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レビューネーム未設定さんのレビュー
いいね!された数79
  • 聖の青春

    聖の青春

    大崎善生

    角川文庫

    肉丸くんって呼ばれてたんですね。

    みんなに愛されていた人らしいあだ名ですよね。 「東の羽生、西の村山」と称された村山肉丸くん。彼の人生が壮絶すぎるものであったことがこの本からものすごく伝わってきます。 この本を買う切っ掛けとなったのは松山ケンイチさんが主演する映画「聖の青春」のCMをチラリと1回みたことによります。 なんとも言えない雰囲気を醸し出す主人公に興味がわいて思わず映画ではなく小説を買ってみました。 子供の頃から病気を抱え、普通の人の人生を生きることが難しかった。それ故に生きている姿勢が全力です。 その主人公をささえる家族や師匠となる森さんや棋士仲間の温かさが半端じゃなさすぎる。 常に病気と闘いながら棋士として勝負に生きている。何度も病院に運ばれてもそれでも常に上を目指し名人を目指している姿がかっこいいです。 コミックや推理小説に占領された共同トイレのアパートをねぐらにして将棋という特殊な世界で生きる彼の日常が描かれています。 病気を抱えた主人公であるのでどうしても全体のトーンは壮絶な雰囲気ですが心温まる場面がたびたび登場します。 GOOGLE検索で彼の画像を検索すると「肉丸くん」て感じなんだかわかるなぁって写真が出てきて、かなりほっこりします。 人生を全力で生きたことが伝わりとても心を揺さぶられます。良い本です。

    0
    投稿日: 2017.03.24
  • ヒカルの碁 1

    ヒカルの碁 1

    ほったゆみ,小畑健

    週刊少年ジャンプ

    面白い!

    一気に読みたくなる。なかなか止められない。たぶん最終巻まで買いそう。

    0
    投稿日: 2015.04.15
  • 妻は、くノ一 全10冊合本版

    妻は、くノ一 全10冊合本版

    風野真知雄

    角川文庫

    軽い感じの時代劇で読みやすいですね。

    実は、単品で1巻と2巻は購入していたのですが10冊合本版を購入してちゃいました。 お値段的には、残りをバラで買うのとトントンな感じだったんですが、最初の1巻2巻が結構楽しく読めたので、一気に買っちゃいました。 妻はくノ一というタイトルから奥さんはくノ一ってことはわかるんですが、一緒に暮らしている妻が副業でくノ一をやっているのかと思ったら違ってました。 少々ネタバレになりますが、主人公が江戸に出て、くノ一であったろう妻を探しもとめる話でした。 話の構成は、主人公平戸藩士雙星彦馬と元平戸藩主松浦静山が彼らの身近で起こる怪しいできごとを解決していくというもので、 全体的な流れのなかで妻織江との関係が絡み合ってストーリーが進んでいきます。 くノ一である妻はいろいろな危機に遭遇し読んでいてハラハラもします。 ほんとに軽く読めます。通勤通学のお供にぴったりかと。

    1
    投稿日: 2014.11.30
  • 深夜食堂(1)

    深夜食堂(1)

    安倍夜郎

    ビッグオリジナル

    一話分の長さが丁度良い感じで好きです。

    ネットの配信でこの漫画のドラマがやっていたので観てみたらなかなか興味深い。 小林薫さんの主人公マスターが結構良かった。 で、この本に手をだしてみたらドラマより物語が簡潔なんだけど、原作の方が面白いと思える出来。 通勤電車で読むには一話の長さが丁度良い感じ。 でも、結局、次の話が読みたくなっちゃうな。

    1
    投稿日: 2014.11.30
  • 奇子(1)

    奇子(1)

    手塚治虫

    手塚プロダクション

    なかなかおどろおどろしい

    手塚治虫っていろんな漫画書いてたのね。 戦後の田舎の村社会が近親相姦までとかどろどろとした感じがよく描かれています。 最後まで読んでもほんとに救われない話ですね。 なんとなくほんとにあっても不思議がないような話のような気がしてきます。

    0
    投稿日: 2014.09.10
  • ごくせん 1

    ごくせん 1

    森本梢子

    YOU

    無料の期間限定でもレビュー書けるのかかぁ

    ドラマしか知らんかったけど、仲間由紀恵ってなかなか原作の雰囲気だしてたんだねぇ 面白かったので安く売ってたら続きも読んでみたいな

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    投稿日: 2014.09.10
  • 県庁おもてなし課

    県庁おもてなし課

    有川浩

    角川文庫

    正直、登場人物が少し気持ち悪いかな

    吉門、清遠、佐和、掛水、多紀、なんだか微妙に気持ち悪い感じ(そのままの意味で) なにがってわけではないけど、なんとなくそう感じちゃう 話自体が面白くないってことでもないけど、私はあんまり登場人物に感情移入できなかった 高知県にあるおもてなし課が、県の立場で県内の観光地を盛り上げていこうという話 県の立場もあって苦労するけどがんばっちゃうって話 主人公の掛水がカッコ良くなったっていうけどよくわからんなぁ

    1
    投稿日: 2014.07.17
  • 幻の翼(百舌シリーズ)

    幻の翼(百舌シリーズ)

    逢坂剛

    集英社文庫

    暴力的なストーリーが支配するお話ですね

    前作は暴力的な部分が迫力となっており、不明だった謎が徐徐に解決していくストーリー展開が面白かったと思います。 正直、本作の面白さというのがわからない。 前作の正義側の人物がそのまま登場しているので、感情移入はしやすく、その貯金で読み終えましたが、 暴力的ストーリー以外に何があるのか疑問。個人的には少々残念な作品かな。

    0
    投稿日: 2014.07.04
  • 百舌の叫ぶ夜(百舌シリーズ)

    百舌の叫ぶ夜(百舌シリーズ)

    逢坂剛

    集英社文庫

    迫力ありますねぇ。

    主人公の倉木警部の妻が爆弾テロに巻き込まれ死亡。なぜ主人公の妻が事件に巻き込まれなければいけなかったのか。 冒頭で爆弾事件が発生するなにもわからない状況から、少しずつ状況があきらかになっていきます。 主人公が公安の刑事という枠に収まらないその捜査過程がすごく迫力があります。 そしてもう一人、記憶をなくした男新谷が自分の記憶を取り戻そうとする行動が、裏の世界からみたものであり、絡み合って話が進みます。 突然、時間軸がずれている場面があって、ハテナ?となったりしましたが、ちゃんとストーリーはまとまっています。 十分、楽しませていただきました。「百舌の叫ぶ夜」だけで話はちゃんと完結していますが、続きが気になって続編となる「幻の翼」も購入いたしました。こちらも楽しみです。

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    投稿日: 2014.06.29
  • 万能鑑定士Qの事件簿 IX

    万能鑑定士Qの事件簿 IX

    松岡圭祐

    角川文庫

    なかなかよいかも

    今回、9巻が映画化されるにあたってお値段が安くなっていたので購入してみました。 このシリーズと推理劇シリーズを数冊読んだのみで、8巻までを読破したわけではないので、的はずれかもしれませんが。 若くて可愛い女の子凜田莉子が主人公として、特別するどい観察力とディープな知識により問題を解決していくという、いつものパターンなんですが、 正直、いままで読んだ数巻は、手軽に読めてそれなりに面白いけど、正直、軽くて読みやすい分、なんだか中身が薄い印象を持っていました。 読む本がないときに、そこそこ楽しめるし、とりあえず買っとけ的な感じで読んでました。 で、この9巻です。モナリザという大きなテーマが全体としてわかりやすく構成されています。 部分的には、やっぱりそうなのね的な展開もあるんですが、内容もわりとしっかりしてるし、なかなか良いかもと思わせてくれます。 楽しませていただきました。

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    投稿日: 2014.06.23