
最後のダイエット
石川善樹
マガジンハウス
著者の学歴で買った本。
東京大学医学部を経て、ハーバード大学公衆衛生大学院修了。 現在はキャンサースキャンおよび、株式会社Campus for Hの共同創業者。 という華々しい著者の学歴とブランド力に惹かれて手に取った本。 書いてある事をちゃんと実行できればきっと痩せると思う。 私はダイエットを初めてみたものの、1週間で挫折気味。 でも書いてある事をちゃんと実行できれば痩せるはず。
0投稿日: 2015.09.10
神々の山嶺(上)
夢枕獏
集英社文庫
一人の男のとてつもない挑戦が幕を開ける。
エベレストを巡る最大の謎。誰が最初の登頂者だったのか? 公式にはエベレストの最初の登頂者は、1953年のエドモンド・ヒラリーとテンジン・ノルゲイによって成されたとされている。 しかしそれよりも30年前の1924年。イギリスの登山家ジョージ・マロリーは戻ってくる事は無かったものの頂上を踏んだとされている。 このエベレストを巡る最大の謎を一端のミステリーハンターになったつもりで追っていく事ができる作品 謎を追っていく内に、どっぷりと物語の中に足を取られ一人の壮絶な考え方を持った男に出会う事になった。 未踏峰に凶暴なまでに登りたいと願いそれを実行していく男の壮絶な生き方は、私の心を大きく揺さぶった。 一つの事を極め、挫折を経験しても尚、全てを投げ打って挑戦していく男の姿には心打たれる。 徹底した登山のディティールが、圧倒的なリアリティで読者をエベレストに引き込み抜け出せなくなる。 極めて論理的かつ技術的に未踏峰を攻略していく特殊な生き方は、その誰も挑戦した事のない事に挑戦するという点に於いては普遍性を持ち、多くの夢を追う人の心を打つ一冊。 心がアツくなる傑作。 男の生き方を厚みを持って丹念に描いた作者には賞賛を惜しまない。
1投稿日: 2015.09.09
百姓貴族(2)
荒川弘
ウィングス
大爆笑酪農コミックエッセイ第2巻
1巻目よりも、さらにパワーアップ(?)した家族。もとい親父さんのエピソード満載。 ハリウッドばりに自動車で川を飛び越えたり、農作業で怪我した娘の指を独自の方法で治療したりもうやりたい放題。 父ちゃんを、主演さんまさんにやってもらって映画で見たい。 もちろん酪農の内容もぎっしり。 牛の繁殖方法の話はなんとも衝撃的。というか種牛から種を取る方法がとても衝撃だ。 使用するのは、その名も擬牝台。 使い方はその目で確認してほしい。 今回もめっちゃ笑えた漫画。
1投稿日: 2015.09.09
百姓貴族(1)
荒川弘
ウィングス
北海道独立国構想!!畑では鮭が取れたり、鹿が取れたり
笑いすぎて息ができない。 作者の父ちゃんの伝説が笑えすぎる。 北海道の筈なのに、パンイチで真冬の牛舎へ行ったり、バキュームカーでスケートリンクを作ったりと漫画内でのネタには事欠かないとーちゃん。 頬にヤクザの様な傷のあるとーちゃん。 その傷の秘密もワイルド。 都会とは「普通」の感覚が全く異なる北海道酪農一家の大爆笑エッセイ。 めちゃめちゃ笑えるけども、農作物に対する自分の考え方が少し変わった。 とにかく笑いたいときにオススメの一冊だと思う。
0投稿日: 2015.09.09
荒木飛呂彦の漫画術【帯カラーイラスト付】
荒木飛呂彦
集英社新書
物語の設計方法
漫画の構造を分かりやすく解説してくれている本なのだが、その応用範囲はとてつもなく広いと感じた。 そこら辺のビジネス書よりも仕事の役にたつと思う。 漫画はストーリーが有り、世界があり、人物がいる。 とても高度な表現なんだと思う。 いつもは面白可笑しく読んでいる漫画だけれども、その裏側には精密な構造があり、高度な設計によって成り立っていると教えてくれる。 この本を読むと漫画の面白さが増す。
0投稿日: 2015.09.08
天使の卵 エンジェルス・エッグ
村山由佳
集英社文庫
純粋の結晶
もうこれ以上無いくらい、直球ストレートど真ん中な恋愛小説。 純粋に誰かを好きになるという思いがそのまま結晶になって本になっているんだと思う。 春先に、カフェでかなり甘めのコーヒーを飲みながら読みたい本。 読書後は、頭と心が誰かを好きになりたいという思いでいっぱいになる。 甘酸っぱい思いで桜の花を見たいときはこの本を読む。
0投稿日: 2015.09.08
未来予測を嗤え!
神永正博,小飼弾
角川oneテーマ21
挑発的なタイトルと理系講座との事だったが。。。
内容は神永氏と小飼氏の対談形式。 対談形式の特性上、裏付けのデータが乏しく客観的な視点での議論ではなかったのが残念。 理系講座と言うよりも、著者二人の視点を通して今後の世界の有り様を覗く本。 人工知能やビッグデータが世の中にどんなふうに影響を与えていくか二人の視点を通して覗く事ができる。 風が吹けばおけ屋がもうかる的な話も入っている様な気もしたが、未来予測はそういうモノなのかもしれない。
0投稿日: 2015.09.08
ワールドトリガー 12
葦原大介
週刊少年ジャンプ
戦略と個人技のせめぎ合い
ジャイアントキリングの様な知的好奇心を刺激される展開。 自分と実力に差のある相手と戦う時に必要なのは、主人公の驚異的なレベルアップでもなく、派手な必殺技でもなく、インテリジェンス。 ジャンプっぽくない地味な主人公の燻し銀の働きが妙にリアルで、ざわざわする。
1投稿日: 2015.09.08
百姓貴族(3)
荒川弘
ウィングス
思いっきり笑える酪農エッセイ
思いっきりクセのある家族がとにかく笑かしてくれる。 農業やってると、こんな家族は普通なんだろうか? それとも作者の家のキャラクターが濃ゆいのだろうか? 普段覗くことの少ない農業というカテゴリー。 爆笑しながらいろいろ学べた一粒で二度美味しいマンガ。
2投稿日: 2015.02.15
読書は「アウトプット」が99%
藤井孝一
知的生きかた文庫
本との付き合い方
大量の読書をしている著者の視点から本との付き合い方が見える良書。 良書に出会った時にどう対応すると仕事のクオリティを上げることが出来るのか? 短い時間の中で最大限アウトプットを行うにはどんな方法論で情報を扱うとアウトプットにつながるかをわかりやすく解説してくれた。 多くのビジネス書と共通の内容も多いものの、後半の良書リストは一見の価値がある。 この本をスタートに、多くの本に触れようという気になった。
0投稿日: 2015.02.15
