あなたと原爆~オーウェル評論集~
ジョージ・オーウェル(著)
,秋元孝文(訳)
/光文社古典新訳文庫
作品情報
原爆投下のわずかふた月後、その後の核をめぐる米ソの対立を予見し「冷戦」と名付けた表題作「あなたと原爆」、名エッセイ「象を撃つ」「絞首刑」など16篇を収録。ファクトとフェイク、国家と個人、ナショナリズムとパトリオティズムなど、『1984年』に繋がる先見性に富む評論集。
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商品情報
- シリーズ
- あなたと原爆~オーウェル評論集~
- 著者
- ジョージ・オーウェル, 秋元孝文
- 出版社
- 光文社
- 掲載誌・レーベル
- 光文社古典新訳文庫
- 書籍発売日
- 2019.08.20
- Reader Store発売日
- 2020.04.24
- ファイルサイズ
- 0.8MB
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この作品のレビュー
平均 4.4 (10件のレビュー)
-
毎年8月は太平洋戦争(第二次大戦を含む)とりわけ原爆について書かれたものについて読むことにしてるんです
と言っても今年で2年目ですがw
8月になると急にそんなこと言い出すのは偽善的な匂いもしちゃい…ますが、まぁなんにも考えずにいるよりは、はるかにマシかなとも思うのですよ
ちなみに去年は『ある晴れた夏の朝』を読みました(これは本当に良書なんで特に中高生にはもう強制的にも読ませたいです)
で、今年はその段階で本書を読もうと決めてたんですが、ちょっと思ってたのと違った
もっと原爆についてたくさん書かれてるんかと思ったら違かったです
それでも、第二次大戦前後に書かれた評論集は戦争について多くのことがさすがのオーウェル的視点で書かれていて凄く考えさせられました
でも、多分半分もわかってないと思う
分かってないんだけど『光文社古典新訳文庫』シリーズの素晴らしい解説でなんとなく分かった気にさせられてしまう
あれはよくない
ほんとよくない
あの素晴らしい解説はほんとよくない(何かが矛盾している)
めっちゃ引っ張られてつい自分の意見のように書いちゃうもん
なので、見当違いと言われることを恐れずに、半分も分かってないだろうなと思いつつも自分の思ったことを書き記しておこう
オーウェルが白日の下に晒したかったのは戦争の持つ、あるいは戦争をしたがってる人が持つ「こっけいさ」だったのではないかと思う
なんのために戦争するのか、どうなれば勝利なのかほんとは分かってないんじゃない?
自己弁護の成れの果て、自己矛盾からの逃避が戦争なんじゃね?
自己を省みずに本当の自分を認めず、うわべを取り繕ってかっこつけてるだけじゃね?
大衆の中に自分を紛れ込ませて責任逃れしてるんじゃない?
単純に戦争ダメ!じゃなくてきちんと戦争に至る道をつまびらかにすることで、馬鹿馬鹿しさに焦点を当ててる
そんな気がしたけど
ぜんぜん違うかも!w
だって難かったんだもん!続きを読む投稿日:2023.08.09
全部で16篇のエッセイ。良かったのは、以下の5篇
Ⅰ
あなたと原爆
復讐の味は苦い
Ⅱ
象を撃つ
Ⅲ
イギリスにおける反ユダヤ主義
Ⅳ
ガンジーについて
1945年10月19日にトリビューン紙上…に発表された表題作は、原爆投下の僅か2ヶ月後に、米ソ両超大国間の冷戦を予言したもので、冷戦(Cold War)という言葉自体、このエッセイが世界で初出らしい。フランス革命に対するエドマンド・バークの省察といい、イギリス人知識人の先見性は大したものだと思う。
「ガンジーについて」では、聖人視されることの多いガンジーは、聖人ではなく、イギリスからのインドの平和裡の独立を最終目的とする政治家である、という前提で評論している。その中では、イメージとは随分違う言説も登場し、自分のガンジー像を修正せざるを得なかった。
(以下、「ガンジーについて」より抜粋)
P270
普通の人間にとっては、特定の人を、他の人間以上に愛するからこそ愛なのであって、そうでなければそれは愛ではない。
P274
ドイツのユダヤ人は集団自殺をするべきだ、そうすれば「世界の人々とドイツの人々がヒトラーの暴力に目を覚ますことになっただろう」
続きを読む投稿日:2024.02.18
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