ノラネコ生活さんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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ストーリー・セラー
有川浩 / 幻冬舎文庫
この話は、フィクション?ノンフィクション?
10
妻が突然不治の病となってしまう。
病の原因は彼女に死を宣告することと同じであった。
彼と彼女の出会いから別れを切々と書いたSide-Aと、彼のある提案を薦める半実話のSide-Bで構成されている。 …
Side-Aは彼女の書いた小説を心待ちにしていて、楽しみしている様子がものすごく幸せそうで読んでいるこっちが恥ずかしくなるくらい。
Side-Bは全く反対の展開であるが、彼と彼女の幸せな日常が書かれているが、あまりに現実的なところがあるなと思ってあとがきを読んでみると納得してしまった。 続きを読む投稿日:2015.12.25
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ママさんは萌え漫画家 1巻
こげどんぼ* / EDEN
日本の少子化に一石を投じる話?
2
「ヨメは萌え漫画家」3巻で報告があったとおり、 新しい命が生まれるまでの顛末記が書かれたコミックエッセイ。
と言っても命を授かるまでに不妊治療を行っているがかかる費用も
赤裸々に書かれていて、少子化…日本の原因のひとつがこんなところにも
あるのだと実感する。
高齢出産という事もあり、いろいろと不安なときに夫は出張でどっか
へ行ってしまうという不安をさらに助長する日々を読むと大変だなと思う。
妊娠中にこげどんぼ*の出世作で関わったある方が結婚したことが
書かれていたり結構時間がたったんだなと思ってしまった。 続きを読む投稿日:2015.08.31
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北欧女子オーサが見つけた日本の不思議
オーサ・イェークストロム / コミックエッセイ
不思議な国ニッポンだ?
3
セーラームーンを見て日本のアニメが好きになったスウェーデン女子の日本滞在エッセイ。
漫画やアニメの影響を受けて始めてくる外国人が多いためか、
日本語学校の先生の注意説明は、日本の漫画・アニメの影響が
…どれだけ強いかを象徴している。
しかし、日本面白滞在記としてよりも一度も布団を動かしていない
エピソード等の著者のずぼらな性格がこの作品に面白味を加えている。
読み終わって思うことは、著者本人は指摘してというけど、
日本人はちっちゃな間違いには意外と寛容だなと思う。 続きを読む投稿日:2015.08.23
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アメリカン・スナイパー クリス・カイルの伝説と真実
マイケル・J・ムーニー, 有澤真庭 / 竹書房文庫
伝説のスナイパーは、一体アメリカに何を残したのか?
1
アメリカン・スナイパーで時の人となり、衝撃的な最後を迎えたクリス・カイル。
追悼集会には一万人以上の参列者が集まり、3000キロにも及ぶ葬列では沿道に
人々が押し寄せ、旗を振り、敬礼をする。
なぜアメ…リカ国内で人々を引きつけていたのか?
周辺者の証言から、彼は人を楽しませることが好きで、自分が納得いかないことに対しては
歯に衣着せぬ言動をする。
911以降のアメリカの閉塞感を打ち破った彼の活躍や人柄に多くの人が引きつけたのだと実感する。
しかし、妻であるタナの言葉からあるように彼を理想化しないで欲しいという願いは、
お墓がアーリントン国立墓地ではなく故郷であるオースティンのテキサス州立墓地にあるように
『クリスカイル』として覚えていて欲しいと思いが伝わってくる。 続きを読む投稿日:2015.06.30
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可夢偉が、右京に!
小林可夢偉, 片山右京 / 東邦出版
再びF1の舞台で戦える日を夢見て
3
新旧二人のF1ドライバーが対談形式で、ざっくばらんにF1について語っています。
二人が戦ってきたF1の情勢に違いがあれど、がむしゃらに戦っていた右京さんに対して、
おおざっぱなセッティングでもレース展…開を考えながら走っている可夢偉さんの印象を持った。
近年は、テスト回数が減っているから新人が不利かと思っていたら、
可夢偉選手はほぼ毎日ある方法で戦っているのには目から鱗である。
発行が2011年の春頃なのでその後は、
2012年に鈴鹿で表彰台に上がったが、2013年は浪人生活、
2014年はケータハムから参戦したが実力が発揮出ないままシートを失う。
2015年現在は、戦いの拠点を日本にしてSFに参戦している。
初戦鈴鹿は9位の結果に厳しい意見があったのだが、
第2戦岡山では2位表彰台を獲得しているところを見ると、
どこへ行ってもこの人は速いなという印象を感じた
続きを読む投稿日:2015.06.24
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百姓貴族(3)
荒川弘 / ウィングス
荒川家家訓その2「俺に出来ることはおまえにも出来る」
0
ごぞんじ、元百姓漫画家の爆笑コミックエッセイ。
北海道で暮らす荒川家のエピソードをリアルに記載しているが、どれも面白い。
そして、荒川家の女性は強い人ばかりが気遣いの人だらけ。
26頭目のばあさんのエ…ピソードは、百姓の女として誰にも迷惑をかけないで去って行く姿は格好良いが、それよりも「何でもやらされる」荒川母の怒りに笑ってしまった。
30頭目のタンチョウヅル調査にてロシアで全てデータを没収されたときの危機回避方法は、大爆笑。
任天堂は偉大だと痛感した。
31頭目のハイジ話は、百姓あるあるオンパレードで、担当のイシイさんに理想と現実を突き付けられたり、下の子の牛乳魂は、やっぱり荒川DNAを引き継いでいるのですなと実感した。
35頭目は、熊嵐を検索するなと書いてあるが、まさか今年になって注目されるとは…
全エピソードおもしろいのでこの辺にして、全編読んで思ったことは百姓は、自分の興味のないことには全く知識として入ってこない。
特に作者の花に関する知識を読んでいると顕著に表れている。
続きを読む投稿日:2015.06.20