かととらさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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夜市
恒川光太郎 / 角川ホラー文庫
とても不思議な物語だった。
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怖くはないけど、読んだ後もこの不思議な世界からすっきり抜け出ることができないまま、なんだかもの悲しさが残る。あれから裕司はどうなってしまったんだろう、とか、レンはどうしてるんだろう、とか、妙に余韻が残…ってしまう。とても読みやすくて、面白くて悲しくて不思議な本だった。 続きを読む
投稿日:2016.04.20
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ロードムービー
辻村深月 / 講談社文庫
”冷たい校舎の時は止まる”を読んだら、
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なぜこの’’ロードムービー’’を読まずにいられるでしょうか。。。
読み始めた途端、なんだ、この宝石のような話たちは、、、大満足です。
ただ、欲を言えば、私は、もう一度、榊くんに会いたかったなあ。。。。投稿日:2017.04.04
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暗いところで待ち合わせ
乙一 / 幻冬舎
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死にぞこないの青
乙一 / 幻冬舎
不思議な感触
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こんな教師が、本当に存在してるなら、たまらない。冷静に壊れていくマサオがいたたまれない。後半は、少し雰囲気が変わって、悲惨なままじゃない最後を迎える。そして不思議な余韻を残してくれる。
投稿日:2017.04.16
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贖罪の奏鳴曲
中山七里 / 講談社文庫
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ロスト・ケア
葉真中 顕 / 光文社文庫
とても興味深いテーマでした。
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もし、このロストケアーが実際に介護の一環として存在するなら、自分が寝たきりになった時、ぜひ、受けたいと思うのは私だけだろうか。そして誰に知られることなく自然死として扱われたら、それはとても幸せなことだ…と思えてしまうのは私だけだろうか。そう考えると〝彼”の犯した罪を責める気にはならない。老人介護に対してあまりにも日本の社会・政治がついていけてない現状を知り、老いていく先が非常に不安になりました。次は少し気分転換できる本が必要です。 続きを読む
投稿日:2016.04.14