
ローウェル骨董店の事件簿 センチメンタル・ジュエリーの謎
椹野道流
角川文庫
戦争について考えさせられる
かといって、読むのに酷く重く感じるわけでもない。前巻はさらりと読んでしまったのだが、今回は、やけに、胸に引っかかってしまった。戦争に行くのを拒否する勇気?(それも勇気であるとは最初は気がつかなかったのだが)、そして、本人たちにとってはつながっているのに戦争中の殺人と戦後の殺人の大きな違い、そーいったものがなんだかとても気持ちを騒がせた。ただ、コノリーに対して、こーゆー着地点に落ち着いたことが、私には新鮮だった。ある意味、納得できて、胸の痛みが救われた。
1投稿日: 2017.03.14
天地明察 下
冲方丁
角川文庫
渋川春海の成長がとても勇気を与えてくれる。
暦というものが算術と天文学から作られることを初めて知った。そして、また、暦というものが与えた時代への影響力がこれほど大きかったとは、全く考えたこともなかった。私にとっては生まれた時から当然あったものだったわけで、今頃になって、なんだかとても真摯な気持ちになる。パワーのある人間にはパワーのある人間がどんどん引き寄せられていくものなんだなあと、そんなことを考えながら読み終えた。私は、囲碁をしたことがない。でも、なぜか囲碁を覚えてみたい、と思ってしまった。(もちろん、春海は、囲碁打ちでありながら、囲碁に思いがあったわけではなく、そういう物語でもなかったのだが。。。)
1投稿日: 2017.03.11
カブキブ! 5
榎田ユウリ
角川文庫
やっぱり面白い!
5巻を読むにあたって、もう1度1巻から読み返しましたが、うん、テンポもいいし、読んでて楽しい。好きなキャラも多くて、ワクワクさせてくれます。歌舞伎についてはほとんど知識はありませんが、かなり影響されて、ついYoutubeをのぞいてしまいます。とても大切なことを、とてもやさしい言葉で伝えてくれるところが、好きです。もう次の巻が待ち遠しくなってます。
0投稿日: 2017.03.11
小説 君の名は。
新海誠
角川文庫
読み始めたら止まらなかった。
映画は見てませんが、値段につられて手に取ってみました。あっという間に引き込まれました。面白かったです。ドロドロもイライラも無関係な、この透明感がたまらなかったです。映画、見たくなりました。
1投稿日: 2016.10.05
神去なあなあ日常
三浦しをん
読楽
これは、読んでてとても楽しかった。
まるで、天国のような?(知らないけど)神去村。山を愛し山に生かされ山とともに生きる村人たちに、読んでる私までえらく感化されました。林業について、まったくというほど知らなかったのですが、思わずやってみたくなるほどに、生き生きと描かれ、まるで気持ちは勇気に同化してしまいました。神去村って三重県のどこにあるんやろ?なんて、地図で探してしまいましたよ。
0投稿日: 2016.09.12
私の遺言(新潮文庫)
佐藤愛子
新潮文庫
非常に興味深かった。
”老後は「楽しむ」ものでなく、人生の総仕上げをする時期、死を迎える心の支度をするべき時だと私は考えている。” この本からは、いろいろな意味で、とても大切な言葉を受け取った気がする。 自分にはまったく霊感というものがないが、ものすごく素直に受け入れてしまえたのが不思議だ。日拝、やってみようと思う。 和人がアイヌ人にしたことについては、初めて知った。ものすごくショックだ。
0投稿日: 2016.09.05
ラストナイト
薬丸岳
実業之日本社
短い???
一気に読ませてくれます。でも、なんてむくわれない・・・・。恐れてたとおり、読むほどにせつなくなっていくので困りました。なのに薬丸さんの本は、読まずにはいられない。
0投稿日: 2016.08.04
ヒポクラテスの誓い
中山七里
祥伝社文庫
するする読めてしまう
あの若造刑事というイメージだった古手川刑事がなかなか頼りになってて、あの渡瀬刑事は名前だけの参加で、とリンクしてるせいか、妙に読みやすかった。なんとなくそうかなあって思ってたらやっぱりそうだったんで、あまり驚きはなかったけど、法医学から謎を解明していくところはとてもおもしろかった。光崎教授がとてもいい。シリーズ化してほしいです。
2投稿日: 2016.07.29
バレットハート 警視庁特別教導課 心経琴枝
丈武琉
角川文庫
続編は出るのかな???
黒霧刑事と心経刑事のコンビが読み進めるうちにどんどんおもしろくなる。オカルト風味もいい具合で、おもしろかった。でも、これは、たぶん、続編が出てもらわないことには、気持ちがおさまらない。解決してないこととか、心経のはちゃめちゃぶりの過去とか、よくわからないけど、えらく役に立つ医者のこととか、なんだか、ものすごく興味あるのにまだ謎でそれがとてもおもはゆい。
0投稿日: 2016.07.18
合本 陰陽師(一)~(十二)【文春e-Books】
夢枕獏
文藝春秋
安倍晴明ファンにはたまらない。
天才陰陽師 安倍晴明、妖し、鬼、物の怪、、こんなにも私の大好物が詰まったこの物語がおもしろくないわけがない。読みやすく、夜な夜な読むのにちょうどよいかんじでした。好きな人を想うあまり鬼に変じてしまう、そんな哀れでいとおしい鬼が印象的でした。
1投稿日: 2016.07.14
