だからピアノを習いなさい~子どもの生き方が変わる正しいピアノの始め方~
黒河好子(著)
/ヤマハミュージックメディア
作品情報
ピアノを学ぶことで、子どもの心身は大きな成長を遂げます。本書は、ピアノを習う意義からその効用、 習う時期の重要性、右脳と左脳を生かした練習法などまで紹介します。 北海道から沖縄まで年間170回を超える講演を行っている著者による、 これまで誰も語らなかったピアノ教育法。 お子さんに何か習い事をさせたいと思っている方、 現在子どもにピアノを習わせている保護者の方、そしてピアノ指導者が、 確信をもって子どもをピアノに向かわせるための必携の1冊です!「私は、いずれやめても良いから 子どもたちにピアノを習ってほしいと思っています。 ピアノをやっていれば、ほかの楽器を習う時にも進歩が速いとも言われます。 また音楽学校では副科としてピアノがあるので、 ほかの楽器を習うようになったとしても ピアノは幼いうちから習っていた方は有利です。 大人になってからピアノを習おうとしても、なかなか思い通りに弾けません。 しかし幼いうちに一度でもピアノを習っておくと、 楽譜、鍵盤、音、指の動きの連携がうまくいきます。 13歳くらいまでピアノをしっかり習っていると、 大人になってからまたピアノを始めても練習次第ではよく弾けるようになります。 幼い時に習ったピアノテクニックが潜在的に身についているのです。 ですから、子どもたちが将来ピアノを弾きたくなった時に、 改めて弾ける喜びを与えるためにも、 たとえ一度やめることになったとしてもピアノを習わせるべきだと思います。」――「あとがき」より
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この作品のレビュー
平均 2.8 (5件のレビュー)
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分かってる…分かってはいる…ってことを改めて再認識した。
ただ先生によって、教材によって、意図しているところは違うのでこういう考え方もあるということで良いところは取り入れてと柔軟にいこうと思う。
最後…のピアノの選び方に関しては分かりやすかったので、これからピアノ購入を考えている人にはいいのでは。
ただ住宅問題でアコースティックピアノを置ける環境ばかりでないことも考慮にいれないといけないなぁ。
昨今の物価高で真っ先に削られるのは子どもの習い事だったりもする。
ピアノは初期投資が大きいから益々ハードルが高くなっているような気がしている。続きを読む投稿日:2024.03.29
年齢によっての発達の具合が、聴覚、記憶力、読譜、リズム感、思考などの項目に分けて書かれてあった。今まで読んだことのある脳科学の本の内容と必ずしも一致しない点がたまにあり、どこまで信頼してよいか、少し疑…問に思った。
しかし、ピアノの教育がどんどん低年齢化していっている昨今、何歳でどのようなことができるのか、どのような年齢の子供に何をさせるのが効果的かなどを知る、考える事は、レスナーにとって重要なことなので、参考にしたい。
音楽が芸術ではなく、教科のお勉強の話をされているような堅苦しさを少し感じた。
印象に残った箇所
理解力
○ピアノのレッスンを受けるときには、先生から何を注意されて、それをどう直していくかを考えなくてはいけません。最初は先生が言ったことを本当に理解していなくても、先生の言うことを聞いているうちに、次第に意味がわかり、理解力がつくようになります、なぜなら、できなかったことができるようになって、初めて、言われた意味がわかるようになるものだからです。理解力とは、できなくては身に付かないものなのです。「意味がわかる」と「理解力がある」は別のことです。理解するとは応用できることです。
○大きな音符の楽譜は、塊で見るトレーニングが遅れるので、なるべく早いうちから普通サイズの楽譜に切り替えていくのが良い。
追記 電子ピアノとアコースティックピアノの違いについて詳しく書かれていた。わかりやすく、どちらを買おうか迷っている人には助かると思う。続きを読む投稿日:2023.11.05
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