佐伯泰英の時代小説第一作。すべてはここから始まった!豊後相良藩二万石の徒士組・金杉惣三郎は、14年ぶりに江戸に入った。何者かによって奪われた相良藩の蔵書の中に、幕府の怒りに触れるもの――切支丹本が混ざっていたという。事が明るみに出れば藩の取り潰しは免れない。固い絆で結ばれた藩主・斎木高玖からの密命を帯び、真相を探るべく脱藩を装って、江戸での浪人生活をはじめる惣三郎。江戸の市井でさまざまな人々と縁を結びながら切支丹本の行方を探ってゆくと、そこには藩主の伯父である斎木丹波の影が。密命を果たすため、東・・・
便利な購入方法
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【電子特典】十代の金杉惣三郎を描いた中篇「虚けの龍」収録
1999年著者が初めて時代小説に挑んだシリーズ「密命」。
豊後相良藩二万石の徒士組・金杉惣三郎は、固い絆で結ばれた藩主からの密命を帯び、真相を探るべく脱藩を装って江戸での浪人生活をはじめる。運命は思わぬ方向へ惣三郎を運んでゆき・・・・・・。
剣豪小説であると同時に、家族それぞれの絆、成長や挫折、喜び哀しみを描写して26巻完結となったシリーズを合本化。
※この電子書籍は2021年4月に配信を開始した電子版『完本 密命 巻之一 見参! 寒月霞斬り』から『完本 密命 巻之二十六 晩節 終の一刀』全26巻を合本にしたものです。 -
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上覧剣術大試合のあと、惣三郎は家族に会わぬまま、ふたたび姿を消した。
あれから5年、大目付に任ぜられた清之助は、親子二代にわたる因縁を断つため、吉宗の重大な命を帯びて尾張へ向かう。
驚きの謎が明かされる最終巻。
*この電子書籍は祥伝社文庫から刊行された「完本 密命」を底本としています。 -
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国中から豪腕辣腕の武芸者が集結した上覧剣術大試合。吉宗が推挙する唯一の出場者・清之助のほかに、父・金杉惣三郎秘蔵の弟子である神保桂次郎も名を連ねていた。
すべてをなげうって厳しい修行に耐え、頂点に立つのは清之助か桂次郎か!
*この電子書籍は祥伝社文庫から刊行された「完本 密命」を底本としています。 -
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5年の武者修行を経て、飛鳥山の菊屋敷に清之助が帰ってきた。淡々と稽古に励む姿には隙がない。
剣術大試合開催まで10日余り。しかし神保桂次郎には大会への出場権がない。出場権を奪うべく、惣三郎と桂次郎は、尾張柳生の剣術家ふたりを倒し、江戸の尾張徳川家をたずねる。急遽もうけられた闘いの場で、桂次郎は厳しい修行を耐え抜いた証を見せつける。
*この電子書籍は祥伝社文庫から刊行された「完本 密命」を底本としています。 -
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惣三郎、清之助父子不在の江戸では、娘みわが昇平のもとへ嫁ぐ日を迎えていた。
金杉清之助は江戸に戻る前に師が眠る鹿島を訪れる。しかし清之助が目の当たりにしたのは、米津道場の意外な現状だった。父惣三郎は、仇敵の本拠地尾張にあった。清之助を倒すため、惣三郎はまたもや意外な行動に出る。
*この電子書籍は祥伝社文庫から刊行された「完本 密命」を底本としています。 -
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仙台城下より八戸に向かう清之助。巷を悩ます海賊サンボトジ党や、子供たちをかどわかした妖しげな巫女を成敗するべく、刀を振るう。
一方、父惣三郎は神保桂次郎とともに出羽三山で厳しい修行を重ねる。もはや妻子は惣三郎の心から消え、剣者として生きる決心をするが、いままでにない「問い」が心に生じるのだった。
*この電子書籍は祥伝社文庫から刊行された「完本 密命」を底本としています。 -
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金杉惣三郎は神保桂次郎をつれて江戸を出奔した。残されたしの、みわ、結衣はその行動に驚き、煩悶する。
剣術大試合まで半年となり金杉清之助は仙台・伊達家城下で修行に励んでいた。また、父惣三郎も仙台を目指していた。神保桂次郎に武芸で知られた仙台の道場で経験を積ませようと考えたのだ。その行動は清之助をも苦しめてゆく――。
*この電子書籍は祥伝社文庫から刊行された「完本 密命」を底本としています。 -
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父惣三郎からの書状で上覧剣術大試合開催を知るや、佐渡を出立して越後に修行の場を移した清之助。長岡へ向かう途中、討手に追われる姉弟と出会う。彼女らは村上藩の内紛を報せる密書を父に託され、江戸に向かう道中だという。次々に押し寄せる刺客。清之助は姉弟を江戸に送り届けるべく、策を巡らす。
その頃江戸では惣三郎の驚くべき宣言が、一同を当惑させていた!
*この電子書籍は祥伝社文庫から刊行された「完本 密命」を底本としています。 -
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酒が朝に残り、大小を重く感じるようになったことで金杉惣三郎は自身の老いを実感していた。そんな折、具足武者が惣三郎を襲う。辛くも倒したものの、振り返ると具足武者の姿はない。
具足武者に惣三郎暗殺を命じたのは、吉宗の勘気を蒙り、家紋断絶の上切腹した石河讃岐守常泰だった。その裏には、戦国の世が遠くに去り、かたちばかりになった武芸の闇が隠されていた。武芸の衰退を憂える吉宗は、清之助の名を挙げ、再び上覧剣術大試合を開催せよと老中水野忠之に命じる。
*この電子書籍は祥伝社文庫から刊行された「完本 密命」を底本としています。 -
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百万石の禄高をもつ加賀金沢藩。その栄華も今は昔、きびしい財政難に喘いでいた。金沢城下を訪れた清之助の前にも、金で雇われた刺客・関左兵衛が現われる。いったい誰の差し金なのか?
斬り合いを制した清之助は、関の遺言に従い、十両を菩提寺に届けるべく、一路高岡を目指すのだが・・・・・・。
*この電子書籍は祥伝社文庫から刊行された「完本 密命」を底本としています。 -
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金杉清之助は若狭国小浜城下に到着した。敦賀へと向かう道中、騎馬軍団海天狗の乱暴狼藉を目の当たりにした清之助は、南次郎、たかとともに策を練り、南蛮兜の首領を船上の決闘で討ち果す。
鯖江城下から永平寺へと足を運んだ清之助は、「血と怨念に穢れた身を浄め、初心に戻りたくなるときがございます」と食を断ち、暗黒の岩穴に籠もる「三十三日闇参籠」に挑むのだった。
*この電子書籍は祥伝社文庫から刊行された「完本 密命」を底本としています。 -
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享保十年早春、惣三郎と結衣がようやく江戸に帰ってきた。皆に薦められ、力丸を連れて一家水入らずで飛鳥山の菊屋敷で旅の疲れを癒やすことにした惣三郎。隠居暮らしのような穏やかな日々のなかで、自らの老後に思いをはせる。
近隣の「烏鷺荘」に引っ越してきた老人が、惣三郎を囲碁に誘うが・・・・・・。
鍾馗の昇平が大活躍する16巻!
*この電子書籍は祥伝社文庫から刊行された「完本 密命」を底本としています。 -
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