コミック
あの人は悪魔
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朝起きて顔を洗いまず机の前に座る。メールをチェックして生活のための記事を書く。時々徹夜して生活時間がずれていく。たまの息抜きは取材と称したCDショップ巡り。それが27歳売れないフリーライターの私の日常。大学時代に付き合い始めた太一との同棲生活も、もう5年。太一は優しいし、私の仕事に理解があるし、とてもいい彼氏・・・なんだけど、最近はレス気味・・・。居心地は良いけれど刺激の無い毎日。そんな折掛かって来た1本の電話。その誘いに乗らなければ、このまま退屈だけれども平穏な日々が続いたのかも知れない。でも・・・
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誰からも理解を得られない孤独な日々。家の中はお義母さんが買ってきたベビーグッズで溢れていく。その中に私が選んだ物はない。
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憂鬱で堪らないお義母さんとの共同生活。だけど蓋を開けてみたら意外と上手くやれそう・・・?ただ心配なのは太一の酒量が増えている事。それとなくお義母さんに相談してみると・・・。「・・・きっとストレスじゃない?」
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「私と別れてください」振り絞るように告げた言葉。しかし答えを聞く前に、禅は太一が連れて来た警備員に連行されてしまった。そして退院し、自宅に戻った私を待ち受けていたのは・・・。
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禅とは別れよう。退院したら禅にちゃんとそう伝えよう。そう決意したものの、太一の疑心暗鬼は留まる所を知らず、次第に暴力的になっていく。そんな折、禅が再び病室を訪れた。
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あなたは知らないでしょうけど、私は高校生の頃からあなたを見てた。あなたの周囲にはたくさんの人がいたけど、私にはあなたしかいなかった。だから私だけを見て欲しかった。
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「私が至らない妻だから、あなたにご迷惑をお掛けしてごめんなさいね」「子供は私たちが大切に育てますから」え・・・何?何を言っているの?雨の音が五月蝿くて、よく、聞き取れない・・・。
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誰もが太一を良い旦那様だと褒める。そうしてどんどん外堀が埋まって私は孤立していく。「いっそこの子が産まれなければ」
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太一が周りから固めて、私を逃さないようにしているのがわかる。耐え切れず、ついに不倫の事を告白するが――・・・。「知ってるよ?だから、なに?」
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あれから私たちは、お互いにあの日の話題を避けて何事もなかったように過ごしている。それでもぎこちない空気は誤魔化すことができない。早く別れ話を切り出さなきゃ、そう思っていた矢先ーー・・・。
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編集長との関係が復活してしまった。だけどその日以降、太一の帰宅が早くなり、編集長と遅くまで一緒にいる事ができない。ある日編集長との食事の帰り、たまには外食でもと太一から誘いの電話が入り・・・。
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写真と一緒に送られた手紙には編集長と初めて会ったバーに来いと書いてあった。そこで私を待っていたのは見知らぬ男。写真と引き換えに大金を要求され、窮地に立たされた私を救ってくれたのは・・・。
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あれから数ヶ月、色々なものを忘れる様に仕事に打ち込んだ。付き合い始めた記念日、太一に指輪を渡され私は結婚を了承した。でもセックスする気にならない。最後にした編集長とのそれが忘れられなくて。
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