大前研一 稼ぐ力をつける「リカレント教育」――誰にも頼れない時代に就職してから学び直すべき4つの力
大前研一(著)
/プレジデント社
作品情報
【内容紹介】
令和の時代を迎え、大前研一氏がもっとも訴えたいテーマの1つがこの「リカレント教育」です。
リカレント教育とは、社会に出てから10年おきに「学び直す」ことを意味しますが、大前氏が強調するのは、稼ぐ力をつけるための学び直しです。
社会の急速なデジタル化により、大学や大学院で学んだことも一瞬で陳腐化してしまう時代です。
このままでは定年まで乗り切ろうとする発想では生き残れません。
リカレント教育の意義、答えのない時代に求められる自ら答えを見つけ突破力をつける生き方がわかります。
【著者紹介】
早稲田大学卒業後、東京工業大学て?修士号を、マサチューセッツ工科大学(MIT)て?博士号を取得。日立製作所、マッキン セ?ー・アント?・カンハ?ニーを経て、現在(株)ヒ?シ?ネス・フ?レークスルー代表取締役会長、ヒ?シ?ネス・フ?レークスルー大学学長。著書は、『「0から1」の発想術』『低欲望社会「大志なき時代」の新・国富論』(共に小学館)、「日本の論点」シリース?(小社刊) なと?多数ある。
【目次抜粋】
まえがき
第1章 人工知能時代の「リカレント教育」
第2章 デジタル時代に不可欠な「リカレント教育」
第3章 「リカレント教育」で日本の教育は変わる
第4章 北欧、ドイツの「リカレント教育」先進国から学べ
第5章 「リカレント教育」で構想力を育てよ
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商品情報
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この作品のレビュー
平均 3.3 (10件のレビュー)
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このレビューはネタバレを含みます
著者が長年にわたりリカレント教育に力を入れていたことは初めて知ったが、本書の内容自体は人生100年時代と言われてからはどこでも聞くようになった生涯学習(老後の趣味という意味ではなく、社会人も常に学び続ける学習)の必要性を訴えるだけの内容であった。
レビューの続きを読む
北欧などに比べて、いかに日本政府や企業の動きが遅れているのかを著者の実体験も踏まえて指摘している点や、自身でもリカレント教育できる場を提供していることは評価できるが、著書としてはそこまでであり、何かを得たという感じは正直なかった。
著者の主張は以下のとおりである。
・政府がセーフティネットと教育する場を用意すべき。
・企業はこれまでのようなOJTに頼った社内にだけ通用するスキルではなく、社外でも通用するスキルを身につけられる研修を用意すべき。
・社会人は一社に留まることに執着せず、政府が用意したセーフティネットを活用して積極的にリカレント教育に取り組むべき。投稿日:2019.12.08
人を辞めさせなくくしている今の方向性とか、同一労働同一賃金は日本の競争力を低くするとか、ちょっと強者、あるいはブラックな経営者の論理かなぁ、なんて思うところもあるんだけどさ。読んでいくと、その根拠と考…え方の筋道が示され、なるほどなぁと思う。経営者、強者よりかと思いきや、一方で一億円で社員のリストラを敢行した三越伊勢丹について
「四八歳といえば、本来は脂の乗った働き盛りの年代だ。それを再教育の機会も与えずに放り出すというのは、経営者の責任放棄である。」
「二五年間一緒に働いてきた社員を解雇しておきながら、海の物とも山の物とも分からない人を大量採用したというのは、トップが腐っているとしか言いようがない。」
と、厳しい。こういうところに何を目指しているのか、ということが感じられて説得力があると思う。
刺激的な本だった。
俺ももっと、勉強しよう。稼ぐとか、生きていくということも大事だし、それにその方がなんか張りが出て楽しいよね。続きを読む投稿日:2021.01.22
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