ハーバードの 人の心をつかむ力
ローラ・ファン(著)
,栗木さつき(著)
/ダイヤモンド社
作品情報
ダニエル・ピンク大絶賛!実力以上の結果を出し、人より抜きん出た存在になるには、努力と能力だけでは足りない。周囲の人の認識を自分の味方にし、だれから見ても魅力的な人物になる力「E DG E」を手にすることで、思いどおりの人生を歩むことができる。全米が大注目するハーバードの教授、待望の書!
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商品情報
- シリーズ
- ハーバードの 人の心をつかむ力
- 出版社
- ダイヤモンド社
- 書籍発売日
- 2021.12.14
- Reader Store発売日
- 2021.12.15
- ファイルサイズ
- 2.2MB
- ページ数
- 368ページ
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この作品のレビュー
平均 3.7 (8件のレビュー)
-
人生を豊かに過ごすためには、自分自身が内から輝くことが大切なのである。そのためにどうすればよいのか?
そんなことを本書は語っているが、個人的感想としては「ごもっともだが、実践が難しい」と感じた。
人は…皆、輝ける自分でいたいし、他人に対しても優位でいたい。
「他者と比較する」という競争原理が働く部分もあるが、本書はもう少し「自分磨き」に重点を置いた内容となっている。
(そもそも他者と比較してもしょうがない。所詮、自分は自分でしかないのである)
表題の「EDGE」とは、次の頭文字をいう。
①「Enrich」豊かにする
②「Delight」楽しませる・明るくする
③「Guide」誘導する
④「Effort」努力する
この「EDGE」を意識すれば、他人との付き合い方も上手になり、人生が豊かになるということだ。
もちろんそれは理解できるが、そんな単純な話だろうか。
結局、これらを実践することが一番のハードルだと思うのは、私だけだろうか?
若干理想論に偏っている面が垣間見えた。
確かに書いてあることは「その通り」と思うことが多い。
あくまでも自分を売り込むのではなく、相手を楽しませるという考え方は大事だと思う。
そこにさらにユーモアやジョークがあれば、相手はあなたのことを「気が利く人」と思ってくれるだろう。
他人と、心を許した信頼関係を構築するのは簡単な話ではない。
そもそも気が合う、合わないの相性の問題がある。
しかし人間社会では、相性が合わない人ともそれなりに付き合っていく必要がある。
会社では勝手にチームが組まされるし、住む家だってご近所さんとは出来れば揉め事を起こしたくない。
自分が営業担当であれば、嫌な顧客に対しても商品を売り込まなければならない。
結局、他人のことは変えられないのだから、自分自身を変えていくしかない。
しかしながら、無理をして自分自身を変えてしまうと、メンタル面でも痛んでしまう。
無理をせずに、ほんのちょっとの行動だけで人間関係が改善するならば、大いに効果があると言えるだろう。
まずは自己理解のための分析をするしかないのだが、これが一番難しい。
自分自身の事は当然自分が一番分かっている、と思い込んでいる。
このバイアスを取り払い、もう一度自分の内面と向き合うのは簡単ではない。
メタ認知とか、客観視とか、俯瞰して物事を見るとか様々言われるが、要は同じことである。
まずは「私は何者なのか?」を、あまり真剣に追い込まずに、軽くライトに考えてみればいい。
自分の「強み・弱み」を改めて知ることが大事だと言うが、これも当然だ。
職場のキャリア研修などでも、改めて「自己の強み弱み」を文章を書かされる課題がある。
自分のことを一番分かっていても、改めて内省することで見えてくるものがある。
出来るだけ今までの一方向からの視点でなく、多視点で見つめてみる。
そこからスタートし、その上でEDGEを使って直感力を磨き、本質を見抜くのだという。
これも簡単な話ではない。
私も他者を見た時に「どうしてこの人は、この本質に気付かないのだろう」と感じてしまうことがある。
それでは果たして、自分は本当の本質に気が付いているのか?
この問答は、どこまで考えても正解に辿りつかない。
自分の思う正解は、自分で考える以上、幻想でしかないからだ。
それでも本書を読んで、まずは内省し、EDGEを使って行動を変えてみる。
自分自身は結局他人の鏡であり、そんな自分も少なからず他人に対して何らかの影響を与えていく。
少なからず、所詮人間とはそういう生物なのかもしれない。
(2023/8/10木)続きを読む投稿日:2023.09.03
このレビューはネタバレを含みます
この本で述べられているEDGE(エッジ)を一言で言い表すならば、「優位性」と言い換える事ができるだろう。
レビューの続きを読む
この本では、人の思考や判断は全て、先入観や固定観念の上に成されている…というニュアンスが、多…くの小話を通して延々と語られている。
そういった強力な影響力を持った認識の力(要は先入観)に対して、どうやってEDGEを獲得していくか…という事を、順を追って説明してくれているのがこの本である。
偏見のために、不利な状況に陥ったとあっては、確かに!たまったものではない!!…というのが多くの人の、共通の人情だろう。
私もそう思う。
ではEDGE(優位性)を分解すると、Eはenrichの略で相手を豊かにする。つまり、相手にメリットを与える事と考えてOK。
Dはdelightの略で、相手を楽しませるという意味。楽しませると言っても、笑いをとるとか、面白がらせるといったニュアンスではなく、「興味を持たせる」「注意を向けさせる」といった意味で抑えた方が良いだろう。
Gはguide(ガイド)で誘導する。これは、このままの解釈で良いと思う。
最後、Eはeffort(努力する)。これも、このままの意味で捉えて良いと思う。
この書籍は、以上の4つのキーワードについて、たくさんの小話を用意して、どうやってEDGEという優位性を獲得するかという事を説明してくれている。
著者は移民であり、しかも女性で、幼少期からたくさんの偏見を受けて育ってきている。
EDGEとは、著者ならではの生きるための、処世術であり、自分の能力を正当に評価させるための術と言っても良いのかもしれない…これも私のこの本を読んだ偏見なのかもしれないが…。
続きを読む投稿日:2023.12.31
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