プーチンと習近平 独裁者のサイバー戦争
山田敏弘(著)
/文春新書
作品情報
第三次世界大戦はすでに始まっている
アメリカの覇権をくつがえそうとするロシアと中国。サイバー技術とスパイを使った二大陣営の戦いは私たちに何をもたらすのか。
ロシアによるウクライナ侵攻とともに注目が集まったサイバー世界の戦争。そしてにわかに高まる台湾海峡の危機。ロシアと中国というスパイ大国が、アメリカや日本など西側諸国に仕掛けた情報戦争の内幕をスパイ取材の第一人者が解き明かす。
目次
第一章 プーチンの戦争とサイバー戦
第二章 中国は技術を盗んで大国になった
第三章 デジタル・シルクロードと米中デジタル覇権
第四章 中国に騙されたトランプ
第五章 アメリカファーストから「同盟強化」へ
第六章 日本はサイバー軍を作れ
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商品情報
- シリーズ
- プーチンと習近平 独裁者のサイバー戦争
- 著者
- 山田敏弘
- ジャンル
- 教養 - ノンフィクション・ドキュメンタリー
- 出版社
- 文藝春秋
- 掲載誌・レーベル
- 文春新書
- 書籍発売日
- 2022.04.20
- Reader Store発売日
- 2022.04.20
- ファイルサイズ
- 0.4MB
- ページ数
- 256ページ
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この作品のレビュー
平均 3.7 (10件のレビュー)
-
米・露・中の三国を中心とした、サイバー戦を含めたコンピュータ・セキュリティを解説したものです。
本来、情報共有のための先端的な技術であるインターネット上で繰り広げられるサイバー戦。
それは、非合法で…、超大国のネゴがぶつかり合う情報戦争の場である。
サイバー技術を持たない国々(含む日本)は、これらの超大国の支配下にのみこまれていく。
前半は、露・中のサイバー技術の紹介と実戦の解説を、後半は、アメリカトランプと中国習近平とのやり取りを中心とした米中の変容を描いています。
気になった点は次の通りです。
ロシア軍は、ジョージア、クリミア併合、ウクライナと、フェークニュースの配信を含めたサイバー戦を実働部隊の投入の前に行っている。
ロシアのサイバ部隊の創設は、もともとアメリカ軍のサイバー侵略の脅威に対抗するため。
それが、2016年のアメリカ大統領選挙でのサイバー攻撃を行うまでに成長してきた。
ロシアのサイバー攻撃はより直接的で、インフラの破壊や、ランサムウエアをつかった身代金の取得などです。
中国は、長い間潜伏して、コンピュータから情報を抜き取っていく戦略だ。
それが、2010年オーロラ作戦としてアメリカの知るところとなり親中政策を大きく変換させることとなった。
それまでに中国は、国内に潜伏していたCIAのスパイを特定し、アメリカに打撃をあたえてきた。
中国にとっての、サイバー攻撃の対象は、台湾で、8割のサイバー攻撃は中国からのもの。
中国は、国家安全法をつかって、国民や企業へスパイを強要。一方で、千人計画で中国への協力者獲得のためになりふりかまわない人材の獲得を行っている。
さらに、ファーウェイをつかってインターネットより、違法に情報を収集しようとしている。
習近平とトランプの確執、トランプ時代に情報機関は中国情報戦に後れをとった。
バイデンのブレーンは、対中強硬派、中国に対峙するために、アジアにて、中国包囲網を形成しようとしている。
それが、日本が提唱しているクアッドで、日・米・豪・印の4か国による包囲網だ。
中国のデジタル・シルクロードと、一帯一路構想から、欧州が離れ始めている。
ファーウェイの採用拒否、オーストリア、ドイツの対中ビジネスの縮小化、ベルギーの中国スパイの摘発
日本では、ウクライナ戦を機会に、大規模なサイバー軍を創設すべきであると主張する。
結論は、
インターネットが、国家運営に重要で不可欠なインフラとなった今、そのセキュリティは国の統制・支配そのものであり、安全性を維持しようと躍起にあるのは当然である。
ネットインフラをベースとして、中国主導の地域と、中国を排除した西側主導の地域とが分断される可能性は小さくない。そのとき世界は、新しい二大勢力圏に分断されることになるだろう。
です。
目次は次の通りです。
はじめに
第1章 プーチンの戦争とサイバー戦
第2章 中国は技術を盗んで大国になった
第3章 デジタル・シルクロードと米中覇権
第4章 中国に騙されたトランプ
第5章 アメリカファーストから「同盟強化」へ
第6章 日本はサイバー軍を作れ
おわりに続きを読む投稿日:2022.07.16
アメリカも中国もロシアもそれぞれサイバー空間でうごめいている。
そしてサイバー空間は情報にも深く結びついていて、情報を制するためにもサイバー空間は非常に重要である。
色々と専門用語も出てくるがちゃんと…解説してくれるのでありがたい。専門用語というか様々な組織名が頻出するが特に気にしなくても読み進められる。続きを読む投稿日:2023.12.21
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