この本の作品情報に「爆笑と感動と胸キュンの最強トリプルコンボ」とあったが、まさにその通りだった。

最初からキャラクターの魅力がわかりやすく表現されているので、物語に入り込みやすかった。とても面白い。

表に出てこない、ソニーの「B面」を知ることができる。今のソニーがあるのは、このような技術者たちの支えがあるからだと思う。

ソニーがどのように再生していったかが第三者目線で書かれてある。当時の取材や報道から、当時の流れや雰囲気もわかる。

様々なキャラが絡みながら話が進んでいく。本編の補完も、世界観を崩さない程度に挟んである。とても面白い。

一対一の戦いがそれぞれ描かれる中で、迫力のある戦闘と間に入るギャグのバランスがちょうどよく、飽きることなく読める

本編もいつも通り最高に面白かったのだが、今回は特に番外編が面白かった。しょうもない話だったが、それがとてもよかった。

アダルト雑誌記者が主人公のマンガ。様々な女性と出会っていく、1話完結型になっている。1つ1つのエピソードが面白いし、ボリュームも多い。

細かいギャグや突飛な展開で最後まで楽しめる内容になっている。

エンターテイメントのソーシャル化やソニーの持ち株会社制への移行など、この本が出てから15年がたった今、答え合わせをしながら読むととても面白い。この時に、苦労をしながらも改革を進めていったことにより、現在のソニー・グループがあるといえる。