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福家警部補の挨拶
大倉崇裕 / 創元推理文庫
ドラマより面白いかも。ドラマの檀れいさんはちょっとイメージが違うかな。
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刑事コロンボ好きの著者が書かれたようで、刑事コロンボと同じように最初に事件が発生し犯人が明らかになります。
そこを主人公福家警部補が追い詰めていくという刑事コロンボと同じスタイルがとられており、本作に…は4編が集録されています。
主人公は若くして警部補なんだけど初見では刑事には観られない福家警部補。
犯人が固めた事故に見せかけるためのストーリーを福家警部補が崩していく様子は痛快です。ドラマにもなってるだけあって面白いですね。
少し残念なのは主人公福家警部補のキャラというか人となりはあまり描かれておらず感情移入は少な目ですね。
福家警部補が、あなたは○○○ですね。的に犯人の周囲の人から脅し気味に情報収集するんですけど福家警部補、あなたはなんでそんなに知ってるだよ。と突っ込みたくなります。
それでも楽しく読ませていただきました。刑事コロンボ的手法は成功しているんじゃないでしょうか。 続きを読む投稿日:2014.03.22
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万能鑑定士Qの事件簿 IX
松岡圭祐 / 角川文庫
なかなかよいかも
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今回、9巻が映画化されるにあたってお値段が安くなっていたので購入してみました。
このシリーズと推理劇シリーズを数冊読んだのみで、8巻までを読破したわけではないので、的はずれかもしれませんが。
若くて…可愛い女の子凜田莉子が主人公として、特別するどい観察力とディープな知識により問題を解決していくという、いつものパターンなんですが、
正直、いままで読んだ数巻は、手軽に読めてそれなりに面白いけど、正直、軽くて読みやすい分、なんだか中身が薄い印象を持っていました。
読む本がないときに、そこそこ楽しめるし、とりあえず買っとけ的な感じで読んでました。
で、この9巻です。モナリザという大きなテーマが全体としてわかりやすく構成されています。
部分的には、やっぱりそうなのね的な展開もあるんですが、内容もわりとしっかりしてるし、なかなか良いかもと思わせてくれます。
楽しませていただきました。
続きを読む投稿日:2014.06.23
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百舌の叫ぶ夜(百舌シリーズ)
逢坂剛 / 集英社文庫
迫力ありますねぇ。
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主人公の倉木警部の妻が爆弾テロに巻き込まれ死亡。なぜ主人公の妻が事件に巻き込まれなければいけなかったのか。
冒頭で爆弾事件が発生するなにもわからない状況から、少しずつ状況があきらかになっていきます。
…主人公が公安の刑事という枠に収まらないその捜査過程がすごく迫力があります。
そしてもう一人、記憶をなくした男新谷が自分の記憶を取り戻そうとする行動が、裏の世界からみたものであり、絡み合って話が進みます。
突然、時間軸がずれている場面があって、ハテナ?となったりしましたが、ちゃんとストーリーはまとまっています。
十分、楽しませていただきました。「百舌の叫ぶ夜」だけで話はちゃんと完結していますが、続きが気になって続編となる「幻の翼」も購入いたしました。こちらも楽しみです。 続きを読む投稿日:2014.06.29
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幻の翼(百舌シリーズ)
逢坂剛 / 集英社文庫
暴力的なストーリーが支配するお話ですね
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前作は暴力的な部分が迫力となっており、不明だった謎が徐徐に解決していくストーリー展開が面白かったと思います。
正直、本作の面白さというのがわからない。
前作の正義側の人物がそのまま登場しているので、…感情移入はしやすく、その貯金で読み終えましたが、
暴力的ストーリー以外に何があるのか疑問。個人的には少々残念な作品かな。 続きを読む投稿日:2014.07.04
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ごくせん 1
森本梢子 / YOU
無料の期間限定でもレビュー書けるのかかぁ
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ドラマしか知らんかったけど、仲間由紀恵ってなかなか原作の雰囲気だしてたんだねぇ
面白かったので安く売ってたら続きも読んでみたいな投稿日:2014.09.10
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奇子(1)
手塚治虫 / 手塚プロダクション
なかなかおどろおどろしい
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手塚治虫っていろんな漫画書いてたのね。
戦後の田舎の村社会が近親相姦までとかどろどろとした感じがよく描かれています。
最後まで読んでもほんとに救われない話ですね。
なんとなくほんとにあっても不思議がな…いような話のような気がしてきます。
続きを読む投稿日:2014.09.10