イスラエル 人類史上最もやっかいな問題
ダニエルソカッチ(著)
,鬼澤忍(訳)
/NHK出版
作品情報
「知らない」ではすまされない、世界が注視する“この国”を正しく知るための入門書
イスラエル。こんなテーマがほかにあるだろうか?
人口1000万に満たない小さな国が世界のトップニュースになるのはなぜか?
アメリカのキリスト教福音派はなぜ、イスラエルとトランプを支持するのか?
なぜ紛争は繰り返されるのか?
そもそも、いったい何が問題なのか?
世界で最も複雑で、やっかいで、古くからの紛争と思われるものを正しく理解する方法などあるのだろうか?
国際社会の一員として生きていくために、日本人が知っておくべきことが、この一冊に凝縮されている。
争いを拡大させているのは、私たちの無知、無関心かもしれない。
【目次】
第1部 何が起こっているのか?
1章 ユダヤ人とイスラエル/2章 シオニストの思想/3章 ちょっと待て、ここには人がいる/4章 イギリス人がやってくる/5章 イスラエルとナクバ/6章 追い出された人びと/7章 1950年代/8章 ビッグバン/9章 激動/10章 振り落とす/11章 イスラエルはラビンを待っている/12章 賢明な希望が潰えて/13章 ブルドーザーの最後の不意打ち/14章 民主主義の後退
第2部 イスラエルについて話すのがこれほど難しいのはなぜか?
15章 地図は領土ではない/16章 イスラエルのアラブ系国民/17章 恋物語?/18章 入植地/19章 BDSについて語るときにわれわれが語ること/20章 Aで始まる例の単語/21章 Aで始まるもう一つの単語/22章 中心地の赤い雌牛/23章 希望を持つ理由
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- イスラエル 人類史上最もやっかいな問題
- 出版社
- NHK出版
- 書籍発売日
- 2023.02.25
- Reader Store発売日
- 2023.03.06
- ファイルサイズ
- 26.3MB
- ページ数
- 400ページ
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 4.3 (32件のレビュー)
-
中東戦争、イスラエルパレスチナ問題はニュースで長年流れていますが、お恥ずかしながらどことどこが戦って、敵で、味方で、そもそもなんでこんな争いになっているのか、よく聞く人名や組織名がなんなのかが理解でき…ず…。
そんなイスラエルパレスチ問題をユダヤ系アメリカ人で、イスラエルを真の民主主義国家達成を目指すNGO代表でもある著者が語る。
こちらの本は聖書時代に遡る歴史問題に、周辺諸国や欧米各国の思惑が絡み合い手出し口出しされ、「人類史上最も厄介な問題」になっているイスラエル・パレスチナのことをわかりやすく書かれている。…のだが、込み入りすぎている上に、それぞれの国や組織がその都度方針を変えるのでややこしすぎてやっぱり理解できず(ーー;)
この本は2021年までに纏めたことを2023年に刊行した。しかしさらにこのレビューを書いている2024年ですでに情況が変わりまくってるし(ー_ー;)
(本書現在では、ネタニヤフは議席を減らし、トランプ大統領も退陣した。しかし2023年10月にハマスのイスラエル攻撃、2024年現在はネタニヤフが政権に復権、アメリカ大統領選の結果により情勢はまた変わるだろう(-_-;))
2023年のハマスに襲撃されたイスラエルだが、その後の「反撃やり過ぎ」感もあり見通しは不安定だ。1920年代から50年代初頭にかけては世界中で大量強制追放と人口移動が起こっていた。多くの民族や人々が「正しい国」に行くことを強いられた。そんな中でもユダヤ人は世界中で差別され攻撃されてきたユダヤ人には「世界には自分たちが安寧できる場所がないのだから作るしか無い」という切実な思いがあった。さらにイスラエル建国後も「譲歩」したらその分攻撃されて奪われるという実体験もある、そこで引くことできないのだ。
それでも、イスラエルでは政権が変わるとアラブ系との対し方もガラリと変わる。お互いの譲歩による戦争回避を目指す首相たちもいたのだ。
イスラエル以外で力のあるユダヤコミュニティはアメリカにある。アメリカの大統領(元大統領)がイスラエルとアラブを握手させたこともある。だがドナルド・トランプとネタニヤフの組み合わせは非常に悪い意味で皮肉的な意味で合致してしまった。
もうすぐアメリカ大統領選だよ、どうすんのこれ…。
そしてアメリカのユダヤ人コミュニティと、イスラエルのユダヤ人の目指す方向もズレが生じている。
イスラエルにおけるアラブ系民族の非道な差別は「今、現在」のこととは思われないほどだ。だがイスラエルのユダヤ人たちも一枚岩ではない。東欧を中心としたヨーロッパ出身ユダヤ人のアシュケナージ系、スペインに滞在していたアジア出身ユダヤ人のスファラディ系、アラブ・イスラム圏出身のミズラヒ系などの系統がある。アシュケナージ系が世界的にも人数が多く、イスラエルでも重要な地位を占めているということだ。それでもともに暮らし交じるうちに、ユダヤ人とアラブ人の混じった料理や文化を生み出してもいる。
歴史、宗教、戦争、あらゆることが絡み合い、情況が次々に変わる「人類史上最も厄介」となってしまったイスラエル・パレスチナ問題。著者はユダヤ系だが実に冷静に問題を語る。
終盤には用語集もあるので、それだけでもわかりやすい。続きを読む投稿日:2024.05.13
大変よくわかりました。まだ途中なんだけど、和平と戦争を繰り返し。イスラエルも建国当時から左派だったけど、今は右派。だから、その前政権のアンチテーゼのために戦争をする。誰と、第四次中東戦争後はエジプトと…和解。ヨルダンと交渉。でもそもそもパレスチナ側は国にもなってないし、イスラエルは認めるわけにはいかない。だから戦争継続、パレスチナもそもそもPLOの後は、ヒズボラだハマスだといろいろ権力闘争して、その時にチカラのあるやつをイスラエルは叩くだけ、根本解決出来ない。読んでるだけで、疲れて来た。ここに住む人はたまったもんじゃないね。続きを読む
投稿日:2024.04.03
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。