司書教諭による情報メディア活用 生涯学習の扉を開くために
西巻 悦子(著)
/近代科学社Digital
作品情報
本書は、司書教諭講習科目の「学校図書館メディアの活用(2単位)」のねらいと内容に基づき、司書教諭養成のためのテキストとしてまとめたものです。本書のねらいは、実際の学校現場での司書教諭の職務遂行に役立てようとしたところにあります。情報とはinformation(知識や案内)であるとともにintelligence(知性・叡智)でもあります。学校図書館資料を利用して得られた知識を評価判断し、叡智にまで高めて問題解決にあたることが必要です。情報メディアの活用を通じて、問題を設定し、問題解決を経て叡智に転換した事柄を発信し、さらなる情報知識を得るという叡智の蓄積サイクルが作られます。そのプロセスと方法を学びます。【目次】第1章 学校における情報教育と学校図書館の情報メディア1.1 情報教育と学校図書館1.2 学校図書館メディアの種類と特性1.3 情報への接し方1.4 電子メディア選択の視点1.5 学校教育と著作権第2章 学校図書館における情報メディアの活用と授業2.1 情報メディアの検索2.2 学校図書館の情報メディアを活用するためのサービス2.3 情報メディアを使った学習の指導2.4 プレゼンテーション資料作成と発表2.5 学校図書館におけるICTの活用と指導第3章 学校図書館と情報技術革新3.1 学校内ネットワークの構築3.2 学校図書館における電子書籍3.3 情報メディアの活用と情報モラル3.4 学校図書館での児童・生徒の個人情報の扱い3.5 特別支援教育における情報メディアの活用3.6 情報技術革新と今後の学校図書館
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西巻悦子
1974年から2010年まで東京都立高等学校国語科教諭2003年 東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了 教育学修士2003年から司書教諭、2008年から主幹教諭を兼任201…6年 筑波大学大学院図書館情報メディア研究科後期博士課程単位取得満期退学現 在 昭和女子大学非常勤講師、早稲田大学非常勤講師、秋草学園短期大学非常勤講師日本図書館情報学会日本学校図書館学会International Association of School Librarianship特定非営利活動法人 大学図書館支援機構『学校図書館の役割と使命』(近代科学社Digital,2021)
教育面では、EdTech(AIの導入などIT技術を活用した教育)やオンラインで行う遠隔教育など、学びの変容を目指す取り組みが掲げられています[2]。そのため、教育政策は情報を利活用する能力の育成、また安全・安心に情報を利用できる環境の整備に重点が置かれるようになってきています。
図書館情報学用語辞典では、情報リテラシーは次のように定義されています[4]。 さまざまな種類の情報源の中から必要な情報にアクセスし、アクセスした情報を正しく評価し、活用する能力。具体的には、以下の能力を含む。 (1)情報へのアクセス:さまざまな種類の情報源について熟知している。実際にレファレンスブックや各種データベースなどを利用して、必要な情報にアクセスすることができる。 (2)情報の評価:精度や再現率などから、アクセスした情報の正しい評価を行うことができる。 (3)情報の活用:既存の知識体系の中に、新しい情報を統合することができる。問題解決にあたり、情報を有効に適用することができる。
情報を活用するには、まず、すべての情報には何らかの偏りがあるということを認識しておきましょう。「あらゆる情報は、メディアに表現された時点で様々なバイアスが働き、加工されている」と考えなくてはなりません(図1.1)。
したがって、情報と接するときには、どこかに一つの「正解」があると考えるのではなく、すべてが疑いうると考える相対的な視点が必要になってきます[ 18]。情報を自分で分析・検討し、どのような見地で表現されたものなのかを評価しながら読むことをクリティカル・リーディングといい、これは情報を活用するために必要な能力です。自分自身で考えることが重要です。
Q :クリティカル・リーディングは国語科の読解とは違うのですか。 A :クリティカル・リーディングでは、自分の主張の裏付けが求められます。国語科でも批判的に読むという指導が行われていますが、読解では裏付けまで求めません。ですから、担当の先生と話し合い、児童生徒の実情に合わせてTT(team teaching)で授業をするといいです
日本十進分類法は改訂を重ね、現在使用されているのは第10版です(表2.1)。時代が移り変わるにつれて、世相に合わせた新しい項目が追加され、あまり使われない項目は縮小されて新陳代謝を重ねてきました。
印刷メディアを調べるだけではなく、電子メディアからも情報を収集します。
③総合的な学習での活用 総合的な学習では、自ら課題を見つけ、主体的に判断し、問題を解決する資質や能力を育成する教科横断的・探究的な学習を行います。文部科学省では、「総合的な学習(探究)の時間は、変化の激しい社会に対応して、探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力を育成することを目標にしている」と述べています。これを受けて、情報メディアの活用では、情報の収集・整理だけでなく、近年では自ら考えをまとめ、情報発信することが重視されています。
発表者が心を込めて情熱を持って聞き手に語りかければ、聞き手は、きっと話に引き込まれるでしょう。そのためには、話す内容に自信を持つことです。独りよがりにならないように注意する必要がありますが、よくやってきたその結果を発表しているのだからと自分に酔うことも大切です。
Rothmanさんは週に1回、昼休みに図書館で電子書籍を読む「読書クラブ」の自主活動を組織しました。この経験をもとに、論文では1人1台端末のない段階でのリーダー機器の選び方、書籍の選び方、公共図書館との連携の仕方、クラブの運営の仕方などを説明するとともに、生徒たちの反応を細かく観察し、中学校における効果的な電子書籍活用の在り方を探っています。
School
OverDrive
LibrariE &
本校生徒だけが使える電子図書館も2018年5月からスタート、PCはもちろん、個人のタブレットやスマートフォンでも読書を楽しむことができます。電子図書館では、特に洋書が充実していて、読み上げ機能がある本は、英語学習にも効果的だと好評です。 読書だけではなく、読み上げ機能を利用した英語学習など、電子書籍ならではの機能を使ってさまざまに利用されていることに注目しましょう。続きを読む投稿日:2023.12.11
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