン インディゴの夜
加藤実秋
集英社文庫
スピード感がいい!
相変わらずサクサクっと読めました。今回はネットゲームが題材だったので、専門用語が多く、少し読みづらかった。でも普段いないだろう人材がたくさん出てきて、インディゴらしく、最後までスピード感があって楽しかった。今度は何が題材になるかなぁ?
1投稿日: 2015.05.15
春を背負って
笹本稜平
文春文庫
心の疲れた時に読みたくなります。
2015年5月6日読了。再読になりますが、季節のいい時期になって久しぶりに読み返したくなり手に取りました。ゴロさんの経歴には驚かされるけど、ゴロさんの頑なな性格、亨ちゃんの優しい性格、美由紀の勝ち気な性格、三人の掛け合いが大好きです。サイドストーリーで出てくる人たちもどの人もいい人で、心も洗われます。山に登りたくなります。ボッカとか見てみたいな(笑)山のきれいな風景も感じられ、人々の温かさも感じられる作品でした。心に疲れた時にまた読み返したいです。
3投稿日: 2015.05.06
夜の床屋
沢村浩輔
東京創元社
展開はなかなか緻密
2015年4月25日読了。本屋さんで注目作として平積みしてあったのがきっかけで手に取った作品。これが処女作というから、驚きでした。展開の緻密性はすばらしい、けど、どこか納得できないもっていき方もちらほら見受けられたり。最後の葡萄荘の話は壮大でした。この話だけで十分おなかいっぱいになりました。でも最後の結論は端的すぎる気が…。もっと読者を唸らせる作品を書いていただくよう、今後の活躍に期待します。
4投稿日: 2015.04.26
